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湿気と暑さが気になるこの時期、トイレや玄関の嫌な臭いが鼻につくことも増えてきました。
わが家では、以前は市販の消臭剤を利用していたのですが、消臭剤は家にあるものを使って簡単に作れるということを知り、手作りするようになりました。
手作りといっても1つ5分ほどの時間でできるので、手間もほとんどかかりません。
消臭剤を手作りする3つの方法をご紹介します。
目次
保冷剤を使って作る

ケーキなどを購入するともらえる保冷剤。
なんとなく冷凍庫に入れっぱなしにしているという方も多いのではないでしょうか。
余っている保冷剤は消臭剤として活用できます。
保冷剤に含まれている高吸水性ポリマーは、市販の消臭剤の基材としても使われているもので、臭いを吸着する力があるのです。
消臭剤の作り方もとても簡単で、常温に戻した保冷剤の中身を小瓶などに取り出し、こぼさないように臭いの気になる場所に置くだけです。
消臭剤のジェルは透明で涼しげなので、かわいい小瓶に入れるだけでも絵になります。
絵の具や水性ペンなどで色をつけることもできるので、水色に色付けて小さな貝殻などを重ねると、夏らしいデザインの消臭剤が作れますよ。

香料を足したいときは、エッセンシャルオイルを数滴たらし、清潔な竹串などでかき混ぜましょう。
筆者はこの時期、ペパーミントのオイルを混ぜた保冷剤をトイレに置いて、清涼感のある香りを楽しんでいます。
保冷剤で作った消臭剤は、2~3週間を目途に交換してくださいね。
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コーヒーのカスで作る
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コーヒーを淹れたあとに残ったカスを、消臭剤として使うこともできます。
コーヒーのカスは、活性炭とよく似た構造をしており、優れた消臭効果があります。
作り方ですが、まず、コーヒーのカスの水分を飛ばします。
フライパンでから炒りしても良いですし、お皿やバットに広げて天日干しするのでもかまいません。
天日干しする場合は、風で飛ばないよう日の当たる室内に置いておきましょう。
電子レンジで様子を見ながら加熱するのもおすすめです。
電子レンジの中も消臭され、コーヒーの良い匂いでいっぱいになりますよ。
しっかりと乾いたら、こぼれないよう小皿などに入れるか、もしくはお茶パックなどに入れ、臭いの気になる場所に設置すればOKです。
わが家ではコーヒーの消臭剤を靴箱に入れています。
蒸れる時期でも、靴箱を開けるとコーヒーの香りが広がるため、夫や子どもにも好評です。
こちらも2~3週間を目途に交換してください。
コスパ最強! 重曹で作る
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掃除に洗濯にと幅広く使える重曹。
掃除や洗濯に使う「前」に、消臭剤として活用するのはいかがでしょうか。
作り方は保冷剤のときと同様に、小瓶などに適量(200g程度)の重曹を入れるだけです。
こぼれないように、通気性の良いガーゼなどでフタをすると良いでしょう。
重曹は吸湿性も高いため、臭いだけでなく湿気がたまりやすい場所にもおすすめです。
わが家では冷蔵庫の消臭剤として活躍しています。
重曹は食品添加物としても使われる安全性の高いものなので、食べ物のそばに置いていても安心です。
重曹で作った消臭剤の効果は、2~3か月ほど続きます。重曹が臭うようになったら交換時期です。
古くなった重曹は、掃除や洗濯に問題なく使えます。無駄なく使い切れるのがうれしいですね!
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お金をかけずに良い匂いの空間を手に入れよう!
玄関、トイレ、キッチンなど臭いを消したい場所は家のあちこちにあり、それぞれに消臭剤を用意しているとそれなりにお金がかかります。
ご紹介したような手作りの消臭剤であれば経済的ですし、見た目や香りを自分好みにアレンジすることもできて楽しいですよ。
保冷剤、コーヒー、重曹が家にあったら、ぜひ一度作ってみてくださいね。(執筆者:青海 光)