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外国株に手軽に投資できる 東証上場の海外ETF「3つのメリット」

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外国株に手軽に投資できる 東証上場の海外ETF「3つのメリット」

コロナ禍以降、日経平均株価も大幅に上昇しましたが、それよりも勢いがあるのがNYダウやNASDAQなどのアメリカ市場です。

コロナ禍前においても、全体的に見ると国内市場よりもアメリカ市場のほうが勢いはありました。

また、運用をする際には運用対象を分ける必要性についてよく言われていますが、その中で地域を分散させることについても言われています。

ところが、外国株式を購入するとなると購入方法や銘柄選定などについて、国内株式を購入する時よりも複雑で躊躇してしまう方もいることでしょう。

そのような方に、手軽に外国株に投資できる方法がありますので紹介します。

外国株に手軽に投資できる 東証上場の海外ETFの 「3つのメリット」

外国株式を購入する方法と取引時間

外国株式を初めて購入する場合には、国内株式と同様に国内の証券会社にて「証券総合取引口座」を開設します。

「外国株式取引口座」の開設(口座開設料、口座管理料は無料の場合が多い)も必要です。

外国株式取引口座に日本円、またはアメリカの場合であれば米ドルなど当該国の通貨を入金して、取引画面において銘柄・購入単位を選択して購入します。

なお、証券会社によって細かい部分が異なるケースがありますのでご注意ください。

アメリカ市場の立合時間(取引時間)は時差の関係から日本時間の23時30分~翌朝6時00分(サマータイム時:日本時間の22時30分~翌朝5時00分)です。

それ以外の時間での注文受付時間は日本時間の19時00分~19時30分、日本時間での取引終了後から9時頃までなど証券会社によって決まっています。

予約注文もできる時間を含めて、事前に確認しておきましょう。

東証上場の外国株ETFとは

前述の内容を見て、面倒くさいと思われた方もいることでしょう。

購入するとなると「どの銘柄を購入するのか?」という点も気になることでしょう。

皆さんが外国の企業を知っていたとしても、国内企業ほどの情報はどうしても少なくなりますよね。

しかし、個別の企業の情報を詳しく知らなくても、NYダウやNASDAQなど外国株式の指標に連動するインデックスファンドを選択することで外国株式に投資できるのです。

指標に連動しますので、個別銘柄と比べて情報が少ない中でも投資をしやすいと言えます。

このインデックスファンドに投資する際の信託報酬についても触れておくと、東京証券取引所に上場しているETFの場合には、運用中に差し引かれる信託報酬も投資信託よりも低いのです。

NYダウやNASDAQに連動するETFだけではなく、欧州や中国なども含めて、で56のETFが上場しています(2021年5月末日時点)。

また、2万円以下で購入できるETFも多いので、少額から取引できます

東証上場の外国株ETFのメリット

ここからは、東証上場の外国株ETFのメリットを見ていきましょう。

1. 国内株式と同じ方法で取引できる

PTSとは
≪画像元:MINKABU THE INFONOID

東京証券取引所に上場されていますので、国内の取引時間内でリアルタイムにて取引できます

また、PTS(私設市場・夜間取引)でも取引できますので、国内株式と同じ方法で取引できます。

また、日本円で購入できますので、外国株式の購入の際に発生する為替手数料も発生しません

2.「NISA」「つみたてNISA」の活用もできる

東証上場の外国株ETFは「上場株式(国内上場ETF)」に該当しますので、全銘柄が「NISA」の対象です。

「つみたてNISA」では、一部の銘柄が対象になっています。

具体的には、

・ 上場インデックスファンド米国株式(S&P500)[1547]

・ 上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本 [1554]

・ 上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)[1680]

などです。

3. 為替ヘッジのETFもあり

直接、外国の市場で取引するとなると為替リスクが生じます

購入時よりも円安になれば為替差益も得られますが、円高になれば為替差損が発生します。

株式投資が目的ですので、為替リスクは避けたいという方もいることでしょう。

「為替ヘッジあり」であれば為替リスクの影響は及びませんが、円安による為替差益もありませんので注意してください。

具体的には、アメリカのS&P500指数に連動するETFには、

・ 為替ヘッジのあるS&P500指数(円ヘッジ)[2521]

・ 為替ヘッジなしのS&P500指数 [2633]

の両方があります。

海外ETFに慣れたら個別銘柄にチャレンジ

海外ETFには、外国債券や外国のREITを運用対象にしたものもあります。

海外ETFで慣れてきたところで海外の個別銘柄にチャレンジするのも1つの手です。

海外ETFも選択肢のうちの1つに加えることで、運用の幅が広がります。

ただし、値動きは国内と異なるケースもありますので、徐々に慣れていくようにしましょう。(執筆者:CFP、FP技能士1級 岡田 佳久)

《岡田 佳久》
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株式会社オーブレイン 代表取締役 (講演実績)一般向けセミナー、民間企業、高等学校、大学、資格専門学校、社団法人、NPO法人、商工会議所、男女共同参画センターなど(累計約1,000回以上)。(執筆実績)産経新聞、神戸新聞、Yahoo!JAPAN、ダイヤモンド社、わかさ出版など多数 ≪保有資格≫CFP、FP技能士1級、キャリアカウンセラー(CDA)、 1級DCプランナー(金融財政事情研究会) 、第二種証券外務員(未登録)、住宅ローンアドバイザー(金融検定協会) 寄稿者にメッセージを送る

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