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結婚資金を計画的に貯められている人ばかりではありません。
お金が貯まらないせいでなかなかプロポーズに踏み切れない男性や、プロポーズを受けたのに全然貯金が無い女性も多いもの。
理想は社会人になってすぐの段階からコツコツ貯金しておくことですが、頑張れば短期間でもお金は貯められます。
今回は、結婚資金を効率よく貯める方法について紹介しますので、まだ貯金が十分な額に達していないという方はぜひ参考にされてください。
目次
まずは目標金額を決めよう
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結婚には多額の費用がかかるイメージがありますが、「ナシ婚」つまり結婚式をしないスタイルならお金はかかりませんし、新居に関してもお互いが持っている家具・家電を持ち寄って新婚生活を始めれば節約になります。
どこにお金をかけて、どこにお金をかけないのか?
二人で話し合って、いくらあれば自分たちの理想の結婚ができるのかを計算してみましょう。
いくら必要なのかが分からないまま貯金を始めても不安になるばかりですので、はじめに目標金額を決めておくことが大切です。
こちらの記事で結婚にかかる費用について解説していますので参考にしてくださいね。
⇒結婚資金はいくら必要? 結婚式や新婚旅行に必要な金額まとめ
二人で協力して貯めるべし
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一番おすすめの方法は、二人で一緒に貯めるという方法
です。目標金額を決めたあと、「じゃ、それぞれ200万円ずつ貯めようね」なんて約束しても、一人で貯めるのはけっこう難しいもの。
どちらかが「最悪、自分が貯まらなくても向こうが貯めてるだろうから大丈夫」とか甘えが出てしまい、貯まらないこともあります。急な出費がかさんだりして貯金が難しいときも、一人ではつい「来月頑張ればいいや」と先延ばしにしてしまいますよね。
二人の貯金額をオープンにすることによって、言い方は悪いですがお互いに監視し合うことができるため、良い緊張感を保ちながら貯金を続けられます。
一人ひとりで孤独に貯めるのではなく、ぜひ「初めての共同作業」のつもりで貯金していきましょう。
二人で協力して貯める具体的な方法
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貯金は銀行口座に入金していくスタイルになるかと思いますが、二人で協力して貯める場合は
・それぞれの口座に貯金する
という二つの方法があります。それぞれのメリットデメリットはこちらです。
二人で共通の口座に貯金する
共同名義で口座を作ることはできないので、どちらかの名義の口座を使って貯金していくことになります。この場合、一つの口座にお金が貯まっていくので「二人で一緒に貯めている」という実感を持てるのがメリットです。
一方、万が一婚約解消などになってしまった場合、口座の名義人の方がお金を持ち逃げしてしまう……というトラブルも考えられます。そういったことは滅多にないでしょうが、実際にそういったこともあるようですので、気を付けましょう。
それぞれの口座に貯金する
それぞれの口座に貯金していく方法なら、どちらがお金を使い込んでしまう、持ち逃げしてしまう、といったトラブルを避けられます。
ただ、それぞれの口座への貯金なので一体感が得られにくいというデメリットがあります。
それぞれの口座に貯金する場合は、月に1回通帳を見せ合って順調に貯金が進んでいるかどうかをお互いに確認するようにしましょう。
なるべく早く貯めるには
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短期間でお金を貯めたい場合は、生活費を節約するなど家計の見直しをしなければなりません。貯金する期間が短いほど思い切った節約が必要になりますので、できる範囲で実践してみましょう。
先取り貯蓄をすること
まず大事なのは、お給料が入ったらすぐに、貯金をしてしまうことです。先に生活費などを引き出してしまって貯金を後回しにしてしまうと、急な出費などでお金を使ってしまうことがあります。
趣味や遊び代から削る
飲み代やイベントへの参加費などは優先的に節約しましょう。「1か月1万円まで」などと上限を決めてしまうのもおすすめです。女性の場合も、服などの買い物やエステなどの美容代は少し控えて、貯金に回すようにしてください。
引越しも視野に
住居費は家計に占める割合が大きいので、節約できるなら節約しましょう。先に同居をスタートさせる、実家に戻るなど、一人暮らしをしている人は住居費を節約するためにできることをしてみてはいかがでしょうか。
今までろくに貯金をしたことが無いという人でも、その気になればお金は貯められます。
実際、わたしの夫も貯金が苦手なタイプでしたが、目標金額を決めた上で一緒に貯金を始めると、計画どおりにしっかりお金は貯まりました。先に貯金分のお金を抜いておけば残りのお金で生活するしかありませんから、どうにでもなるものです。
これから結婚資金を貯めるにあたって不安を感じている人も、やればかならずできるので自信を持ってくださいね。(執筆者:吉見 夏実)