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サービス付き高齢者住宅
サービス付き高齢者住宅については最近多く建てられており、入居を求めて気になっている方も多いかと思います。徐々に知名度も上がってきました。
「費用は安いのか?」
サービス付き高齢者住宅についてもう少し詳しくみてみましょう。

サービス付き高齢者住宅は老人ホーム?
「サービス付き高齢者住宅」とは、名前の通り、サービスが付いていて高齢者向けの住宅です。
住宅という言われ方をするため、老人ホームのような施設ではありません。
高齢者の方々が住むことができる、アパートやマンションという感じです。
主に入居されるのは一人暮らし、または高齢世帯夫婦です。
ほぼ自立した人が入居する施設のため、自分の身の回りのことはおおむね1人でこなすことができる人が入居します。
サービス付きの意味合いがわかりにくいのですが…
介護状態になったら介護サービスを受けますが、介護サービスは別に依頼が必要なので注意してください。
では、ここでいうサービスとは
・ 相談ができる人が常駐
という程度のものです。
全室がバリアフリーであったり、緊急時のコールが付いているので高齢者にとっては安心して住める住宅といえます。
メリット
元気に一人暮らしをしていても火の元や安否確認、栄養面が心配です。
そんな心配をカバーしてくれるのがサービス付き高齢者住宅です。
食事
食事の心配がいらなくなり、自分で作ることがほぼなくなります。
一人暮らしや高齢者夫婦だとどうしても偏った食事になりがちですが、サービス付き高齢者住宅は、食事の提供があります。
食事支度ができなくても準備してくれるので、栄養面についても心配がなくなります。
見守り
誰かが常時いてくれるので安心です。
なにかあれば家族にご家族に連絡がくるので、「電話に出ないけど大丈夫かな」などと心配する必要がなくなります。
会話相手が増えて刺激になる
特に、年齢的にも似たりよったりで、フロアーで会話する仲間ができる可能性が高くなります。

デメリット
身体状況に大きな変化があった時には、1か月の利用料金の他に介護保険サービスの利用が必要になるため予想外の介護保険サービス利用料金が付け加わります。
大きく介護度が変化した場合、自立から要介護4.5状態になった場合、施設への転居が必要になる場合もあります。
どれぐらいの金額がかかるの?
1か月の利用料金には、家賃、食事代金などが含まれます。
ざっと見積もって、約10万円~25万円程度と住宅によって金額に大きな差があります。
1か月の利用料金を安く抑えているところは、冬季には暖房代金を別途取るところもあります。
事前に抑えておきたいポイントです。
個室には、洗面台やトイレがついています。
中には浴室も付いていてマンションやアパートと同じようになっているところもありますが、お風呂は共同というところも少なくありません。
洗濯については、洗濯機の持ち込みがOKのところと、洗濯機は備え付けのものを1回いくらで利用できるところもあります。
このように毎月かかりますと言われた金額以外にも若干かかる料金もあるため、しっかりと料金の詳細を確認し、検討をする必要があります。
自由な時間を過ごせる
一緒に住めなくても近くのサービス付き高齢者住宅を探せば、今までかかっていた交通費は節約できます。
そのうえ、お互い安心して暮らしていくことができます。
老人ホームとは違うので、生活に縛りはありません。
選び方のポイントは「場所」
サービス付き高齢者住宅はたくさんありますので選ぶのに迷ってしまいます。
介護費用を節約したいのであれば、ご家族の住む地域の近くで探してみることです。
どうしても住み慣れた街から離れたくない方は住み慣れた地域で探しましょう。
サービス付き高齢者住宅で暮らすことでご家族の心配は軽減されるのですから、メリットはあります。(執筆者:佐々木 政子)