2019年7月1日より、ファミリーマートよりスマホアプリ「ファミペイ」がリリースされ、アプリ内にはバーコード決済「FamiPay」の機能も搭載されています。

この記事では、一目見ただけでは分かりにくい「ファミペイ」「FamiPay」の違い、メリットやデメリットなどを解説しましょう。

目次
アプリが「ファミペイ」、バーコード決済が「FamiPay」

かなり紛らわしいので、
を改めて説明します。
「ファミペイ」はオールインワンアプリの名称
ファミペイは、ファミリーマートでの買い物をより楽しくする機能が満載のオールインワンアプリです。
ファミペイには以下の機能が搭載されています。
1. 会員証機能
ファミペイの会員証になります。
2. 電子クーポン

ダウンロード特典・会員の属性に合わせて電子クーポンが配信されます。
3. お楽しみコンテンツ

ファミペイの会員バーコードを提示して対象商品を購入すると、スタンプが貯まります。
スタンプが全て貯まるとクーポンがプレゼントされ、ゲームの挑戦権が獲得できます。
4. 告知コンテンツ/通知

決済後、アプリで電子レシートを閲覧できるので、レシートをつい捨ててしまう人も安心です。
5. 各種サービスとの連結
2019年7月1日にオープンするネット通販「Kaema(カエマ)」との連携ができます。
6. バーコード決済機能(FamiPay)
この決済機能が「FamiPay」になります。
さっそく紹介してまいりましょう。
アプリ内に搭載されたバーコード決済機能が「FamiPay」
ファミペイの機能の6. にある「バーコード決済機能」がFamiPayです。
FamiPayには、以下のような機能が搭載されています。
1. バーコード決済機能
スマホにバーコードを表示させ、店員がバーコードを読み取ることで決済できます。
2. FamiPayボーナスの還元
200円(税込)につき「FamiPayボーナス」というポイントが1ボーナス(1円相当)付与されます。
1ボーナスをFamiPayに1円分としてチャージできるので、還元率は0.5%です。
3. 各種サービスとの連結

ネット通販「カエマ」(2019年7月1日オープン)でFamiPay決済を利用すると、
・ 100人に1人無料
・ アプリ「ファミペイ」でのクーポンプレゼント
・ FamiPayボーナス還元
などのメリットがあります。
Famiポートサービス・収納代行でもFamiPayボーナスが付与される

他の「○○ペイ」にはないFamiPayならではのメリットとして、Famiポートサービス・収納代行でもポイントが付与される点が挙げられます。

ファミリーマートで、現金払い以外に収納代行が利用可能な方法としては「ファミマTカード」(クレジット)があり、200円(税込)ごとにTポイントが1ポイント貯まるので、ポイント還元率は0.5%です。
しかし7月31日をもって、Famiポートサービス・収納代行ではTポイントが付かなくなってしまうようです。
一方のFamiPayは、
になります。
「ファミペイ」「FamiPay」のデメリット・注意点
現在のところ、ファミリーマートくらいでしか使えない
FamiPayが利用可能なのは、現在のところファミリーマートとネット通販「カエマ」しかありません。
この状況は、同日にサービスを開始するセブンイレブンのバーコード決済「7pay」にも言えることですが、加盟店の増加が求められます。
利用可能な人はセブンイレブンでの「nanaco」+「クレカチャージ」の方がお得

ファミリーマート以外のコンビニでは、セブンイレブンで収納代行を電子マネー「nanaco」で支払えるサービスがあります。
nanacoで支払ってもnanacoポイントは付きませんが、nanacoにクレジットチャージするとクレジットカードのポイントが付与されます。

nanacoへのクレジットチャージが可能な高還元カードとしては、リクルートカードが代表的で、還元率は1.2%です。
Tポイント⇔FamiPayボーナスの交換ができない
これまで貯めたTポイントをFamiPayボーナスに交換することはできず、FamiPayボーナスをTポイントに交換することもできません。
貯まるポイントがnanacoポイントに一本化されている7payと比較すると、煩雑な印象です。
FamiPayへのクレジットチャージでポイントが付与されるのは「ファミマTカード」(クレジット)のみ
FamiPayへのチャージ方法は、
・ ファミマTカード(クレジット)でのチャージ
・ FamiPayボーナスによるチャージ
の3つで、ファミマTカード(クレジット)以外のクレジットカードでチャージすることはできません。
「ヤフーカード」でのチャージで1%還元され、キャンペーンの破壊力もある「PayPay」と比較すると、ポイント還元の面でも突出はしていません。
伸びしろ十分の「ファミペイ」「FamiPay」に期待

オールインワンアプリ「ファミペイ」と、ファミペイ内に搭載されているバーコード決済機能「FamiPay」は、クーポンやボーナスがもらえるお得さだけでなく、電子レシートやスタンプなどの利便性や楽しさも兼ね備えています。
現在のところ利用可能店舗が少なく、ポイント還元率も目立って高くありませんが、今後はTポイント以外に、楽天スーパーポイント・dポイントとの連携、FamiPay回数券の販売も予定されているため、加盟店さえ増えれば伸びしろは十分です。
アプリをダウンロードしておいても損はないかもしれませんね。(執筆者:角野 達仁)