今回も前回に引き続き、1年で最も決算月が集中する3月期の中で、企業の本業の利益に当たる営業利益が増益予想となっており、配当+優待利回りが良好な株主優待株を四季報を参考にご紹介します。

新型コロナがまだまだ日常を脅かす中で、業績のトレンドはこのまましばらく続くのでしょうか。

3月期は株主優待株多数のため、数回に分けて証券コード順にご紹介します。

株価その他の情報は2/19終値時点でのYahoo!ファイナンスから引用しています。

(1) 学究社

学究社
≪画像元:学究社≫

「学究社(9769)」は、東京西部を地盤に小中学生向け進学塾「ena」を展開する企業であり、この「ena」は特に都立中高一貫校受検に強みを持つ塾です。

第3四半期決算に決算によると、コロナ禍においても映像授業などをいち早く導入しました

学校の長期休みの短縮の中でも夏季講習・冬季講習などを通常通りの時間数を確保して行った結果、生徒数が増加し増収増益となりました。

四季報によると、21年3月期については大幅増益予想、22年3月期も都立中高一貫校受験生を軸に生徒数拡大で増収増益予想です。

配当+優待利回りは約5.7%と高利回りです。

・ 株価 1,318円

・ 最低購入代金(100株)13万1,800円

・ 権利日 3月末日

・ 配当 65円

株主優待

クオ・カード

100株以上 1,000円分

(2)イエローハット

イエローハット
≪画像元:イエローハット

「イエローハット(9882)」は、カー用品販売2位の企業で、グループ店向け卸売りと自社小売が柱となっています。

第3四半期決算によると、緊急事態宣言が解除された6月以降は客足も戻り、高単価商品の販売が好調に推移しました。

日本海側での豪雪の影響でタイヤチェーンなどの冬季商品の売り上げも伸びました。

その結果、売上高、営業利益とも過去最高を記録しました。

四季報によると、21年3月期、22年3月期とも増収増益予想です。

配当+優待利回りは、商品引換券を含めない場合でも約6.5%と高利回りです。

商品割引券は1,000円の買い物ごとに300円割引されるというものなので、クルマを保有していない方には利用しづらいかもしれません。

・ 株価 1,748円

・ 最低購入代金(100株)17万4,800円

・ 権利日  3月末日・9月末日

・ 配当 54円

株主優待

(1)割引券(1枚300円)(2) 商品引換券

100株以上 (1) 3,000円(割引券10枚)+ (2) 1枚

1,000株以上 (1) 7,500円(割引券25枚)+ (2) 1枚

3,000株以上 (1) 1万2,000円(割引券40枚)+ (2) 1枚

5,000株以上 (1) 1万5,000円(割引券50枚)+ (2) 1枚

(1) は、お買い上げ金額1,000円ごとに1枚(300円)利用可能。

 取扱店舗:イエローハット、車検センター、2りんかん、バイク館SOX

(2) は、イエローハット店舗で「油膜取りウォッシャー液 2.5L 1本」と引換え可能

(3) ヤマダホールディングス

ヤマダホールディング

「ヤマダホールディングス(9831)」は、家電量販店最大手の企業です。

第三四半期決算によると、オンライン授業やテレワーク需要、定額給付金支給による家電買い替え需要、そして郊外店が好調に推移したことなどが要因となり増収増益となりました。

四季報によると、21年3月期は増収増益予想、翌22年3月期はコロナ特需が鈍化し増収減益予想です。

「ヤマダホールディングス」といえば、先日株主優待変更を発表し長期保有制度がなくなったことで100株株主にとっては改悪となりましたが、改悪後でも配当+利回りは約4.7%と高い利回りです。 

・ 株価 534円

・ 最低購入代金(100株) 5万3,400円

・ 権利日  3月末日

・ 配当 10円

株主優待

優待券(500円)を進呈

100株以上 <3月末>1枚 <9月末>2枚

500株以上 <3月末>4枚 <9月末>6枚

1,000株以上 <3月末>10枚 <9月末>10枚

1万株以上 <3月末>50枚 <9月末>50枚

※1回のお買い上げ金額(1枚の伝票またはレシート)が、税込み合計金額1,000円以上につき、1,000円ごとに1枚(500円)利用可能です。

(4) 日本管財

日本管財
≪画像元:日本管財

「日本管財(9728)」は、ビルや住宅の清掃、警備を中心とした総合管理会社です。

第三四半期決算によると、工事関連業務や臨時業務の受注が伸び悩んだ一方で、体制強化のための人件費が増加した結果、わずかに減収減益となりました。

しかし、四季報によると、上期に延期となった修繕工事などが復活し21年3月期は増収増益予想、翌22年3月期も建物・住宅管理が復調し増収増益予想です。

配当+優待利回りは約4.3%です。

「日本管財」の株主優待はカタログギフトが年2回いただけるので、優待好きで保有する方は多いのではないかと思います。

・ 株価 2,117円

・ 最低購入代金(100株)21万1,700円

・ 権利日 3月末日・9月末日

・ 配当 50円

株主優待

「ギフトカタログ」掲載品目から1つ

【100株以上】

保有期間3年未満:2,000円相当の「ギフトカタログ」掲載品目から1つ

継続保有3年以上:3,000円相当の「ギフトカタログ」掲載品目から1つ

(5) ショーエイコーポレーション

ショーエイ

「ショーエイコーポレーション(9385)」は、プラスチックフィルム包装資材の専門メーカーであり、ラッピングや配送も行っています。

第三四半期決算によると、100円ショップや量販店向け商品が大きく伸長したことにより増収増益となりました。

四季報によると、好採算の商品の伸びや巣ごもり需要の継続により21年3月期は増収増益予想、翌22年3月期も好採算分野の比率上昇で増収増益予想です。

配当+優待利回りは4%です。

・ 株価 1,000円

・ 最低購入代金(100株)10万円

・ 権利日 3月末日・9月末日

・ 配当 20円

株主優待

クオカード

100株以上 1,000円分

これまで数回に分け、コロナ禍の中にあっても好調な3月期株主優待株をご紹介してきました。

昨年秋以降から日経平均は上昇し続けており、株主優待株もここ最近やっと日経平均を後追いするような動きとなっています。

コロナ禍でも好調な株も上昇傾向ですが、今が狙い目か、それともピークか、悩みどころです。

ワクチンが普及しても、ウイルスが変異を続ける限りは以前の生活に戻ることは難しいと考えられるので、好調な企業・軟調な企業の流れはしばらく大きく変わらないのではと思います。

しかし、コロナの影響を最も大きく受けた外食・運輸・観光関連株などもアフターコロナを期待しやっと上向いてきましたので、現在の業績は厳しいですが逆張りするのであれば今から投資するのも1つの考えです。

現在バブル期以来の高値に沸く株式市場ですが、ワクチンの普及とともに世界の金融緩和が終了し、アフターコロナで株価が下がるといった見立てもあります

それが何か月後、何年後になるのかは分かりませんが、潮目を見極めることが重要です。(執筆者:取得優待は120以上 吉井 裕子)