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大学生の一人暮らし事情
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学生といえども大学生の一人暮らしともなれば、当然ながら普通に家賃はかかってきます。
筆者の知人にも子ども3人全員が自宅から転居し、「一人月10万とはいかないけど…」3人に仕送りをしている人がいます。
生活費を安くするには固定費の節約が一番、高額な学費を納めるためにも、今回は大学生にお得な住まいの情報をお知らせします。
安いが汚くない!今どき学生寮
学生の住まいの定番といえば、学生寮を思い浮かべる人は多いでしょう。
しかしそのイメージは
「数人で共同の部屋だと、プライベートがないのでは…」
と気にする声も少なくありません。
いえいえ、学生寮は進化しています。
日常生活で留学体験!国際学生寮
最近増えている学生寮に、留学生と共同生活する国際学生寮があります。
寮本来の「安価」で家具や食事付きなどという「居住機能」に加え、卒業後のグローバルな活動を見据えて、寮独自の教育プログラムや交流プログラムが行われています。
要は、日本の大学で正規の履修単位を取りながら、異文化体験、国際経験を積むことができるのです。
例をあげてみましょう。
1. 早稲田大学 国際学生寮 「WISH」
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定員数 872人
駐輪・駐車場のある地下1階からなる11階建。
原則4人1ユニットとなり、リビングを共有するものの全室個室です。
入居時に必要な寮費および諸経費は… 約20万3,000円。
・ 入寮費や保証金
・ プログラム費用
・ 翌月寮費など
1か月に必要な費用… 5万3,000円(水道光熱費を含む)
SIプログラムでは、各企業の人事担当や卒業OBとのグループワークやセミナー、イベント、褒賞制度により海外での研修などが実施されています。
2. 立命館アジア太平洋大学
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定員数 約1,300人 APハウス
シェアタイプ 378室 個室タイプ 932室。
入居時に必要な寮費および諸経費… 22万8,000円
1か月に必要な費用… 4万9,000円(共益費、寝具レンタル料、水光熱費を含む)
3. 帝京大学
2018年4月、宇都宮キャンパスにオープンした国際学生寮宇都宮。
定員数 200人
入寮費… 3万円
1か月に必要な費用月額… 3万6,000円(設備管理費・光熱水費・インターネット接続料を含む)
4. 京都精華大学
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定員数 居室35部屋(留学生と日本人の2人部屋)2017年3月開設
入寮費… 1万円
1か月に必要な費用寮費… 2万円+共益費5,000円+火災保険料約5,000円(年額)
5. 広島市立大学…平成30年4月国際学生寮(名称「さくら」新設予定)
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定員 96人(日本人学生 48人、外国人留学生 48人を予定)
1か月に必要な費用… 2万円(光熱水道費などは実費徴収)
*入寮費については、まだ記載されていませんでした。
6. 中央大学
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定員数 62室
鉄筋コンクリート地上4階建21戸
入寮費… 6万2,100円
1か月に必要な費用… 5万円+共益費1万2,100円
家具付きであれば、カバン1つで引っ越し可能
大学によって料金や設備はまちまちですが、
・ エアコン
・ ベッド
などが付属している場合も多くあります。
家具付きとなると、大きなものは衣類と学用品だけにもなり、カバン1つでも引越しでき、うれしいメリットですね。
食事事情
気になる食事は寮に一任する、学生がそれぞれ自炊するところとさまざまです。
管理人や寮母さんが常駐することもあり、学生の精神的なサポートも期待できそうです。
入寮にも審査
入寮には、小論文など所定の審査があるケースもあります。
さらに居住できる期間が限られている場合があるので、ご注意ください。
上記にご紹介したのは、ほんの一部にすぎません。
もちろん日本人だけの学生寮、長い伝統を誇る寮も健在です。
行政も参加する今どき下宿「異世代シェアハウス」
ひと昔前なら「下宿」も、低価格で住空間を確保できる手段の1つでした。
最近では高齢化社会の地域活性の1つとして、行政や大学、NPO法人などが運営するプロジェクトがあります。
昔ながらの下宿との違いは、学生と大家さんの間に専門家が存在することです。
学生の街、京都府では府が受託業者を選定します。
指定業者が学生と高齢者をマッチングさせ、お互いに納得するまで交流会や訪問などを実施し、中にはお試し同居をすることもありのようです。
食事の提供の有無など同居のルールを決めることなど、指導してもらえます。
大家さん対下宿生だけでは、遠慮や理解不足に陥りやすいポイントがカバーされます。
相談できる場所があるというのも、学生にも親にも有難いですよね。
主な活動団体
「次世代下宿ソリデール事業」 京都府
「世代間交流ホームシェア事業」 NPO法人リブ&リブ(東京都)
「ひとつ屋根の下プロジェクト」 NPO法人街ing本郷(東京都)
「異世代ホームシェア事業 たすかりたす。」(福井大学、福井県社会福祉協議会)
貴重な体験
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社会に出ると「異文化」や「異世代」の人たちと関わりあうことは一般的には少なくなります。
学生時代の寮生活や下宿生活は、他者との違いを知り、自分を知る貴重な体験となるのではないでしょうか。
もちろん、向き不向きはあります。
より良い選択を、親子でご検討ください。(執筆者:吉田 りょう)