今年も残すところあと1週間と少しです。1年間を振り返ってみて、いかがだったでしょうか?
毎日があわただしく過ぎていって、振り返るゆとりもなかったという方も、年末くらいは少し立ち止まって、この1年に自分や家族に起こったできごとや気持ちを思い出してみてはどうでしょう?
たとえばこんなことを家族で話題にしてもいいかもしれません。
「今年の重大事件の上位5位は?」
それぞれが1番から5番までを紙に書いて、家族の前で発表する。なぜ、重大事件に取り上げたのかを説明する。
「何が嬉しかったのか?」
「何が悲しかったのか?」
「何が悔しかったのか?」
時間をとって、こんな話ができる家族は素敵だと思います。これまで知らない家族の一面に気づけるかもしれません。家族だからこそ、ちゃんと向き合って、話をする必要があるのですが、日頃はそれがなかなかできません。
ビジネスの世界では、よくPlan(計画)-Do(実行)-Check(評価)-Act(改善)のサイクルを回すように指導されます。このサイクルに従って仕事を進めていくと、仕事の質が改善し、望ましい結果につながると言われており、仕事の行動原理のように言われています。
個人の生活においても同じだと思います。最初のPlan(計画)がなければ、このサイクルを回すことができないと思いがちですが、そうでもありません。Do(行動)をしたということは、その前に明確な意思はなくとも、漠然としたPlan(計画)はあったはず。だから、うまくいかなかったときには気持ちが沈み、うまくいったときには晴れやかな気分になります。
今年の「行動」を洗い出してみて、その結果が、あらかじめ想定した通りだったかを考えてみる。
考え辛かったら、次の観点から考えてみる。
「仕事」
「家庭」
「健康」
「趣味・教養・人間関係」
「財産」
これで、ほとんどの領域がカバーできるはずです。今年、2012年がどうだったかを振り返ることのなかに、「来年、2013年をどう過ごすか?」の大きなヒントが隠れています。
来年は、はっきりとしたPlan(計画)を立てましょうね。そして、Do(実行)のプロセスそのものや、人との出会いを楽しむようにしましょう。たとえ結果がついてこなくても、プロセスや出会いによる「学び」は、とても高利回りなリターンになりますから。