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情報があふれる時代
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今の時代はほとんどの調べ物がインターネットでできるようになりました。
多くの情報がネット上に溢れ、収集した情報をどのように分析し、真偽を判断し、どのように活用するかが重要になっています。
そんな世の中ではあるのですが、一部「ネットに上がってこない情報」があります。あるいは「かなり細かくウォッチしていないと拾えない情報」というのもあります。
株や投資信託などの取引においては市場に参加しているプレイヤーのほとんどはプロです。(先日、AIもプレイヤーとして参加しているという記事を書きましたが、AIも市場取引を専門に行うプレイヤーという意味で同じくくりに入りそうです)
そのような市場でほかに仕事を持つ人たちが勝ち続けるというのは並大抵のことではありません。
ましてや、デイトレードなんてやり始めたら自分本来の仕事ができなくなってしまいます。(「誰でも株ですぐ儲かる」みたいな話が時々ネットで出てますが、そんな簡単な話であるわけがありません)
こんな時代の証券会社活用法
最近は金融自由化が進み、ほとんどの取引がネット上で行えるようになっています。
昔は、株の取引というと証券会社の窓口や電話で注文を行ったりしていましたが、現在はネットのほうが手数料も安く、多くの人が手軽にネットで売買注文をできるようになりました。
それでもネットで取引しない人たちは?
しかし、今でも証券会社の営業はいます。実際に電話や窓口で注文を行っている人たちもいます。この人たちはなぜネットで取引しないのでしょうか。
ネットが使えない人もいるかもしれませんが、多くの人が、証券会社の手数料をネットよりも多く支払うことで証券会社が持つ情報を買っています。
中には、私の仕事を普通の不動産屋さんだと思って飛び込みで営業をかけてくる証券会社の営業もいます。
話を聞いていると金融商品取引法違反と言ってよい話し方で営業する人もいて頭にくることもあります。(原油先物を扱う営業マンが、「絶対上がります」といったときにはどこかに情報出してやろうかと思ったりしました。あの時やってたらその後もズルズル下がって大損でした。)
証券会社の営業マンの持つ情報は価値のあることが多い
新規公開株や市場外取引、公募増資などで、有利に買える可能性がある株がある場合、証券会社の営業マンは直接面識があり、普段から取引している顧客に優先的に情報を提供します。
その情報はネットだけではなかなか手に入りにくい情報(こまめにいろいろなサイトをチェックしているとたまたま見つけることはできるかもしれませんが)です。
もちろん、その銘柄の今後の値動きをどう読むかは投資家自身が判断しなければなりません。それも多くの場合、あまり考える時間は長くありません。
営業と直接話していると断りにくくなる、という人はついつい営業の勢いに押し切られて買ってしまうということもあるかもしれませんので注意です。
いくら営業に強く勧められても断るときにはきっぱり断ること。
証券会社は様々な情報から今後を予想するアナリストの意見なども聞いています。彼らの持つ情報は価値があることが多いです。もちろんすべて正しいとは限りません。
アナリストは意見だけ言うだけで気楽なものだと思うことも多々あります。しかし、それでもプロですから素人考えよりも深く考えているといえるでしょう。
投資はギャンブルではない
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投資というと、元本が保証されていないのでリスクがあり、中にはギャンブルのように考える人もいます。
しかし、周辺の市場環境や、企業が発信する情報などから今後の見通しを考え、現在の株価がその見通しをどこまで織り込んでいるかを総合的に判断しましょう。
そのうえで、何処までリスクを許容するかや下がった時の対応なども考慮するとギャンブル性は低くなっていきます。(それでもリスクはゼロにはならないので一部にはギャンブル性があることは否定できませんが)
最近は、株取引などで「手数料が高い」ことを絶対悪のように言う傾向がありますが、彼らが持っている情報は素人の持つ情報よりもはるかに専門的なで有意義な情報を持っていることがあります。
ネット取引よりも高い手数料を払う分、その情報を買っていると考えれば価値があると感じることも多々あります。
あくまでも自己責任
繰り返しますが、最終的に判断するのは自分自身です。また、一時的には下がることもあるのが投資です。
自分の選択に自信と責任を持つこと。短期間の上がり下がりに一喜一憂しないこと。より信頼性の高い情報を入手するようにルートを持つことで、投資家としてのスキルを上げることができるのではないかと思います。(執筆者:西山 広高)