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【みずほ銀行の長期システムメンテナンス】住宅ローン返済、連休前の引き出しなど日程に注意。

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【みずほ銀行の長期システムメンテナンス】住宅ローン返済、連休前の引き出しなど日程に注意。

長期に渡るシステムメンテナンス

みずほ銀行

株式会社みずほフィナンシャルグループ傘下の、株式会社みずほ銀行とみずほ信託銀行は、次期勘定系システムへの移行を目指し、長期に渡るシステムメンテナンスを行っています。

みずほ銀行は、

・ 2002年4月の合併当日

・ 2011年3月の東日本大震災直後に、大規模なシステム障害

この反省を踏まえて、2018年6月から1年間、合計9回に別けて行われるシステムメンテナンスを行います。

長期に渡る、システムメンテナンスの日程確認

通常のシステムメンテナンスは、長くても数か月間の週末を使いますが、今回のみずほ銀行とみずほ信託銀行のシステムメンテナンスは、1年間かかる見込みです。

これは、今まで各行の古いシステムをツギハギして使っていたものを、経営主導で、勘定系システムの全面刷新と完全統合を慎重に行うためです。

次期勘定系システムは「MINORI」と呼ばれます。

ただし、開発は紆余曲折の連続で、最終的な開発費は4,000億円を超えました

これほど大規模なシステムが必要なのかと、行内から疑問視する向きもあるようです。

いずれにしても、みずほフィナンシャルグループとしては、みずほ銀行とみずほ信託銀行のシステム統合を、何としても成功させなくてはなりません。

そこで、万全の体制を期すため、以下の日程で新システムへの移行が行われます。

オンラインサービス休止期間

≪画像元:みずほ銀行≫

違う銀行が給振口座でみずほ銀行が返済口座の場合

上記の日程を見てもわかる通り、3連休などに、みずほ銀行とみずほ信託銀行のATMやネットバンキングなどが利用できないため、オンラインサービス臨時休止期間を、しっかりと確認するしかありません

ただし、オンラインサービス臨時休止期間は、月初~月中に行われており、住宅ローン返済日が集中する月末は避けています

この事例では、自動入金サービスがあれば問題は解決するのですが、みずほ銀行にはありません。

みずほ銀行が給振口座で返済する銀行が違う場合

ローンの返済など注意

この事例では、返済する銀行がネット銀行などであれば、自動入金サービスといって、みずほ銀行から毎月一定額を引き落とし、数営業日後に返済している銀行口座に着金するサービスがあります。

自動入金サービスは、延滞を防ぐ意味も込められているため、手数料無料にしている銀行も多く、この機会に利用されることをお勧めします。

また、みずほ銀行には返済する銀行へ送金する、自動送金サービスもありますが、取扱手数料が1件につき108円、他行宛は3万円未満で432円、3万円以上で648円かかるため、コストパフォーマンスは悪いです。

メンテナンスでリスクがでる可能性

システムメンテナンスを分割することで、リスクを分散したとも言えますが、システムメンテナンスごとに、リスクが生じる可能性もあります

みずほ銀行とみずほ信託銀行をメインバンクにしている方は、来年6月までは、システムメンテナンスの動向を注視しておく必要がありそうです。(執筆者:1級FP技能士、宅地建物取引士 沼田 順)

《沼田 順》
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沼田 順

沼田 順

1975年、兵庫県生まれ。1994年、神戸商科大学(現・兵庫県立大学)に入学。学生時代の1997年に宅地建物取引主任者試験に合格。翌年の1998年、住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)に入庫。2008年、独立後勉強していたCFP上級資格を取得し翌年の2009年にCFP認定者及び1級FP技能士となる。2014~2015年、大阪大学大学院経済学及び理学研究科 博士前期課程 単位取得。2015年、京都大学法科大学院 法務博士課程 単位取得。 ≪保有資格≫ 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 宅地建物取引士 / 住宅ローンアドバイザー / ビジネス法務エキスパート® / 証券外務員2種 / 銀行業務検定各種 寄稿者にメッセージを送る

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