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ボーナスで手にした100万円、預金のままで大丈夫?初心者のNISAと預金の使い分け

投資 NISA
ボーナスで手にした100万円、預金のままで大丈夫?初心者のNISAと預金の使い分け
ボーナスで手にした100万円、預金のままで大丈夫?初心者のNISAと預金の使い分け

ボーナスなどで手にした100万円を、すべて預金に置くべきか、投資に回すべきか迷う人は少なくありません。物価高のなかでは預金だけでも安心とは言い切れず、全額投資にもリスクがあります。生活防衛資金や近く使うお金を預金で確保し、余裕資金をNISAで育てる、初心者向けの無理のない分け方を整理します。

預金だけでは守りきれない100万円

いまの銀行預金は金利がとても低く、100万円を預けても利息はごくわずかです。元本が減らない安心はありますが、物価が上がる局面では、同じ100万円で買えるものが少しずつ減っていきます。これがいわゆるインフレによる目減りです。

一方で投資は、お金に働いてもらい、長い時間をかけて育てる方法です。値動きがある分、預金にはないリスクを伴いますが、その代わりに預金以上に増える可能性があります。大切なのは、預金と投資のどちらか一方ではなく、両方を役割で使い分けることです。

まず3つに分ける100万円

100万円をいきなり全額投資に回すのは、初心者にはおすすめしません。まずは使いみちごとに、大きく3つに分けて考えます。

1つ目は、急な出費に備える生活防衛のお金です。これは減っては困るので、預金のまま手元に残します。2つ目は、数年以内に使う予定のあるお金です。車や家電の買い替えなどが控えていれば、これも預金で確保しておきます。そして3つ目が、当面使う予定のない、長く育ててよいお金です。この部分を投資に回します。

いくらを投資に回すかに正解はありません。ですが、最初は最悪しばらく引き出せなくても困らない額にとどめるのが安心です。慣れてきたら、少しずつ投資の割合を増やしていけばよいのです。

初心者の入り口はNISA

長く育ててよいお金を投資に回すなら、まず検討したいのがNISAです。NISAは、投資で得た利益に通常かかる20.315%の税金が非課税になる制度で、2024年から新しい形になりました。

新しいNISAには、コツコツ積み立てる「つみたて投資枠」が年120万円、幅広い商品を選べる「成長投資枠」が年240万円あり、合わせて年360万円まで使えます。生涯で非課税にできる金額は合計1,800万円までと大きく、非課税で保有できる期間も無期限になりました。制度そのものも恒久化され、日本国内に住む18歳以上の方なら口座を開けます。

初心者には、値動きの穏やかな投資信託を、つみたて投資枠で毎月コツコツ買っていく形が向いています。少額から始められ、買う時期を分けることで、高値づかみのリスクもやわらぎます。

老後資金ならiDeCoという選択

100万円の一部を老後のために回したいなら、iDeCoも選択肢になります。iDeCoは自分で積み立てて運用する私的年金で、掛金が全額所得控除になるなど、NISAとは別の税制メリットがあります。

ただし、iDeCoで積み立てたお金は原則60歳まで引き出せません。老後資金としては心強い一方、途中で使えないため、当面のお金まで入れてしまうと家計が苦しくなります。月5,000円から始められるので、無理のない額で老後の枠として使うのがよいでしょう。まずはNISAで慣れ、余裕があればiDeCoも足すという順番が、迷いにくくおすすめです。

大きく外さないための心構え

最後に、初心者が失敗しないための基本を押さえておきましょう。ここを外さなければ、大きな失敗は避けやすくなります。

一つは、生活に必要なお金には手をつけず、余裕資金で行うことです。もう一つは、長期、積立、分散を意識することです。時間を味方にして長く続け、買う時期と対象を分ければ、値動きの影響はならされていきます。投資信託を選ぶときは、信託報酬などの手数料が低いものを選ぶと、コストが利益を削りにくくなります。

そして、値動きに一喜一憂しないことです。投資である以上、元本が保証されているわけではなく、短期的には損失が出ることもあります。下がったときに慌てて売らずに済むよう、はじめから長く付き合うお金として構えておくことが、初心者にとって何よりの守りになります。

迷ったら、少額から長く続ける

100万円の運用は、全額を一度に動かすものではありません。まず生活防衛のお金と近く使うお金を預金で確保し、残った当面使わないお金を投資に回すのが基本です。その入り口はNISAが使いやすく、老後の分はiDeCoという役割分担で考えると迷いません。大切なのは、大きく増やすことより、余裕資金で長く続けることです。迷ったら、少額から始めて、値動きに慣れながら育てていきましょう。

《編集部》
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