毎日のように値上げのニュースが飛び込んでくるようになりました。

こんな時だからこそ、家計をしっかり管理できると安心です。

家計管理は生活を支える要ですが、学ぶ機会は意外と少なく、「これでいいのだろうか」と不安を感じる人も多いと思います。

本から学ぶ家計管理

この記事では、家計管理を学べる本を3冊紹介します。

本代の節約法と合わせて活用し、値上げラッシュを乗り越えていきましょう。

『不安な時代の家計管理』 林總 著

「急に収入が減った人」や「先行きの収入不安を抱えている人」に向けて、家計をどのように管理していったらよいかが書かれた本です。

コロナ禍の収入減から家計を守ることを念頭に書かれていますが、

・家計の現状を把握する

・予算を決めて生活する

ことを主軸に、ひとまず3か月で家計を立て直すやり方が学べます。

「財産目録」と「収支・予算ノート」の2冊のノートを使って家計を管理していくのが特徴。

会計の考え方を取り入れた家計管理の基礎がわかりやすく簡潔に書かれているので、収入減のみならず値上げの支出増など家計のあらゆる変化に対応できます。

どんなに不安でも、どんなにお金がなくても、正しい数字を机の上に乗せ、見える状態にすると、かならず光が見えてくる。やるべき「次の行動」がわかってくる。
『不安な時代の家計管理』より引用

やみくもに不安がらずに数字と向き合ってみようと励まされる一冊です。

・ 家計を管理する力をつけたい人

・ 日々の家計だけでなく資産状況も管理したい人

におすすめです。

『1年で100万円貯められるゆる貯め家計』横山光昭 著

ゆるいイラストで手に取りやすい表紙そのままに、マンガで楽しみながら家計管理を学べる一冊です。

「ぶれない力」「せいとんする力」「組み立てる力」「工夫する力」「つづける力」の5つの力を身につけて、一生お金に困らないようになることを軸として書かれています。

「ゆる貯め家計」というタイトルの通り、

・ 費目分けしない

・ 100円単位で書く

・ 週単位で管理する

など、無理なく続けられる方法を推奨しています。

マンガと図解が多くあっという間に読めて、お金の基本を知るところから家計を管理し貯めるところまでのステップがしっかりとわかる本です。

値上げ続きでじわじわと感じる不安を、楽しみながら払拭できます。

・ 家計簿に挫折した経験のある人

・ 細かく書き込んだり計算したりするのが苦手な人

におすすめです。

 

『コロナに負けない!荻原博子の家計引き締め術』 荻原博子 著

タイトル通り、コロナ禍の家計逼迫を乗り越えるための策が学べる一冊です。

「家族みんなで資産の棚卸し」をして「収入を増やすより、支出を減らす!」ことを軸に家計を管理していく術は、値上げラッシュへの対応策としても有効です。

支出を減らす策の一環として、

・ 保険の見直し

・ 住宅ローン返済

についての具体策がボリュームたっぷりに挙げられています。

さらに、税金や公共料金の支払いに困ったらどうするかなど、危機的な状況から抜け出す方法がわかります。

みんな苦しい。けれど、やまない雨はない、明けない夜はない。その雨が、その夜が終わるまでの間、なんとかみんなで生き抜きましょう!
『コロナに負けない!荻原博子の家計引き締め術』より引用

今の状況をなんとか乗り切ろう、という思いを行動へ移す力を与えてくれる本です。

・保険や住宅ローンの固定費を見直したい人

・税金などの支払いが滞ってしまいそうな人

におすすめです。

荻原博子さん著「マネーの達人」過去の記事

本代の節約方法

本代は自分への投資と考えてよいですが、もちろん節約することが可能です。

本代節約に外せない図書館の便利な活用法と、電子書籍読み放題サービスのKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)について紹介します。

図書館の便利な活用法

図書館を利用したいけれど忙しくてなかなか足を運べない、そんな場合に役立つ利用法が3つあります。

1. 本を予約しておく

読みたい本をあらかじめネットで予約しておけば、図書館で本を探すことなくすぐに受け取れます。

利用したい図書館に希望の本が置いてなくても、市内の他の図書館などと連携して本を用意してもらうこともできます。

2. 勤務地にある図書館を利用する

図書館は住んでいる市のものしか利用できないわけではありません。

多くの図書館では、その土地にある会社に勤務していたり、学校に通っていたりすることでも利用者カードを作れます。

毎日行く場所に近い図書館であれば、利用しやすくなるでしょう。

3. 電子図書館を利用する

電子図書館とは、電子図書を借りられる図書館のことです。

インターネットに接続したパソコンやスマホなどがあれば、図書館に行くことなく電子図書を借りて読めます

コロナ禍で全国自治体の電子図書館サービス導入数が増え、272自治体で利用できるようになりました(2022年1月現在)。

住んでいる市や、勤務地などの自治体で電子図書館サービスを実施しているかどうか確認してみてください。

参照:一般社団法人電子出版政策・流通協議会ニュースリリース(pdf)

4. Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)の利用

Kindle Unlimitedは、Amazonが提供している電子書籍の読み放題サービスです。

月額980円のサービスですが、初回の30日間は無料です。

月に1冊以上の本を読むなら購入するよりも得ですし、試してみて合わないようなら無料期間中に解約できます。

今回の家計管理で紹介した『1年で100万円貯められるゆる貯め家計』はKindle Unlimited対象本となっています。

家計管理を学んで値上げに備えよう

今まで家計管理を後回しにしていた人も、これまで以上にしっかり管理していきたい人も、本の知識が役に立ちます。

家計の守りを固めて、値上げに対抗していってください。(執筆者:元銀行員 福島 怜実