すごくよいと思うものが割引されているなどお得な状態になっていれば、「安い!」、「お得!」だと感じて、購入する人が多いと思います。
でも、買ったあとに「失敗した」、「高くついた」というケースも少なくありません。
そこで今回は、筆者や筆者の知人などの買い物の失敗事例をもとに、「失敗しがちな買い物」の具体例」と「失敗しない買い物をするための方法」についてまとめてみました。

目次
事例1. 1巻だけ無料や激安のマンガ
パソコンやスマホで読めるマンガには、1巻目が無料だったり、割引されて安くなっていたりするものがたくさんあります。
気軽にページを開いてしまい、「結局は最終話まで読んでしまった」という人も多いのではないでしょうか。
電子コミックの場合、連載されている雑誌の1話ごとに区切られていることが多く、1話が40~100円程で設定されているケースがほとんどです。
1話40~60円程度なら、ブックオフや本屋さんで単行本を買うよりもお得に読めることが多いでしょう。
けれど、1話が80円以上なら、ブックオフで買うほうが安い場合や新品の本を本屋さんで買うのと変わらない場合もあります。
失敗しないための教訓
事例2. モバイルバッテリー

家電量販店やホームセンターなど人のいる実店舗に出かけたくないときについ頼ってしまうのが、インターネット通販サイトです。
口コミや評価が書き込まれているため、販売者や商品についてのある程度の評価はわかるようになっています。
けれど、自分自身が商品の最新情報を知らなければ、リアルな実店舗で買うよりも高いものについてしまう場合があります。
筆者は数年前、「少し大きいけれどこの価格ならお得」という口コミを見て、モバイルバッテリーを注文しました。
カキコミは直近のものも複数あり評価がよいものが多かったので安心していましたが、購入後しばらくして来店した家電量販店で衝撃を受けてしまいます。
実際の店舗では半分ぐらいの薄さのモバイルバッテリーが、通販サイトで購入した半分以下の値段で売られていました。
失敗しないための教訓
以下の点が重要なポイントだとあらためて思い知らされました。
・ 実店舗などを回って、最新の商品情報や価格帯など、よくリサーチしてから買う。
事例3. ソファや家具
アウトレット商品や割引セールなどで目玉商品を見つけると、ついうれしくなって財布の紐がゆるんでしまうこともあるでしょう。
もともとの価格が高いだけに割引率も高く、チャンスを逃すまいと購入したものの間取りや部屋の雰囲気と合わず、1年たたずに処分を考える人も少なくないようです。
安く家具を買ってもすぐに処分しようとするとお金もかかりますし、「損をした」という感情にさいなまれてしまいます。
失敗しないための教訓
・ どのような家具の色や形が合うのかをイメージしておく。
色や形が合うのかをイメージしておくには、自分の部屋に家具を配置した状態を映し出せる「IKEA Place」などのアプリをスマホに取り込んで活用するとよいでしょう。

「お買い得」の判断は瞬時にしない
実店舗でもインターネットサイトでも、「割引」、「限定」、「%OFF」、「お得」など、購買意欲をくすぐる誘惑の文言を見かける機会はたくさんあります。
瞬時に「お買い得」と判断せず、ひと呼吸おき、今回紹介したような失敗事例と照らし合わせてから購入することをおすすめします。(執筆者:山内 良子)