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遠距離介護は珍しくない 施設職員が教える、無理せずうまく遠距離介護をする4つのコツ

シニア 介護
遠距離介護は珍しくない 施設職員が教える、無理せずうまく遠距離介護をする4つのコツ

「遠距離介護」は珍しくない

遠距離介護は珍しくない

施設のソーシャルワーカーとして働いている私ですが、家族(身元引受人)が遠方に住んでいることって全然珍しくありません。

半日かけて飛行機で面会に来られる方もいます。

「身体の弱った親を残して、自分たちは遠く離れた場所で生活をする」

このような状況をなんとなく、後ろめたく感じるかもしれません。

しかし、まずは自分たちの生活を優先しなくてはなりません

仕事をしているならなおさらでしょう。

遠距離介護は、しっかりとしたやり方をしておけば、うまくやっていくことができます

今回は、うまく遠距離介護をするコツをお伝えします。

施設介護のコツ:職員とのコミニケション

施設に勤務する職員の立場で考えると、大切なことは

介護施設職員とのコミュニケーションの充実

です。


コミュニケーションは「親の近くに住んでいるからできる」というわけではありません。

近くにいても、情報のやりとりができず、コミュケーシンが不足しており、「そんなはずではなかった」なんて思うケースもあります

一般的に考えて遠距離介護になると、確かに近くに住んでいる人よりコミュニケーションは取りにくいと思います。

しかし、諦めず、施設職員と十分にコミュニケーションがとれるように意識してください

具体的には…

1. 定期的に施設に電話して親の状態を確認する。(月に1~2回程度が目安です)

2. 緊急時にそなえて、携帯電話や会社の電話番号も伝えておく。

3. 時には手紙などを書いて感謝の気持ちをつづってもいいでしょう。

4. 親の事が心配な気持ちは十分理解できますが、一方的になりすぎないようにし、世間話を交えたり、職員の体調を気遣うような言葉を掛けてあげましょう。

介護職員とのコミュニケーシが大切

在宅介護のコツ:ケアマネジャーとのコミュニケーション

在宅介護でのコミュニケーションは、介護保険制度の要である

担当のケアマネジャー

としっかりとります。


担当のケアマネジャーが所属する居宅介護支援事業所は自治体に登録されています。

それほど、利用者にとって担当のケアマネジャーさんは大切な存在です。

実際にサービスを行なう事業所(ショートステイやデイサービス)から、必ずケアマネジャーに情報が集まります

ケアマネジャーとコミュケーションが取れていれば、各サービス事業所での様子も分かるようになり、介護保険制度の知識や情報もたくさん教えてくれます。

うまく付き合うことによって、思いがけない情報を入手することだってあるのです。

節約のコツ:交通費を安くする

遠距離介護は、交通費がかかります。

遠距離介護をなるべく安くする方法は、いかにして交通費を安くするかにかかっていると思います。

例えば、飛行機なら早期に予約すると割引があります。

また、正月やお盆の繁忙期を避ければ、高いお金を支払う必要はありません。

遠距離を考慮した対応とは

私の施設では、年間1~2回ほどしか面会がない人もいますが、その分遠方であることを考慮しています。

1. 緊急時の対応について、なるべく詰めて話をしておく(救急車の要請の有無等)。

2. ターミナル期についても具体的に話をしておく。

3. 近隣に親戚がいないか確認しておく。

無理をしないコツ:年間の予定を立てる

面会などの年間計画をたてる

年間を通して、帰省する(親に会う)計画を、金銭面とスケジュール面を考慮して立てておきましょう。

そして、それを、施設職員やケアマネジャーに伝えておくと良いでしょう。

子供として、親が何かあれば駆けつけたいのは当然です。

急な出来事は避ける事ができません。

それはある程度想定して生活してください

考え方

・ 無理のない範囲での帰省(定期的な帰省)

・ 急な出来事の帰省

に分けておきます。

そのため、定期的な帰省に無理は禁物なのです。

異常がないときにはプロに任せて、何かあったときにはすぐに会うことができればいいですね。(執筆者:陽田 裕也)

《陽田 裕也》
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陽田 裕也

陽田 裕也

介護福祉士の養成校を卒業後、介護福祉士として特別養護老人ホームに勤務する。その後、介護支援専門員や社会福祉士を取得して、現在は生活相談員として相談援助の分野で高齢者福祉に関わっている。高齢者虐待予防や適正な身体拘束についても取り組みを強化し、日々自己研鑽に務めながら、介護保険制度についても理解を深めている。 寄稿者にメッセージを送る

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