ソーシャルレンディングという言葉を聞いたことがありますか?
ソーシャルレンディングとは、最近注目を集めている投資商品(金融商品)の一種。
これまで成功を手にしてきた投資家さえも、このソーシャルレンディングという商品にハマっているのだとか。
そんなソーシャルレンディングについて、ご紹介しようと思います。
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目次
ソーシャルレンディングとは
それが、ソーシャルレンディングが担う役割になります。
以前のコラムでご紹介した不動産小口化投資のような投資型(融資型)クラウドファンディングは、これに類似する商品と言えます。
2008年に国内でのサービスを開始した「maneo」はその後急成長を遂げました。
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現在では20を超える事業者がソーシャルレンディングを取り扱い、その市場は1,000億円規模に達すると見られています。
クラウドファンディングとの違いが気になるという人もいることでしょう。
実は、これらに明確な違いはありません。
先述の投資型(融資型)クラウドファンディングに関しては、その実態はソーシャルレンディングそのものということになります。
ソーシャルレンディングのメリット・デメリット
概要をご理解いただいたところで、ソーシャルレンディングのメリットとデメリットをご紹介しましょう。
ソーシャルレンディングのメリット
利回りの高さ
ソーシャルレンディングの最大の魅力は、銀行預金や債券と比較して格段に高い利回りです。
投資先によって異なるものの、ソーシャルレンディングの利回りは2~10%。
1%に満たない定期預金や国債の金利と比べると、その数字がいかに魅力的かご理解いただけることでしょう。
少額かつ短期間での運用が可能
商品によっては1万円からの投資も可能。一口数万円という手頃さもソーシャルレンディングの特長です。
さまざまな商品に少額ずつ投資すれば、リスク分散にもつながります。
運用期間が数か月から1年程度という商品が多く短期間での運用が可能なことも、ソーシャルレンディング初心者にとってはうれしいですね。
ソーシャルレンディングのデメリット
元本が保証されない
「投資は自己責任」とよく言われますが、ソーシャルレンディングにおいても、基本的には元本や配当は保証されません。
元本割れは、融資先(冒頭の「お金を借りたい人」)からの返済が焦げ付くなどの理由で起こります。
そのような事態に備えて、担保提供を受けたり保証会社への加入を義務付けたりして、多くの商品はリスクヘッジを図っています。
途中解約不可能
ひとたび投資した商品の途中解約は原則不可。
そのため、ソーシャルレンディングへの投資は、使う予定がない余裕資金で行うことが求められます。
取扱会社
20を超えると見られるソーシャルレンディングの取扱会社。
やってみたいけど、どこの会社を利用すればよいのか分からない。そんな人には、以下のサイトがおすすめです。
サイトに登録されたソーシャルレンディング取扱会社を比較できるだけでなく、各社の口座開設サイトに行くこともできるため、自分で探す煩わしさが省けます。
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自分に合った商品が見つかったら、「お小遣い」を投資してみてはいかがでしょうか。(執筆者:内田 陽一)