大掃除といえば「年末、家族みんなで」昔から根付いている風習ですが、年末の大掃除は効率も悪く、経済的ではないのです。
大掃除に適した季節は、秋がおススメです。
年末の大掃除に毎年苦しむ方に向け
・ 秋の大掃除を経済的に済ます方法
についてご説明します。

目次
秋に大掃除をやるメリット・理由
大掃除といえば年末ですが、年末の忙しく寒い中、大掃除にとりかかるのは大変なので、秋のうちに済ませてしまいましょう。
秋の大掃除には「寒い」、「年末まで余裕がある」以外にも、秋ならではメリットがあるのです。
秋の大掃除のメリット(1) 洗濯物が乾きやすい
日中はまだ暖かい時期も多い秋なら、洗濯物も乾きやすいです。
ソファーカバー、クッションカバーなど、普段は頻繁に洗わないものも今のうちに洗ってしまいましょう。
また、カーテンなど大物は、カーテンレールにそのまま吊るして乾かす家庭も多いのではないでしょうか。
冬にレールに吊るして乾かすと、窓に発生する結露で乾きににくくなります。
カーテンも陽の光も部屋に差し込み乾きやすい今の時期をおススメします。
秋の大掃除のメリット(2) 粗大ゴミ収集スケジュールに余裕がある
年末に大掃除をすると粗大ゴミも発生するでしょう。
粗大ゴミ収集業者に電話をしても、回収は年明けになってしまうことも珍しくありません。
今の時期でしたら、まだ収集スケジュールに余裕があります。
今のうちに出しておけば、ゴミと共に年を過ごすこともないでしょう。
秋の大掃除のメリット(3) 秋の大掃除は光熱費の節約にもなる
秋の大掃除は、光熱費の節約にもなります。
お湯や暖房を使うほど寒くもなく、上記にも書いた通り洗濯物も乾きやすいため乾燥機も使わず済みます。
窓を開け放して掃除もできるため、空気清浄機も必要ありません。
筆者は冬の大掃除では、窓を開け灯油ストーブと暖房をフルで使っていました。
窓を開けると部屋の温度が急激に下がるため、暖房機器がものすごい勢いで稼働します。
「ゴォォォォォ」という彼らの回転音を聞くたびに、光熱費が頭によぎる…そんなストレスも秋なら不要です。
秋のうちに大掃除しておくべき箇所
秋のうちに大掃除しておくべき箇所は、主に6つです。
順番に時間とお金の節約方法も兼ねて、ご紹介します。

秋のうちに大掃除する箇所(1) 物置・靴箱など湿気が溜まる場所
冬は、物置や靴箱が外部との寒暖差の影響で、湿気がたまりやすくなります。
冬前に整理をし湿気対策を済ませ、中のものをカビから守りましょう。
すのこを敷くのも良いですが、もっと節約したい方は、読み終えた新聞紙やコーヒー粉を使うのがおすすめです。
くしゃくしゃにした新聞紙を床に敷き、カラカラに乾燥させたコーヒー粉を空き容器に入れて置いておきます。
消臭効果もあり、エコなお掃除方法です。
秋のうちに大掃除する箇所(2) エアコン
冬になるとフル稼働するエアコンですが、夏の汚れを残したままにしていませんか。
汚れが残ったエアコンはきちんと効果を発揮できず、光熱費にも影響が出るのです。
本格的な冬になる前に掃除をしておきましょう。
フィルターは外して埃をとり、羽や手の届く範囲は歯ブラシで水洗いをするだけでも、エアコンの効きに差が出てきます。
秋のうちに大掃除する箇所(3) 扇風機

夏の間出しっぱなしだった扇風機、まさかまだ出しっぱなし…なんてことはないですか。
扇風機はほこりもたまりやすく、そのまましまうとほこりが硬くなりこびりついてしまいます。
カバーと羽は本体から外してから水洗いをし、しっかりと乾かしましょう。
我が家ではお風呂場で洗います。
今の時期ならまだ寒さに凍えることもないため、浴室暖房機もなしで洗えます。
秋のうちに大掃除する箇所(4) キッチン
キッチン掃除を冬に行うと、お湯が必須になってしまいます。
ガス代節約も兼ねて、秋のうちに済ませてしまいます。
油汚れはまだ暖かさの残る秋の方が、浮きやすいです。
洗剤でこすらずとも油汚れがおちる時期の間に、掃除をすませておきましょう。
秋のうちに大掃除する箇所(5) 窓周り
夏のうちは窓を開閉することも多かったため、レール部分には汚れがたまっています。
こちらも窓を開けての作業になるため、暖かさの残る秋のうちに大掃除するのが、おすすめです。
窓は屋外から掃除する場合もあるため、なおさら寒さが厳しくない秋がいいです。
秋のうちに大掃除する箇所(6) クローゼット
去年、おととしと着なかった冬物はありませんか?
今、古着屋やリサイクルショップでは冬物の買取強化をしているところが多いです。
今のうちにクローゼットの整理をし、2年間着なかった服はリサイクルに出しましょう。
クローゼットの大掃除にもなりお小遣いも賢く稼げ、一石二鳥です。
春、夏物も今のうちに整理を済ませ、時期がきたらすぐに売りに出せるようにしておくと良いです。
秋に大掃除を済ませ、快適な冬を迎えよう
「大掃除=年末」では、いろいろと忙しく、満足に掃除ができない家庭も多いかと思います。
光熱費にも余裕がある今のうちに済ませ、お財布も暖かく家もきれいな状態で、新年を迎える準備をしましょう。(執筆者:遠藤 舞衣)