共働き家庭の皆さん、家計管理は上手くいっていますか?
結婚当初になんとなくルールを決めたものの、気づけば管理が雑になっていたり、お金が思ったより貯まっていなかったりと、思うようにいかない事も多いですよね。
とりあえず今生活できているから…と後回しにしがちですが、お金のトラブルは離婚原因の上位を占める大事な問題です。
今回は共働き夫婦の家計管理について、これさえ守れば大丈夫! という4つのルールをご紹介します。
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目次
1. 日々の家計管理は透明性と自由度のバランスが肝心
共働き夫婦であればお互いに収入がある分、それぞれが自由にお金を使ってしまい全く貯金できていないというケースも少なくありません。
もちろん自由度が高い方が上手くいく場合もありますが、あまりにもお互いの財布に関心がないようだと、それは夫婦というよりただの同居人でしかありません。
夫婦であれば共に歩む未来を見据えてお金の価値観を共有し、同じ方向を見て生活できるように心がけたいところです。
そのために日々の家計管理に重要なのが「透明性と自由度のバランス」。
家庭によって様々な家計管理法がありますが、
です。
世帯の収入と支出を、お互いが自覚と責任を持って把握するための「透明性」と、自分で稼いだお金を好きな事に使える「自由度」はどちらも欠かせないものです。
このバランス感覚は人によって大きく異なるので、夫婦が納得できる形になっているかどうか振り返ってみてください。
今の家計管理法に不安があるようなら、以前ご紹介した記事を参考にもう一度話し合ってみる事をオススメします。
関連記事:お金が貯まり、夫婦仲も深まる我が家の「最強の家計管理術」は? 信頼関係を築き、効率的にお金を増やそう
2. 投資をするなら2人で勉強、一緒に管理!

家計に余裕が出てきて投資をするようになったら、片方に任せきりにしない事が重要です。
投資の話はちょっと苦手だなぁという方も、これを機に本を買ったりセミナーを申し込んで2人で一緒に勉強する時間を作る事をオススメします。
共同作業をする事で自然と結束力も強まり、万が一投資に失敗した時にも、一方的に相手を責めて喧嘩に発展するような事も無くなります。
また、投資をする目的や目標額を2人で共有する事で、夫婦仲が一層深まる効果も期待できます。
投資内容が決まったら夫婦2人共が自由に閲覧できる共同口座を使って投資をすれば、目標に向かって進んでいる実感を共有しながらリスクを低減できて一石二鳥です。
ただし夫婦どちらかが金融や経済の知識に長けていて、片方に任せる方が明らかに効率的だという場合には、任せた方はむしろ口出ししない方が上手くいくケースもあります。
その場合、任せる側は相手を信頼する事と、家庭のお金を相手に委託しているという当事者意識を忘れない事を心がければトラブルも減るはずです。
3. 不満を感じたらすぐに伝える
分かっていても意外と守れないのがこのルールです。
自分ばかり我慢していると感じる事や、少額であっても不透明なお金の流れがあった場合には、溜め込まずにすぐに話し合う事が必要です。
話し合いが多いほど夫婦の絆は深まっていくので、疑問を感じたら面倒くさがらずに相手に伝える癖をつけましょう。
いきなりストレートには言いづらいという方は、お金に関する自分の失敗や過ちを先に言うと話しやすくなりますよ。
4. 家族1人1人のライフステージ毎にきちんと話し合いを
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夫婦どちらかが転職や退職をした時など、当人同士にライフイベントが起こった時には当然お金に関する話し合いが行われますが、意外とないがしろにしがちなのが子供や両親のライフステージ変化です。
特にこの影響を受けやすいのが支出項目ごとに支払い担当を決めている夫婦。
子供が保育園に入る時や小学校入学、あるいは両親が老人ホームに入る場合など、大きな経済変化があるにも関わらず「教育費は夫担当」「食費は妻担当」などと昔決めたルールをそのまま適用している事が実際によく見られるのです。
その結果、ふと気づくと子供の成長で食費がかさんでいたり、教育費や介護費用に圧迫されて、夫婦の経済バランスが大きく崩れている事があります。
贅沢していないのに前より負担が大きいかも…? と思ったら、2人で時間をとって家計の収支を書き出してみてください。
自分が意識していない所でバランスが崩れているかもしれません。
まとめ
近年では世帯の半数以上が共働きとなり、家計管理の方法も多様化してきています。
そのため全ての家庭に当てはまる家計管理法を決めるのは難しい時代と言えますが、今回ご紹介した4つのルールはどんな家庭でも大切にするべきポイントです。
いつまでも夫婦円満でいられるよう、自分達にベストな家計管理法を探してみてください。(執筆者:島村 妃奈)