この記事の最新更新日:2021年9月24日
一般的にゴールドカードは年会費1万円以上が相場ですが、楽天ゴールドカードは年会費わずか2,200円のため、興味を持っている方も多いでしょう。
しかし年会費「無料」で多数の特典が受けられるカードもありますので、2,200円でも年会費を払う価値があるのか、情報を集めてから判断したいですよね。
そこでこの記事では、楽天ゴールドカードについて知りたい人に向けて
・楽天ゴールドカードのメリット、デメリット
・年会費2,200円の損益分岐点
・楽天ゴールドカードに向いている人とやめた方が良い人
を解説します。
楽天ゴールドカードで自分がお得になれるかどうか、判断に役立ててください。

目次
楽天ゴールドカードの基本情報
楽天カードには年会費と特典に応じて3つのグレードがあり、ゴールドはちょうど真ん中のグレードに位置します。
グレード2:楽天ゴールドカード(年会費2,200円)
グレード3:楽天プレミアムカード(年会費1万1,000円)
1番オーソドックスな年会費無料の楽天カードと、楽天ゴールドカードの基本情報についてまとめると、以下のようになります。

楽天カードとの大きな違い4つ
楽天カードとの大きな違いは以下の4つです。
(1) 年会費の有無
(2) 利用限度額
(3) ETCカードの年会費
(4) 空港ラウンジの利用特典の有無
これらの違いを考慮して、年会費のデメリットを他の特典によるメリットが上回ると判断できればお得なカードです。
逆に言えば、その4点以外は年会費無料の楽天カードと同じということです。
ポイントに留意して、楽天ゴールドカードのメリットとデメリットをくわしくみていきましょう。
メリット1:楽天市場の利用時ポイント還元率が1%→3%にアップする
楽天ゴールドカードの基本還元率は1%で、100円につき1pの楽天ポイントがもらえます。
たまった楽天ポイントは「1p = 1円」として、支払いや楽天ポイント加盟店での買い物に使えます。
さらに楽天市場での買い物については、楽天カード保有者への特典として、
します。
ただし「楽天市場での3%還元」は年会費無料の楽天カードと同じ特典内容です。
2021年4月のSPU改定以前には、楽天ゴールドカード保有者が楽天市場で買い物をした際には5%還元が受けられていました。
しかし改定により、楽天カードと同じ3%還元に条件が引き下げられてしまったのです。
楽天市場でのポイント付与率が楽天カードと変わらないのであれば、他のメリットで年会費分をペイできるかがお得の分かれ目となります。
2つ目以降のメリットもみていきましょう。
メリット2:誕生月は楽天市場&楽天ブックスで+1倍
2つ目のメリットは、
です。
SPUの改定に合わせて2021年4月からスタートした新しい特典で、楽天カードにはないゴールド独自の内容です。
誕生月の楽天市場&楽天ブックス購入でもらえる1%分の楽天ポイントは
・上限は2,000pt
です。
ここで満額ポイントを獲得できれば、年会費2,200円のうち2,000円分はペイできます。
メリット3:ETCカードが無料付帯
3つ目のメリットは、ETCカードが無料で付帯する点です。
年会費無料の楽天カードでもETCカードを発行できますが、年会費550円が別途必要です。
楽天ゴールドカードの場合は、申込すればETCカードが無料でついてくるので、年会費550円分はお得になれます。
※楽天PointClubの会員ランクがプラチナ会員またはダイヤモンド会員の場合は、楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードを保有していなくてもETC年会費が無料となります。(2021年9月24日追記)
メリット4:空港のラウンジが年2回まで無料
4つ目のメリットは、空港のラウンジが年2回まで無料で利用できることです。
対象の空港ラウンジは以下です。
<北海道>
新千歳空港 函館空港 旭川空港
<東北>
青森空港 秋田空港 仙台国際空港
<北陸>
新潟空港 富山空港 小松空港
<関東>
成田国際空港 羽田空港※
<中部>
中部国際空港セントレア 富士山静岡空港
<近畿>
関西国際空港 伊丹空港 神戸空港
<中国>
岡山空港 広島空港 米子鬼太郎空港 山口宇部空港 出雲縁結び空港
<四国>
高松空港 松山空港 徳島阿波おどり空港
<九州>
福岡空港 北九州空港 九州佐賀国際空港 大分空港 長崎空港 阿蘇くまもと空港 宮崎ブーゲンビリア空港 鹿児島空港
<沖縄>
那覇空港
<海外>
ハワイ/ダニエル・K・イノウエ国際空港 韓国/仁川空港
※ただし、羽田空港国際線旅客ターミナルのラウンジは利用できません。
空港ラウンジが無料で利用できるのはうれしいですが、年2回という制限がネックです。
上記の空港を出張などでしょっちゅう利用する場合には、あっと言う間に制限回数を超えてしまいます。
年2回と言えば、旅行や帰省などが想定されるので、この頻度と行先が合っている場合にはメリットとなります。

