2013年ももうすぐ終わり。来年の手帳を買い、早速、仕事やお付合いの予定などを書き込んでいることと思います。働き女子にとって手帳は大切なアイテム。仕事や家庭、対人関係を上手くこなすために使い方にも工夫されている人が少なくありません。そこに「家計」も入れ込んでみてはいかがでしょう?
お金の管理をしなくては…、家計簿をつけなくては…、とは思っていても普段、仕事や子育てで忙しくしている人にとって、家計簿管理は簡単そうでなかなか難しいもの。気合を入れて始めてみても三日坊主になること多しです。
そこで働き女子が常にチェックする必需品「手帳」を利用します。出費は行事やお付合いに伴うことが多いので、それらの予定を管理する手帳は家計管理にももってこいのアイテムなのです。
「手帳」を使った家計管理術
まずは生活費。公共料金や保険料、家賃やローンの支払いなど既に支払いが決まっているものを、各引き落し日(支払い日)の欄に書き込みます。これらは毎月必要なので、今から1月~12月までの全ての月日に書き込みましょう。
電気料金や水道代など月々の金額が変動するものは見積もりとして大まかに書いておいても構いません。実際に請求金額のお知らせを受けたら、正確な金額に書き直します。余談ですが、書き直しも必要になるので書き込むのは鉛筆がいいですね。
積立預金なども同じ。定期的に銀行口座やお財布から出て行くお金は全て記載します。手帳はほぼ毎日チェックするものなので、既にある書き込みを目にすることで、いつ、何に、いくらお金が必要なのかが頭に入ります。これらの「手を付けられないお金」が頭にあるだけで、反対に「使えるお金」はいくらあるのかがわかり、使いすぎを予防できます。
買い物などで使ったお金ももちろん書き込みましょう。こういう作業を日々行いながら、1ヶ月を終えた後、1か月分の集計をします。カードを利用した場合も書きます。利用した日欄に書くのか、引き落とし日欄に書くのかは各自の「家計管理目的」に合わせてもいいでしょう。
つまり、『月々の出費額と項目』を管理したいのであれば実際に買い物をした(カードを利用した)日に書けばいいでしょう。
そうではなく『お金の動き』を管理したいのであれば引き落とし日にあたる日の欄に書きます。
応用編
このように使い慣れた手帳に家計を書き込むうちに、お金の動きとそのリズムが把握できるようになってきます。が、それだけで家計管理はOKというわけではありません。まずは書いてチェックするところから始めますが、手帳による家計管理を続けながらこんなこともしてみましょう。
月毎に差があれば、原因を確認します。もし無駄遣いが原因なら、このムダを縮小できるように努めます。
1年の終わりには1年分の集計もします。
毎月の確認で、もし余裕額があれば定期積立など預貯金に回します。
2年目に始まりには前年の手帳を見ながら家計プランを書き込みます。前年、月別の消費額に差があり、それが季節的要因によるものなら、それを加味したプランニングをします。
2年目の終わりには前年末の集計額と比較します。仮に世帯の状況(家族の人数、引越し、住宅購入ETC)に変化がないのに出費額に変化があれば、その原因と対策を検討します。
家計簿をつけるのと同じく、いくら欠かせないアイテムの手帳でも続けないと意味がありません。またあまり気合いを入れすぎても楽しくありません。予定を書き入れるのと同様、自分なりに工夫を凝らした書き込みをして上手く家計管理ができるといいですね。
上手くできるようになったら、たまには「ご褒美項目」としてディナーや自分へのプレゼント購入もいいのでは。もちろん、預貯金額を増やしてにんまりするのもいいですよ。(執筆者:續 恵美子)