2017年12月から、メルカリの振込申請期限が1年から90日へと大幅に短縮されました。
売上金での直接購入ができなくなりポイント制度が導入され、メルカリユーザーからは使いにくくなったという声が上がっています。
今回はメルカリのルール改定内容と損をしないための対応策をご紹介します。


目次
12月からスタートした新ルールとは
メルカリは12月上旬、「振込申請期限」と「売上金での購入」に関する取引ルールを変更しました。
これまでのメルカリでは、振込申請期限を1年としており、売り上げ確定時から1年以内であれば現金として引き出すことができました。
1年たっても入金申請をしなかった場合、売上金は「没収」となり、この点がしばらく問題視されていました。
そこで、12月からは振込申請期限を90日とし、期限内に入金申請がなければ自動的に振り込まれるようルールを変更しました。
売上金が1万円以上であれば振込手数料は無料ですが、1万円未満の場合、手数料210円が差し引かれて入金されます。
申請漏れを防ぐことができるという点はユーザーにとってありがたいことですが、売上金が少ない場合、手数料が大きな痛手となってしまいます。
例えば、90日で売上金が500円にしかならなかったら、入金される金額は290円です。
下手をすれば送料のほうが高くつき、赤字となる可能性だってあります。
2つ目の変更点である「売上金での購入」について。
これまで、売上金があれば売上金を使ってメルカリ内の商品を購入することができました。
しかし、ルール改定によって、売上金で購入したい場合はメルカリ内だけで使えるメルカリポイントを購入してから買うというルールに変わり、少しだけ手間がかかるようになったのです。
メルカリポイントは利用期限が設定されており、交換後は現金に戻すことができません。
売上金でポイントを購入する場合、どうしても慎重にならざるを得ず、以前のように売上金を使って手軽に買うということはできなくなってしまいました。
メルカリで損をしないために

メルカリでは出品価格を自分で設定できるので、振込手数料を考慮した価格設定もできます。
しかし、ただ価格を上げただけでは売れなくなりますし、いちいち手数料を考えて出品するのも面倒です。
そこで、今回のルール改定に効果的な対応策をご紹介します。
振込申請期限が近い少額の売上金はポイントに変えよう
振込申請期限が近づくと、メルカリから通知が入ります。
ある程度の売上金があれば自動振込でもOKですが、数百円しかないという場合はポイントに変えてしまいましょう。
メルカリポイントは、先ほどご説明したように有効期限があり、現金化ができません。
有効期限の切れたポイントは消滅してしまいます。
しかし、購入したポイントの有効期限は365日あるので、メルカリ内で商品を買うことがある方なら無駄になることはありません。
自動入金によって差し引かれる手数料を考慮し、現金化かポイント化か、損をしないほうを選んでください。
他のフリマアプリも活用
たまにしか出品しない場合や、数百円程度の商品しか出品しないので90日間ではたいした売り上げにならないという方は、メルカリではなく他のフリマアプリを活用してもいいでしょう。
例えば、フリルは出品手数料が無料で、振込申請期限は1年間となっています。
ラクマと統合されることになり、今後ユーザーが増えることも予想されます。
※ラクマは2018年6月4日より有料に移行しました。(商品価格の3.5%)
まとめ
メルカリは昨年12月にルール変更し、振込申請期限が1年から90日に短縮されました。
期限切れによる売上金の没収はなくなりましたが、自動入金時に差し引かれる手数料がネックです。
ポイント購入や他のフリマアプリの活用なども視野に入れ、使いこなすようにしましょう。(執筆者:垣内 結以)