メリット5:トラベルデスク利用可能
ニューヨーク・ホノルル・パリ・ミラノ・上海など、世界38拠点の現地のトラベルデスクを利用できます。
・パスポートやカードの紛失や盗難の相談
・病気やけがなどの対応
・観光先やレストランの紹介、手配
・荷物の発送 など
のサポートを受けられます。
コロナ禍の現在では利用シーンが少ないかもしれませんが、海外旅行が気軽にできるようになればメリットとなるでしょう。
メリット6:利用可能限度額が200万円までアップする
楽天ゴールドカードの利用可能限度額は200万円です。
楽天カードの利用限度額は100万円なので、最大で倍の金額まで利用できます。
100万円では限度額が足りない方にとってはメリットとなりますね。
メリット7:ステイタス感覚が味わえる
というステイタス感覚も、大きなメリットです。
ゴールドカードの年会費は1万円が相場ですから、年会費2,200円でゴールドカードを持てるのは楽天ゴールドカードの強みと言えるでしょう。

年会費の損益分岐点は「楽天市場で誕生月に20万円の買い物」
年会費2,200円を特典などでペイできるかどうか、損益分岐点について考えてみます。
SPUの改定により「楽天市場で年じゅう+2倍」の特典がなくなり、通常カードと同じ条件となりました。
新たに追加された誕生日特典は「誕生月に楽天市場・楽天ブックスでの買い物で+1倍」ですから、ここで上限の2,000ptを獲得すれば年会費ペイに近づきます。
残りの200円はETCカードを発行すれば、ETC年会費550円分が無料になるので、合計2,550円お得になり年会費の元が取れます。
20万達成のカギは「楽天ふるさと納税」
2,000ptを1%還元で獲得するには、20万円の購入金額が必要です。
ひと月20万円ですからけっこう厳しい金額ですが、「楽天ふるさと納税」を活用すれば不可能な数字ではありません。
「楽天ふるさと納税」は楽天市場内にあるふるさと納税のポータルサイトで、納税金額に応じて通常の買い物と同じように楽天ポイントがもらえます。
ふるさと納税は金額が大きいことが特徴ですから、その強みを活かして購入金額を積み上げていけばひと月20万円も見えてくるのです。
例えば、楽天ふるさと納税で寄付金額10万円以上の返礼品を検索すると、3万件以上がヒットします。(2021年9月20日現在)
【10万円以上の納税先と返礼品例】
・ エアウィーヴ01シングルマットレス【愛知県幸田町】19万4,000円
・ 1年間!毎月届く定期便「厚真のお米」10kg【北海道厚真町】17万8,000円
・ HITACHI圧力スチームIH炊飯器(5.5合用)RZ-W100EM(K)【茨城県日立市】19万円
このような返礼品なら冷蔵庫がいっぱいになることはありませんし、無理なくポイント獲得をねらえます。

