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冬の代名詞「みかん」の活用

「段ボールで購入してもあっという間に食べてしまう」という家庭が多いのではないでしょうか。
ところでみかんを食べたあとに出る「皮」の部分を、ゴミとして捨てていませんか。
みかんの皮はとても優秀。生活のいろいろな場面で活躍してくれます。
1. 皮をしっかり洗い農薬を落とそう
市販されているみかんの多くは農薬が使用されていますので、流水でしっかり皮を洗い農薬を落とします。
食べる前のほうが洗いやすく、食べるとき手に農薬もつかないので安心です。
活用術1: みかんの皮で電子レンジを消臭&お掃除!
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汁物をこぼしたり、拭き残した汚れがこびりついて残ったりと、電子レンジの中は意外と汚れやすいもの。
また、電子レンジで総菜を温めた際に発生する水蒸気には油分も含まれているため、電子レンジの庫内全体が知らず知らずのうちに油で汚れ、においの成分が残ります。
電子レンジがいやなにおいになってしまうのが、日々使う以上仕方がないのです。
悩ましい電子レンジの嫌なにおいを消してくれる救世主が、みかんの皮です。
使い方はとても簡単。
みかんの皮を2分ほどレンジで温めるだけです。
みかんの皮から出た水蒸気が庫内に満ち、嫌なにおいが消えて、みかんの爽やかな香りに変わります。
チンしたみかんの皮はまだ捨ててはいけません。
みかんの皮にはリモネンという成分が含まれており、油を分解する作用があります。
そのため、温かくなったみかんの皮で、庫内の汚れをこすると比較的簡単に汚れが落ちます。
ただしみかんの皮が熱くなっていることもあるので触るときはご注意下さい。
最後にきつく絞ったふきんで庫内を拭きあげればお掃除完了です。
活用術2:みかんの皮入溶剤で、お風呂タイムがより楽しい!
みかんの皮を親指の爪サイズにちぎり、天日干しをするかレンジでチンして乾燥させます。
それをハンカチやタオル、ガーゼに包んでお風呂に入れると、即席の入浴剤になります。
みかんの香りにはリラックス効果があるだけでなく、香りのもとになるリモネンには美肌効果、血行を促進させ代謝を上げる効果もあると言われています。
何より体がポカポカになります。
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活用術3:みかんの皮を料理に使う!
みかんの皮はとても香りが良く彩りも美しいため、料理によく使われます。
細く刻んで大根ときんぴらにしても良し、みかんの皮単品でマーマレードを作っても良し。
筆者の生家では白菜と一緒に浸けこむことが多いです。
みかんの香りがする白菜の漬物を洒落た小皿に盛れば、料亭気分を味わえます。
こちらで紹介したほかにも、お菓子作りのアクセントやお茶に入れてみかんティーにする、床磨きに使うなどみかんの皮の活用方は無限です。
さっそくみかんの皮を洗って、掃除や入浴に使ってみませんか?(執筆者:草間 綾子)