これから株価上昇する銘柄が前もって分かれば儲けられるのは間違いないのですが、そうはいかないのが株投資。
それでも今後の株価上昇期待値が高い銘柄を探し出し、収益率を高めるために払う努力には価値がありますよね。
今後の株価上昇を期待できる銘柄を探すのに、PERとPBRという指標は頻繁に利用されています。
今回はPERとPBRに基づいて株式銘柄をリサーチし、割安で放置されているお宝株を探してみたいと思います。
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目次
低PER&低PBRランキング20 【2016年5月版】
PERとPBRとは何でしょうか?
PERとは、現在の株価が1株利益の何倍まで買われているかを示す指標です。
この数値を見れば会社の収益力に対して株価が割安か割高かが分かります。
一般的に、PERは10倍以下の銘柄が割安とされていますが、人によっては12倍とすることもあります。
その辺りはケースバイケースで良いのですが、PERが低いほど割安という原則を考え、私はなるべくPER10倍以下のお得感の強い銘柄を狙うようにしています。
PBRとは、株価が1株株主資本の何倍になっているかを示す指標で、こちらも値が低いほど割安と考えられます。
PBRの割安の目安は1倍以下。
PBR1倍以下の銘柄に的を絞ってリサーチすれば、お宝銘柄が見つかる可能性が高くなるんです。
低PER&低PBRランキング表
PERとPBRの定義をふまえ、執筆時点(2016年5月13日)の東証1部上場銘柄の中から、低PERと低PBR20銘柄をランキング形式で表にしてみました。
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PER値の割安目安は10倍以下ですが、ランキング20に出揃う銘柄はなんと5倍以下。
この中からピックアップすれば、近い将来値上がりする銘柄を見つけられそうですね。
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こちらは低PBRランキング20にランクインした銘柄です。
目安である1倍を大きく下回っており、こちらのランキングにも注目です。
低PERと低PBRランキングの両方に顔を出しているのは、高知銀行(8416)、フィデアHD(8713)の2社。
じゃあ、この2銘柄を買っておけば儲けられる…?
金融関連会社と経営不振の会社は除いてみる
一般的に、金融銘柄はPERとPBR指標がとても低いんです。
上のランキング表を見ていただければ分かりますが、銀行などの金融関連銘柄が多数ランクインしていますよね。
ランク外ですが、私が保有する三菱UFJ FG(8306)はPERが7.44倍、PBRが0.45倍。みずほFG(8411)はPER6.51倍、PBR0.51倍と、割安数値となっています。
しかし、金融株に関してはいたって普通のことなので、PER10倍またはPBR1倍を大きく割り込んでいても「割安」または「即買い」とは断定できません。
ですから、ランキング表に含まれている金融株は除外してしまいましょう。
そして、至極当然のことと言えますが、会社の経営不振により売り込まれPER/PBR値が下がっている銘柄も存在します。 こちらの経営不振銘柄も上のランキング表から除外するのがベターです
そうすると…
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…以上14の銘柄が現時点での「お宝株」となりました。
その中でも特に注目したいのは2銘柄あります。
大末建設(1814)
2016年3月期の純利益は前年比で+39.0%に。
2017年3月期の純利益も小幅増と予想されており、直近高値の942円(16年2月2日)を越えてくれば15年12月2日にマークした1,077円も視野に。
PERとPBRの数値から見て、上昇の準備万端といったところでしょうか。
阪和興業(8078)
独立系の鉄鋼商社で中国にも強みがあります。
5月13日、400万株・25億円を上限に自社株買いの実施が発表され株価急騰となっている阪和産業。
需給の関係から今後の株価上昇に期待できます。
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低PER&低PBRランキング20 【2016年5月版】まとめ
PERとPBRのランキングから38銘柄(2銘柄はダブルランクイン)がピックアップされました。その中で特に注目したいのは、
・阪和興業(8078)
以上の2銘柄です。
この2銘柄は本当にお宝株なのか…?
継続注視で。それでは、また。(執筆者:堀 聖人)
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