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不動産投資をはじめませんか
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そう聞かれると
と、思う人も多いことでしょう。
しかし、この概念を変えるのが、今回ご紹介する「不動産小口化投資」です。
この仕組みを利用することで、自分で不動産を購入しなくとも、不動産投資ができるというのです。
しかも、1万円という少額から。不動産小口化投資とはどういうものなのか、詳しく解説いたします。
不動産小口化投資とは
ある特定の不動産を小口化し、1口あたり100万円とか10万円という少額で売り出したものを、不動産小口化商品と呼びます。
最近では、1口1万円で購入できる商品も登場するなど、少額で始められる不動産投資として人気を集めつつあります。
希望者は口数単位で商品を購入
不動産から得られる家賃収入や売却時のキャピタルゲインが、口数に応じて出資者に分配されるという仕組みになっています。
不動産投資は個人が行うというのが一般的な考え方ですが、それを複数の投資家が共同で行うというイメージですね。
クラウドファンディングでも注目
不動産の小口化は、クラウドファンディングを用いた投資としても注目を集めつつあります。
ネット上で、不特定多数の小口資金を募ることができるのが、クラウドファンディングサービスの特長です。
そのクラウドファンディングの特性を利用すれば、不動産小口化商品への出資者を容易に募ることができるというわけです。
「TATERU FUNDING」
その一例が、賃貸アパート物件への出資を募る「TATERU FUNDING」。
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出資したアパートから得られる家賃収入の一部を、分配金として受け取ることができます。
税引き前の利回りは3~5%。運営会社が提供するスキームによって、元本が高い確率で守られることも特長のひとつです。
不動産小口投資のメリット・デメリット
このように、少額から不動産投資を経験できる不動産小口化商品。
多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。不動産小口化商品への投資のメリットとデメリットをまとめてみました。
メリット1 少額の不動産投資が可能
個人ではなかなか手が届かない、1億円以上もする都心一等地の不動産も、小口化商品であれば10万円・100万円単位で投資することが可能です。
メリット2 維持管理の手間が少ない
個人でアパート経営をする場合、自分でメンテナンスを行わなければなりません。
しかし、小口化商品では、煩わしいい維持管理を運営会社が行うことが多く、投資家の負担は軽減されます。
メリット3 立地の分散が容易
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「卵はひとつの籠に盛るな」と言われるように、不動産投資でもあらゆる地域に物件を購入して、リスクの分散を図りたいところ。
しかし、1棟を個人で購入するとなると経済的な制約が大きく、エリア分散はなかなか実現できません。
その点、小口化商品は複数物件への投資がとても容易と言えます。
メリット4 他の金融商品への分散投資が容易
通常の不動産投資では、所有する財産の多くが不動産に偏ります。
ところが、小口化投資には、株式や外貨預金など、他の商品にもバランスよく分散投資しやすいという特長があります。
デメリット1 商品数が少ない
注目を集めつつあるとはいえ、小口化商品の数はまだまだ少ないというのが現状です。
また、募集期間が設定されているので、自分の好きなタイミングで投資できないことも考えられます。
デメリット2 流動性が低い
一般的な不動産投資市場と比較して、投資家の数・物件数ともに少ない小口化投資市場。
通常の不動産でも、株式や債券にくらべて流動性が低いことを考えると、商品を売りたいときに売れないということが懸念されます。
デメリット3 融資を受けにくい
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販売会社に提携金融機関があるか、保有する他の不動産を担保として融資を受けることは可能ですが、小口化商品自体を担保に融資を引くのは難しいと言えます。
とはいえ、不動産小口化投資が世の中に浸透すれば、これらのデメリットも徐々に解消していくものと考えられます。いかがでしょう?
不動産小口化商品をあなたのポートフォリオに加えてみては。(執筆者:内田 陽一)
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