ふるさと納税の控除上限額が20万円になるのは、年収1,085万円(配偶者なしの場合)です。
20万円が控除上限となるには高い年収が必要ですが、当てはまる方はゴールドカードの年会費をペイできる確率が高いでしょう。
デメリット1:年会費ペイの条件が以前より厳しい
デメリットとして1番に挙げられるのは、やはり年会費ペイの条件が以前より厳しくなったことです。
2021年4月まではSPU「楽天市場で+2倍」の特典があったため、楽天市場で年間11万円購入する人なら年会費をペイできていました。
月額に直すと約9,000円ですから、日用品やお米や水などを楽天で全て調達していれば、そこまで無理をせずとも元が取れたのです。
しかし現在は年会費ペイには高いハードルがあるため、以前よりメリットを感じにくくなっています。
デメリット2:American Expressは作れない
楽天ゴールドカードはVisa、Mastercard、JCBの国際ブランドを選択できますが、American Expressは選べません。
楽天カードならAmerican Expressを選択できるので、American Expressが良い方は楽天カードにしましょう。
デメリット3:旅行傷害保険の補償内容が楽天カードと同じで、かつ「利用付帯」である
楽天ゴールドカードには旅行傷害保険がついていますが、補償内容は楽天カードと同じです。
また「利用付帯」のため、旅行代金の支払いに楽天ゴールドカードを利用していないと、補償の適用が受けられません。
「利用付帯」で海外旅行保険の補償額が最高2,000万円なら、楽天カードを筆頭に年会費無料でも同じ補償が受けられるクレジットカードがみつかりますので、旅行傷害保険の内容で見るとお得感はありません。
楽天ゴールドカード申込方法には2つのルートがある
楽天ゴールドカードの申込方法には2つのルートがあります。
1. 新規申込
楽天カード自体が初めてという方は、新規申込を対象としたキャンペーンを行っている場合がありますので、チェックして特典の多い時期に申込みましょう。
直近では2021年9月に「新規申込で1万ptプレゼント」というキャンペーンがありました。
キャンペーンを利用すれば、年会費分以上のポイントを獲得できるので、ぜひ活用してください。
2. 切り替え
すでに楽天カードを持っていて、楽天ゴールドカードに切り替えたい場合は、「切り替えキャンペーン」を行っているときに申し込むと良いでしょう。
登録したメールアドレスあてに「切り替えのご案内メール」が送られてくる場合もあります。
キャンペーン中に申し込むと2,000pt程度の還元があるので、ETCカードもいっしょに申し込めば、初年度の年会費をペイできますのでオススメです。
審査は通りやすいのか
楽天ゴールドカードに申し込めるのは、
・ 安定した収入があること
の2つが条件です。
楽天ゴールドカードの審査の細かい条件については公開されていませんが、他のゴールドカードより年会費が少ないことから、あまり厳しくないことが予想されます。
ただし「安定した収入があること」が条件ですので、年収よりも雇用形態について問われる可能性があります。
これまでのクレジットカードの利用経験で何度も滞納しているなど、ブラックリストにのるようなことをしていなければ、20歳以上の正社員として数年間勤めている人は、さほど心配しなくても審査に通るのではないでしょうか。

楽天ゴールドカードに「向いている人」5タイプ
楽天ゴールドカードに「向いている人」を5タイプ紹介します。
1. 2枚目の楽天カードを作りたい人
楽天カードは2021年6月より2枚目を持てるようになりました。
そのため、すでに年会費無料の楽天カードを持っている場合、切り替えではなく
という新たな選択肢が加わりました。
楽天カードを2枚持ちするメリットは、
・ 特典の異なるカードの使い分けで、お得な機会を増やせる
・ 引落口座を分けて、家計管理をスムーズにする
などです。
2枚の楽天カードを保有しても、楽天ポイントは1つの楽天IDに紐付けされて合算されますので、ポイントがバラける心配もありません。
2. 誕生月に楽天市場で20万円以上買い物をする人
先述のとおり、誕生月に楽天市場・楽天ブックスで20万円以上利用できる見込みがある人は、年会費をペイできるので楽天ゴールドカードに向いています。
3. 少ない年会費でゴールドカードを保有したい人
という人には、年会費2,200円の楽天ゴールドカードはちょうど良いカードと言えます。
4. 利用限度額が100万円では足りない人
利用限度額が楽天カードの100万円では足りない人も、楽天ゴールドカードに向いています。
5. 年2回旅行や帰省をする人
旅行や帰省などで年2回空港ラウンジをしそうな人は向いていると言えます。
やめた方が良いのはこんな人
楽天ゴールドカードを持つのをやめた方が良い人は、「ポイントアップのみが目的の人」です。
楽天ゴールドカードはSPUの改定により、楽天市場でのゴールドカード独自のポイントアップ特典はなくなり、年会費無料の楽天カードと同じ特典になってしまいました。
ポイントアップだけが目的であれば、楽天ゴールドカードはもう目的に沿っていないので、年会費無料の楽天カードにダウングレードをおすすめします。
メリット・デメリットを総合的にみて、楽天ゴールドカードを持つかどうか判断してください。(執筆者:石田 彩子)