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節約よりも固定費の見直しが先
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無駄使いしていないし、節約も頑張っているのに、なかなか楽にならない家計。
それなのに、もうすぐ消費税が10%へ。このままでは、家計の苦しさは増す一方。
家計を楽にしたい。少しでも貯金を増やしたい。
そんなお悩みを解消しつつ、パート時間を減らせるとしたらいかがでしょうか。
忙しい毎日の中で、お金のことをじっくりと考える時間を作り出すには、相当意識を強く持たないと難しいものです。
家計の見直しといっても、どこをどう見直せば良いのかわからないという理由もあるでしょう。そのため、家計が苦しいと、食費や光熱費などの目先のお金の節約を実行してしまいがち。
しかし、節約の問題点は、続けている間しか効果がないことです。辞めてしまえば、もう効果を得ることが出来ません。そこで、見直しの効果が大きく、一度見直せばその効果が長く続く住宅ローンや生命保険などの固定費から手を付けていくのです。
とはいえ、億劫なのが固定費の見直し。よくわからないから出来れば触れずにいたいというのも正直なところでしょう。そこで、一念発揮して重い腰をあげる理由をお伝えしましょう。
家計の見直しは数字に置き換えてみる
住宅ローンを見直し
佐藤家のケースを例にします。
住宅ローンは住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の4%の固定金利で返済中。残期間は20年で、残債が2,500万円。
これを同機構の金利1.32%(平成25年10月の金利一例)の商品で借換えるとします。
団体信用生命保険料が約7万円浮いて、借換え諸費用が70万円かかったとすると、トータルで約720万円の借換えメリットがでます。
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720万円といえば、時給900円で8,000時間分です。1日7時間働いたとすれば約1,142日分のパート代に匹敵するわけです。
もっとわかりやすくしましょう。毎月20日働くとすれば、1,000日は約4.7年のパート労働時間となるわけです。
生命保険を見直し
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さらに生命保険を見直したとしましょう。
佐藤さん夫婦が現在加入中の10年更新型の生命保険を他の商品に変えます。すると、佐藤家の場合は約1,000万円のメリットがでました。
これは先ほどの住宅ローンのケースと同じように見ていくと、なんと約6.6年のパート労働対価に匹敵します。
固定支出の見直しによって、佐藤家のケースでは、住宅ローンと生命保険を合わせて約11年分の奥様のパート代が浮いたわけです。佐藤家の奥様の心が軽くなったことは想像にたやすいでしょう。
家計の見直しによるメリットを数字に置き換えてみると、わかりやすいですね。さて、あなたはこれでもまだ固定費の見直しを後回しにして、食費や光熱費の節約を続けますか?(執筆者:大木 美子)