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2月22日、
リサーチパネルのデイリサーチは、「ふるさと納税に興味がありますか?」という質問でした。回答総数は16万4322件でしたが、回答結果は以下の通り。
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ご覧の通り、一番多い回答は「利用経験はないが、今後利用してみたい」の52.6%で、「興味がない」の30.7%を大きく上回っています。このリサーチ結果をもとに考えたいのは、ふるさと納税の立ち位置。私たち納税者はふるさと納税とどのように向き合うべきか、ちょっと分析してみましょう。
目次
“興味がない” の回答に思うこと
まずはふるさと納税に「興味がない」という回答に関して。「興味がない」と答えた人のコメントを幾つか見ると…
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ふるさと納税自体に興味がわかないという理由の他に、余裕がない、面倒くさそうということで敬遠している方も。この面は株投資に対する見方と通じるものがあるのかと。ふるさと納税も株投資も然り、じっくり考えたいと思える余裕がない、ライフスタイルにそぐわないということなのだと思います。
納税するほど稼いでいない方もいると思いますが、それも「株投資をするほどお金はない」という意見と同様でしょう。多少なりとも時間をかけてふるさと納税や株投資をしたいと思うには、大きな動機づけが必要だということが読み取れます。
“今後利用してみたい” 人のコメントを分析
次に、「利用経験はないが、今後利用してみたい」という回答。興味深いコメントが散見されましたので、そのいくつかをご紹介です。
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「国内産業が廃れないように」応援したいというコメントは、正に “心のふるさと納税” ですね。特産品が狙いではなく、地方活性化、地方のサポートを目的とするふるさと納税。この手のふるさと納税が本来の趣旨に沿ったものだと思います。“心のふるさと納税” で地方をサポートしたい方は、以前の記事を参考にされて下さい。
「不満」があるからこそふるさと納税の利用を考えているという、興味深いコメントも↓
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いいんじゃないですか。理由はともあれ、利用できる時に利用して “取戻し”ましょう。
将来的に利用したいという方の中で、意外に多かったコメントがこれでした↓
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簡単に要約すると、「分かりづらい」ということですね。確かに、どうすれば特産品をもらえるのか? といった疑問だけでなく、確定申告の仕方も上手に伝える必要があるということでしょうか。特産品を大々的にPRするのは構いませんが、確定申告をしないと還付金はもらえないという事実は納税者にとって大切です。納税者への説明に関し改善の余地はありそうです。
確定申告に関してはこんなコメントも。
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「確定申告がめんどくさそう」。そう感じている方は少なくないようですね。しかし、確定申告を含め、ふるさと納税に関する基礎知識を得ることは、今でも十分に可能です。例えば、ふるさと納税ポータルサイトは各方面の情報がアップされています。
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どんな特産品が人気か知りたい時は「ランキング」を、ふるさと納税の基礎知識を学びたい方は「ふるさと納税とは?」タブを見てみてください。また、税金控除について詳しく知りたい時は、「控除の目安は?」タブをどうぞ。ページの中で控除額計算シートがダウンロードできるようになっていますので、自分の場合いくらくらい寄付するとお得なのか計算して見ると良いでしょう。
“ふるさと納税管理人” の総務省HPでもふるさと納税に関し詳細が載せられています。
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こちらにも「控除額計算シミュレーション」タブがありました。それを開いてみると…
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エクセルの中に自分に当てはまる数値を入力していくと、控除額の目安が出てくるようになっています。なかなか使いやすいですので、活用してみて下さい。
3月31日までに申請がお得
それでも「手間がかかる、面倒だ」と感じるのは、あなただけではないようです。
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しかし、実際に利用してみた方は何と言っているでしょうか? 一人のコメントを見ると…
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“意外と簡単” だそうです。騙されたと思ってやってみましょう。最後に、このコメントをご紹介です。
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将来的に利用したいという思いがあるなら、3月31日までの申請をおすすめします。というのは、4月からふるさと納税制度が大きく変わり、還元率の高い特産品や金券などの取扱いが停止になるからなんです。(参考記事)
現時点でもらえる高還元率の特産品も、もしかしたら3月31日で終了の可能性がありますよ。
≪まとめ≫
今回の分析で分かったのは…
◆確定申告を含め、分かりにくい制度に改善の余地あり
◆今でも基礎知識を学べる環境が十分にある
◆3月31日までに寄付申請をした方がお得
ふるさと納税を利用したいと思っている方は、今、アクションを起こしてみてはいかがでしょうか?(執筆者:堀 聖人)