という人は多いですが、同時に
という人も多いのが現実です。
ちなみに、元本割れとは、一般的に「投資した金額(元本)を下回ってしまうこと」を指します。
基本的に投資は「損をしても気にならない値動きの幅」の範囲内で行うことが基本です。
専門的にはリスク許容度などと申しますが、これが人によって、千差万別です。
人によっては
という人もいますし、
という人も、当然います。
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今回は「一円たりとも損をしたくない」という人が、知っておくべき金融商品について紹介します。
目次
知っておきたい元本保証の金融商品
その名は
です。
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ちなみに、個人向け国債変動10年というと「10年間も換金できないのは困るわ」と思われがちですが、発行から1年経った後は、政府が額面金額で中途換金に応じてくれます。
(中途換金した場合、直近2回分の税引き後の利子相当額が差し引かれます。)
日本が大変な事態になると、元本保証とは言えないのですが、現状ではその可能性は大変に低いものだと考えられます。
個人向け国債変動10年について知っておきたい3つのメリット
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投資の世界では、「安全資産(無リスク資産)」と「リスク資産」という言葉があります。
それぞれの特徴はこんな感じです。
・リスク資産 …様々な要因により、リスク(値動きの幅)があるもの(株式など)
今回の、「個人向け国債変動10年」は安全資産(無リスク資産)の方に当てはまります。
個人向け国債とは、文字通り個人が買える国の債券(正確な表現ではありませんが、イメージとしては国が発行している借金の証書みたいなもの)です。
メリットは大きく3つあります。
(信用度が高い。)
2. 1万円から投資ができる。
3. 変動利付型(個人向け国債変動10年のこと)なら、金利が上がると、受け取り利子が増える。
個人向け国債なら、いまの時代は変動10年が選択肢になる?
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上記メリットの3.の「変動利付型(個人向け国債変動10年のこと)なら、金利が上がると、受け取り利子が増える」ですが、これがいまの時代は大切だと考えられます。
どういうことかと言いますと、今ってものすごく金利が低いです。
そのため個人向け国債変動10年を買っても、最低金利の0.05%程度です。
それでも、今後(未来は不透明ですが)金利が上昇した場合には、金利が変動していきます。
つまり、世の中の金利が上がれば、個人向け国債変動10年の金利も一緒に上がります。
しかも、価格(元本)は変わらないのです!
ココがすごいんです。
何がすごいかっていうと、一般的な会社の債券などですと、途中で換金する時に、世の中の金利が上昇していると価格が下がることが一般的だからです。
なぜなら、他に同じ値段で利回りの高いものが売っているわけですから、利回りの低いものを途中で換金するには、その分値下げしないと売れない、となりますよね。
でも、個人向け国債変動10年なら、中途換金しても政府が買い取ってくれるので、元本が変わらないのです。
(中途換金した場合、直近2回分の税引き後の利子相当額が差し引かれます。)
そのため、現在のような超低金利の時代に、個人向け国債変動10年は「金利が上がれば利率も上がるし、元本も保証されている」となって、安全資産(無リスク資産)の中では相対的に有利だと考えることができます。
金利が上がっても下がっても、安全資産(無リスク資産)は重要
もちろん、現在のような超低金利の日本では、個人向け国債変動10年に大きな魅力を感じる人は少ないかもしれません。
ただ「絶対に元本割れをしたくない人」にとっては、相対的に有利な金融商品です。
また、仮の話ですが、今後金利が上昇した場合(一昔前のような時代)になった場合、元本保証(リスクゼロ)である程度のリターンが確保できる金融商品になり得ます。
そのため、金利が上がっても下がっても、安全資産(無リスク資産)は重要な存在です。
知っておいて(文字通り)損はありません。
個人向け国債変動10年を買う時の注意点
このように、元本保証の金融商品で損をしたくない人にとっては、個人向け国債変動10年は選択肢に挙がりやすい金融商品です。
しかも、身近な銀行などで買えます。
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でも、この個人向け国債変動10年って、売り手にとっては儲かりにくいです。
そのため、銀行などの窓口で買おうとすると、その他の(売り手側が儲かりやすい)金融商品をプッシュされることがあります。
そのため、最初から「それ以外は買わない」というスタンスで臨むのが賢明かと思います。
そうしないと、損をしたくない人でもリスク商品を勧められてしまうかもしれません。
意外と、安全資産最大の敵は、窓口のセールスかもしれませんね。(執筆者:佐々木 裕平)