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【プチリフォーム】相見積もりで3.5万円の節約に 適正相場をつかめる「業者対応」と「上手な断り方」

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【プチリフォーム】相見積もりで3.5万円の節約に 適正相場をつかめる「業者対応」と「上手な断り方」

おうち時間が増え、家のあちこちが気になり始める人も多いのではないでしょうか。

筆者も家で過ごす時間が長くなり、窓に設置した面格子が柵のように思え、気になってきました。

そこで面格子を思い切って取り外すことにしました。

上手な相見積もりの取り方と断り方

工務店へ直接依頼すれば仲介手数料を節約できる

面格子は今から10年ほど前に、10万円ほどかけて設置したものです。

当時の内訳は、面格子代が6万円で設置費用が3万円、そして諸経費が1万円程度でした。

当時は「相見積もり」という言葉も知らなかったため、1社にいきなりお願いをしました。

そして今回も特に疑問を持たず、設置した業者に直接電話をしました。

私が依頼した業者はマンションの管理会社です。

管理会社の営業担当がすぐにやってきました。

営業担当は

「取り外しにお金をかけさせては悪いので、今回は当社の仲介料はいただかず、下請けが直接請け負ったということにいたします」

と言いました。

つまり、設置するときにも管理会社ではなく、設置を行う工務店(管理会社からみれば下請け)に直接お願いすれば仲介料を支払う必要はなかったのです。

はじめての相見積もりで3万5,000円の節約に

見積書をみて驚きました。

取り外し費用3万円と諸経費2万円、面格子処分費用1万円の合計6万円です。

下請け会社は筆者の家からとても遠く、駐車場代やさまざまな経費が上乗せされていたようです。

そこで、初めて「近くの工務店にも見積もりを依頼してみよう」と思いました。

筆者の家の近くには、地元密着の工務店があります。

初めて「相見積もり」にチャレンジしました。

筆者は「見積もりだけでお願いしないかもしれませんが良いですか」と初めにことわりを入れたところ、工務店の方は「全く問題ないですよ」と快く答えてくれました。

「相見積もり」の結果、工務店は2万5,000円という見積もりでした。

ここまでの差が出るとは思っていませんでした。

勇気を出して相見積もりを取ったことで、3万5,000円も節約ができたのです。

高い値段の見積もりをだした下請け業者は、私の家から遠い会社だったため諸経費が高かった可能性もあります。

ただ、遠い客は「いちげんさん」になることがあるため、高く見積もられることもあるようです。

一方の地元密着の工務店は、1度の工事で「良い評判」がたてば客が客を呼んでくるため、良心的な値段で見積もる傾向があります。

地元の工務店は割安な費用で請け負う可能性が高い

相見積もりのマナーを守って適正な競争をしてもらう

相見積もりは、数社から見積もりをとり、金額や内容を比較して業者を選ぶことをいいます。

相見積もりをとることは、消費者として当然のことですがいくつか守りたいマナーがあります。

相見積もりをとる人は「1番値段が安い見積書を作ってきた業者に依頼しよう」と思います。

そのため、業者間の競争意識を高めさせようと、ライバル業者の見積書を相手にみせてしまう人がいます。

しかし、ライバル業者に他社の見積金額をばらすことはマナー違反です。

あとから見積書を出す業者は、前の業者よりも安くするに決まっています。

最初に見積もりを出した業者は、他社に安い見積もりを出させるための材料になってしまうのです。

「いくつかの業者に見積もりを作っていただいています」

と相見積もりをとっていることを伝えることは、問題ありません。

むしろ相見積もりをとっていることを伝えれば、より適正な値段を意識する可能性はあります。

また、見積もりを依頼する条件はすべての業者に等しく提示しましょう。

条件がかわれば料金も変わります。

条件を等しくすることで業者は同じ土俵で競うことができ、ひいては消費者にとってもベストな判断ができるというメリットがあります。

見積書をつくることは業者からみれば一銭の利益にもなりません。

見積もりを出しても仕事の依頼がこなければ、タダ働きです。

相見積もりをとるときには、業者に失礼がないようにマナーは守りましょう。

リフォームの相見積もり

1番安いところがベストな業者とは限らない

相見積もりは、複数の業者からとり、その中で1番良いと思う業者を選びます。

注意したいことは、1番安い見積金額を出した業者が1番良いとは限らないことです。

多少高い見積金額だったとしても、その後のメンテナンスにお金がかからないリフォームだったり、長持ちする材料を使っていたりする可能性もあります。

見積金額に差がある場合は「なぜ高めの金額なのか」と内容について問い合わせてみてもいいでしょう。

相見積もりをとったあとの上手な断り方

相見積もりをとり、お願いする業者が決まったら、ほかの業者に断りの連絡をします。

見積書には「ご依頼いただける場合はご連絡ください」と書いてあるかもしれませんが、下見に来て見積書までもらったら、やはり結果の連絡をすることがマナーというものでしょう。

断る理由は

「見積金額と予算があわず今回は見送らせてください」

でかまいません。

また、今回は他社を選ぶことになっても、今後お世話になることがあるかもしれません。

今後のためにも最後には「また機会があったときにはよろしくお願いします」と添えておくと気持ちがいいでしょう。

リフォームや家の小さな工事は、相場がわかりにくいものです。

相見積もりは、安い業者を選ぶだけでなく、消費者が適正な相場を把握するためにも必要なステップです。

マナーを守って、お互いに気持ちのいいリフォームや工事をしましょう。(執筆者:クリエイティブな節約家 式部 順子)

《式部 順子》
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式部 順子

執筆者:美大卒 式部 順子 式部 順子

武蔵野美術大学卒。クリエイティブな発想で芸術エッセイや子育てアイデア、経験に基づいた就職転職記事まで幅広く執筆中の個性派フリーライター。身近にあるものを活用した節約術と時代の流れを読みながらの大胆な節約術を組み合わせながら日々節約を楽しんでいる。節約のモットーは「使うべきお金は使う!無駄な節約はしない!」ストレスフリーな節約術をメインに紹介。 寄稿者にメッセージを送る

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