なにかと話題のふるさと納税。
好きな自治体に寄付ができ、寄付額に応じて返礼品がもらえるうえに税金が控除されるといううれしい制度です。
総務省の勧告によりだんだんと返礼品に対するお得感が目減りしている現状ではありますが、ふるさと納税をやっている人達はどんな思いで利用し、節税効果を感じているのでしょうか。
また、平成27年から導入された「ワンストップ特例制度」は浸透しているのでしょうか。
ここでは、1納税者である筆者がふるさと納税をする側の視点からふるさと納税の現状をお伝えしていきます。
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目次
寄付額は人それぞれ。複数自治体に寄付する人多し!
今回、筆者が30~50代の男女にインタビューを実施したところ、寄付額は
1万円以上3万円未満 55%
3万円以上5万円未満 30%
5万円以上 10%
となりました。
寄付額は人それぞれ。返礼品は5千円台から主にあるため、「どんなもんかな」と始めるには気軽な金額からあるといえます。
我が家も始めてふるさと納税を利用した際は1万円、返礼品が豚肉という「滑らない」チョイスをしました。
そもそもふるさと納税とは、自分の選んだ自治体に寄付を行い、控除上限額内の2,000円を超える部分について税金が控除される制度です。
確定申告もしくはワンストップ特例によって納税したことを証明する必要があります。
確定申告をやっていない会社員や公務員であれば、面倒に感じることでしょう。
そこで平成27年に登場したのが「ワンストップ特例制度」なるものです。
ワンストップ特例制度は、会社員の強い味方! 安心かつ確実なのがイイ
従来の方法であれば、寄付したのちに自治体から届く「寄付金受領証明書」を添えて確定申告をする必要があり、確定申告をしない人からみれば「なにをどうしたら良いかわからない…」と不便さを指摘する声がありました。
そこで、年間の寄付先が5自治体までであれば、確定申告が受けられる仕組みとして「ワンストップ特例制度」が導入されました。
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ワンストップ特例制度を受けられる人は、
・ 年間の寄付先が5自治体いないであること
・ 申し込みの度に自治体へ申請書を郵送していること
となっています。
書類については寄付をした際に申請用紙を送付してくれるサイトもあり、煩雑な手続きは必要ありません。
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実際に利用している人は
と、制度を利用して安心し、なるべく負担感少なくふるさと納税ができていることがわかります。
毎年確定申告会場に足を運んでいる筆者としては、あの長蛇の列に並び指導を受けながら記入する手間が省けるというのはとてもうれしいことだと感じます。
自分で書類を記入できればそこまでの苦労はないのですが…書類作成は素人にはなかなか難しいものです。
ふるさと納税、どんな返礼品をもらっているの? お得感は?
納税自治体数でみると、1箇所という人はわずか5%しかおらず、3自治体以上が8割を占めました。
中には、計8自治体に10万円という猛者も存在しました!
皆さんはどんな返礼品狙いなのでしょうか。
中でも多かったのが、お米という回答でした。
毎日の食卓で必ず必要になるものだからこそ、お得感をより感じられるのかもしれませんね。
果物や肉、魚やビールといった暮らしに直結する食品・嗜好品を選ぶ人は多く、普段なかなか手が出ない高級和牛やうなぎなども人気でした。
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返礼品の中には奇麗に包まれているものもあり、もらったこちらが恐縮してしまうほど…!
自治体の熱意が感じられます。
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日用品の返礼品も人気!ストックして便利さとお得さを実感
食品以外で目についたのが、日用品です。
普段スーパーやドラッグストアで買うような物を返礼品として選ぶことで、日々の買い物の手間をカバーしているようでした。
かさばる日用品、重たい日用品が寄付ついでに自宅に届くというのは、時間的にも労力的にも大いに助かりますね。
我が家は? メガ盛り肉は家計の強い味方に…!
筆者は、某自治体にお得感あふれる「国産豚肉うす切り、メガ盛り5キロ」の返礼品を選び寄付をしました。
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薄切りになっており、どんな料理にも使いやすいものを選びました。
我が家には食べ盛りの子どもたちと肉体労働の主人がいますから、主菜にバンバン使っていきました。
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冷蔵庫の左半分が全て豚肉に占拠されました。
これだけの量ですから、仕方ないのですが人気自治体では配送日の指定ができないため、いつ届いても良いようにスタンバイしておく必要があります。
筆者のようにメガ盛りを購入される方は要注意!
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やはり国産というのがうれしいポイントです。
また、加工日も記載されているので安心感が増します。
しかも、厚手のラップで二重に巻かれているので、冷凍焼けやニオイ移りの心配もなくうれしかったです。
味噌汁に…と冷凍されたまま鍋にINしたり、具だくさんおじやに豪快に入れても、おいしくいただけました。
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これはまたやろう! という気になれる…と実感しています。
ふるさと納税で節税を実感
返礼品については総務省の指導により厳しくなりつつありますが、それでもお得感が得られるふるさと納税。
寄付したお金をその自治体でどのように使って欲しいかも選べるのも忘れてないけないうれしいポイントといえます。
10月には消費増税も控えていますし、皆さんもふるさと納税で節税を実感してみませんか?(執筆者:三浦 希枝)
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