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給与受取、公共料金の引き落とし、子どもや日々の生活にかかる各種料金の支払い等、銀行口座は必要不可欠です。皆さんはその必要不可欠な口座を持つ銀行をどのように決めていますか?
銀行を選ぶ際には、預金金利等から決めることもできますが、今回は選ぶ際の基準をあなた自身にあてて考えていきたいと思います。
目次
銀行を選ぶ際のポイント
銀行を選ぶ際のポイントは、次の3つです。
(2) 生活圏上の利便性・手数料
(3) 平日に銀行に寄ることができるか
では、ひとつずつ見ていきましょう。
(1) 転勤が多い職種か
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特に居住が変わるような転勤が数年単位である場合は注意です。
メガバンクだからといって日本全国に支店があるわけではありませんし、地方銀行や信用金庫などはその地域を出ると使いづらい場合があるからです。
もちろんコンビニATMが普及し、その銀行・金融機関のATM・支店でなくてもお金の引き出しはできるようになりましたが、その場合は手数料がかかることがほとんどです。コンビニATMだと、記帳もできない場合が多いので明細をチェックすることが難しくなる場合もあります。
また、住所変更など各種手続きを怠るとその銀行からの重要な通知等が届かなくなる可能性もあるため、そのような手続きができる環境にいるかどうかは大切なポイントになります。
チェックするポイントは、まず転勤があるかないか、そして転勤がある場合は首都圏内か地方か、地方の場合でも政令指定都市等都市部になるのかそこから少し離れた場所になるのかです。異動の可能性を考慮し、そうなった場合でも使い勝手の良い銀行を選びましょう。
(2) 生活圏上の利便性・手数料
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特に異動がない場合や居住を変更する異動がない場合は、現在の生活圏から利便性の良い銀行を探してみると良いでしょう。具体的には、自宅から最寄駅に行くまでにある銀行であったり、職場近くにある銀行です。
生活圏上に銀行がある場合、ATM手数料についても確認してみましょう。
銀行によっては、その銀行のATMを利用したとしても時間帯や曜日によって引き出し手数料がかかる場合があります。一般の場合はかかるけれども、口座の利用状況によって無料になるサービスを提供している銀行もあるのでチェックするといいでしょう。
また、その銀行のカードが使えてかつ引き出しに手数料がかからないATM(コンビニATM・駅にある提携ATM等)が近くにあるかもチェックしたいところです。
ATM(特にコンビニATM・提携ATM等)によっては時間帯によって手数料が変わったり、無料で引き出せる回数に制限がある場合もあるので注意しましょう。
引き出し手数料をあまり気にしない方もいるかと思いますが、コンビニATMであれば時間外手数料等で1回の引き出しに108円~216円もの手数料がかかる場合があります。もし月に2回、年に24回手数料のかかる引き出しをするとなると、1回108円の場合でも2,592円・216円の場合は5,184円もかかってしまします。
また、単身赴任をしていて家族に生活費を送金する・家賃の支払いを引き落としでなく送金で行っている等、定期的に送金をする方は送金手数料も押さえておきたいところです。家族への仕送りであれば、2口座制を活用し、それにより送金することなく家族へ生活費を届けることもできます。
しかし、そのような制度がない会社や家賃の支払い等であれば毎月の送金が発生します。これも銀行によっては同一支店内は無料になったり、月に決まった回数までは無料であったり、ネットバンキングを用いた場合は手数料が安くなったりするため、確認すると良いでしょう。
(3) 平日に銀行に寄ることができるか
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今現在使っている・または使おうとしている銀行の窓口取り扱い時間は何時まででしょう。居住を変更するような大きい異動がない場合でも、引越しをしたら住所変更等各種手続き・日常でも送金や預金の手続きで窓口に行かなければならない場合もあります。
平日に銀行に寄れるような職種の方はともかく、中々平日の昼間に銀行に立ち寄るということが難しい方も多いのではないでしょうか。土日は銀行窓口は開いていませんし、銀行に行くためだけに休暇を取得するのも難しいと思います。
最近では窓口営業時間を15時以降まで延長している銀行や、一部の店舗で営業時間を長くする銀行もあるため、そのような銀行を選択することで手続きをする際の利便性を得ることができます。
また住所変更や公共料金の自動払込等をメールオーダーで手続きができるような銀行もあるので、平日に銀行に行くことが難しい方はこのようなサービスが充実していると負担が減るのではないでしょうか。
給与受取銀行の変更も検討を
企業によって、給与受取銀行が指定されている場合もあるかとは思いますが、多くの企業で給与受取銀行は自由に変えることができるようです。もし現在の銀行を、「昔アルバイト時代に使っていた銀行だから」、「何となくこの銀行が良いと思った」という方で、上記に当てはまる点があるようであれば一度変更を検討してみても良いのかもしれません。
銀行のネームバリューで選ぶのではなく、あなた自身の利便性を重視した視点でメインにする口座を選んでみてはいかがでしょうか。(執筆者:高橋 幸緒里 )