在宅介護って本当に大変です。
最近では、在宅介護をスムーズに行うための便利なグッズがたくさん販売されています。
こうしたグッズを上手に活用することにより、少しでも負担を軽減することができます。
今回は、選りすぐりの在宅介護便利グッズをご紹介します。
目次
1. 排尿検知器

これは絶対おススメです。
おしっこが出ていたらオムツを交換しますが、いざオムツを外してみるとおしっこが出ていないことがあります。
このようなことを繰り返すと介護を受ける高齢者は勿論ですが、介護をする家族の負担も大きくなります。
そこで便利なグッズがこれです。
服の上からこの機器をかざすだけでおしっこが出ているかどうかが分かるという優れものです。
2. どこでもトイレ

この商品は排尿感覚のある高齢者に使用します。
寝たきりであってもオムツ内に排尿をすることに抵抗を感じる人は少なくはありません。
この器具は、オムツに抵抗のある方が座ったままでも寝たままでも、どちらの姿勢でもおしっこをすることができるのが特徴です。
3. 電池を使用しない集音器


高齢になると耳が遠くなり、人の声を聴き取りにくいものです。
これを解決するのに補聴器を利用するのも1つの方法ですが、その補聴器が合わずに途中で諦める人も多いと聞きます。
そこで便利なのがこの電気も電池も不要の集音器です。
ちょっとした会話の際に使用すると便利です。
4. 車いす用レインコート

雨天の外出時に便利です。
車いすに座ったままですっぽりとかぶせるだけなので手間もかかりません。
介護保険のデイサービスやショートステイを利用する際の行き来に重宝するでしょう。
5. 配線不要コードレスチャイム

被介護者の寝室がリビングなどから少し離れた場所にある場合、このボタンを押してもらうことによって用事に対応することができます。
高齢者は寂しくて不安な気持ちになることが多いと聞きます。
これを設置するだけで精神的なストレスも軽減させることができるでしょう。
6. 移乗介護具

この道具は下肢筋力の低下により1人では立ち上がることができない人に利用します。
介助される側も安心ですが、介助者の身体への負担軽減にもなります。
テコの原理の応用で介助者の腰痛予防になるというわけです。
7. 多機能スプーン

食事の際にこれを使うととても便利です。
刺す、のせる、すくう、引っ掛ける、柔らかいものを切る、つまむといった6つの食事動作が1本で可能です。
スプーンやフォークをたくさん準備する必要がなくなり、家族もラクです。
清潔に保ちやすいオールステンレス素材であることもオススメできるポイントです。
8. 人感センサーチャイム & アラーム

「いつの間にか自宅を出てしまい、戻って来なくて困ってしまった」こんなことを未然に防ぐ、認知症高齢者の徘徊対策グッズです。
人が通ると感知するので、部屋に設置しておけばチャイムで教えてくれます。
意外とお手頃です。
9. 認知症対策内鍵

こちらも認知症徘徊防止グッズですが、そもそも外に出られなくしてしまおうという器具です。
認知症高齢者でも足腰がしっかりしていれば、歩くのは意外と早いものです。
ドアの内側から鍵を掛けて1人で外に出られないようにすれば安心できます。
老老介護などのケースで使用すれば便利です。
10. 介護用エプロン

エプロンの下部が袋状になっているのが特徴の前掛けです。
この袋部分で食べこぼしをキャッチしてくれるので床や足が汚れません。
洗い替え用として2~3枚あると便利です。
11. 滑り止め付き皿

介護経験がない人にはこの道具の必要性が分かりにくいかも知れません。
器を固定することによって滑らず、片手だけで食事をすることができる道具です。
麻痺などの方が利用すると便利で、介護の現場でもよく利用されています。
在宅介護は、家族の肉体的負担が大きく、それが精神的な負担へと繋がっていくことも少なくありません。
便利な介護グッズを賢く利用して、介護する側もされる側も上手に負担を減らしていきましょう。(執筆者:陽田 裕也)