Yahoo!ショッピングは7月から、一部の特典をPayPayポイントからヤフーショッピング商品券へ切り替えることを発表しました。
PayPayポイントは大半の方がご存じでしょうが、ヤフーショッピング商品券には耳なじみがありません。
そこで今回はこの改定はメリットがあるのか、今後のYahoo!ショッピングのお得な買い物方法について調査してみました。
目次
変更されるのは「5のつく日キャンペーン」
≪画像元：Yahoo! ショッピング≫
ヤフーショッピングにはポイントが倍増する日がいくつかありますが、「5のつく日キャンペーン」は、4％が加算されます。
特典の切り替えが告知されたのは、この「5のつく日キャンペーン」です。
【2023年5月現在、公表されている詳細】
| 開催期間 | 5日、15日、25日の5のつく日 |
| エントリーの有無 | 必須 |
| 条件 | エントリーと同一のYahoo! JAPAN IDでログインの上、次の何れかの方法で支払うこと ・PayPayあと払い ・PayPay残高 ・PayPayカード（旧Yahoo! JAPANカード） ・PayPayカード ゴールド |
| 特典 | 税抜きの商品単価からショッピングクーポンなどを値引きした後の金額の4％のPayPayポイント |
ヤフーショッピング商品券とは？
Yahoo!ショッピングが発行する、Yahoo!ショッピング内で商品を購入する際に利用できる金券です。
店舗側からすると、今回の変更で「リピート率向上、失効間際の駆け込み需要を狙える」といいます。
しかし我々消費者にとっては、PayPayポイントと比較するといくつかのデメリットが想定できます。
ヤフーショッピング商品券のデメリット1：利用できるのはYahoo!ショッピングのみ
PayPayポイントは、Yahoo!ショッピングでの買い物だけでなく、今や使える店舗数は370万店舗を超え、地方の小さな店舗でも利用できるところがあります。
汎用性が高いPayPayポイントに比べ、ヤフーショッピング商品券は2023年5月14日現在、Yahoo!ショッピングでしか使えません。
ヤフーショッピング商品券のデメリット2：有効期限がある
PayPayポイントは出金と譲渡はできませんが、保有上限も期限もありません。
一方ヤフーショッピング商品券は、期限が過ぎると利用できません。
商品券の確認方法は、次の図のようにYahoo!ショッピングのトップページ上部に商品券の合計額が表示されます。
≪画像元：Yahoo! ショッピング≫
クリックすると保有している商品券が一覧で表示され、上部には商品券の合計額と最短の有効期限、下覧には各商品券の利用可能額と有効期限が表示されます。
ヤフーショッピング商品券のデメリット3：使えないケースがある
クーポンと一緒に、併用することはできません。
また、注文と同時に「PayPayほけん・あんしん修理」「PayPayほけん・あんしん自転車」に申し込む場合は使えません。
デメリットを挽回するか？ 4％還元キャンペーン
以上のことから考えると、今回の改定は正直あまりメリットがあるとは思えません。
ですが、次のようなキャンペーンが告知されました。
≪画像元：Yahoo! ショッピング≫
ただし現在、「ヤフーショッピング商品券」の提供は出店者の任意となっています。
6月13日以降設定は必須事項となりますが、キャンペーンで商品券を得ても全ての店舗で利用できるとは限りませんので、くれぐれもご注意ください。
5のつく日に代わる狙い目は？
では、他にYahoo!ショッピングでお得なお買い物デーはないのでしょうか。
一番のおすすめは、毎月11日、22日に配布される「ゾロ目の日限定クーポン」です。
5月11日のクーポンは次の通りでした。
対象となるストアは限られますが、たとえば上記の222円OFFとなるクーポンが利用できるギリギリライン2,980円で使うと、約7％割引で購入できるということになります。
ゾロ目の日の注意点
クーポンには利用金額のほか、配布枚数が設定されており、獲得できる時間も異なります。
クーポンは取得しても使わないと、先着注文数に達した時点で利用できなくなります。
ご利用は早めに行ってください。
PayPayポイントを狙うなら、6月25日までに
7月から5のつく日キャンペーンでは、PayPayポイントは獲得できません。PayPayポイントを収集している方は、6月25日までにご利用ください。
今のところ、ヤフーショッピング商品券に特典が変更されるのは5のつく日キャンペーンだけですが、今後の情勢にも注目していきましょう。（執筆者：FP2級 吉田 りょう）
