冬になるとお湯を使う機会が増えますね。
でもそのような時に限って、ガス給湯器の故障などトラブルが起こったりします。
修理で済む場合はよいけれど、長年使っているといずれは買い替えの時期がやってきます。
ガス給湯器は、最新のものがいろいろと販売されていて、
・ガス代の節約になる
・将来的に元がとれる
・補助金が出る
など、魅力的な話がいっぱいです。
しかし、本当にそのガス給湯器はお得なのかと思う方の参考になる、我が家のガス給湯器買い替え事例を紹介します。

目次
「エネファーム」と「エコジョーズ」
今までは新築戸建てに引っ越してきた時にすでに設置されていた「エコウィル」を使っていました。
約12年使用していた「エコウィル」が使えなくなり、2018年1月に給湯器を買い替えました。
その時に提案されたのが、「エネファーム」と「エコジョーズ」です。
初期費用にかなりの差があるのですが、結局どちらがお得なのかと購入前はいろいろと悩みました。
この2つの違いを簡単に説明します。
「エネファーム」の特徴

まずは、「エネファーム」の特長からあげていきます。
(2) 光熱費を年間約11万4,000円削減できるお得な料金メニュー。
(3) 1次エネルギー消費量とCO2を、同時に削減。
(4) コンパクト設計。
(5) 24時間高効率な発電をキープし、余った電気はお得にシェア。
(6) 運転状況の遠隔見守りと10年間のフルメンテナンスで安心。
(7) 家中どこでも外出先からでも、ガス機器を遠隔操作。
(8) 停電発生時に自立運転で発電を継続。給湯・暖房も使用可能。
など、さまざまな魅力的なメリットがあります。
ただし、価格がかなり高額です。
設置条件や取扱業者などによっても変わりますが、だいたい160~200万円します。
ちなみに我が家の見積価格は、「エコウィル」の撤去費用・設置代全て込みで約160万円でした。
「エコジョーズ」の特長

(2) エネルギーの有効活用で、従来システムに比べガス代が約1万1,000円/年お得。
(3) これからの地球環境に配慮。年間約240kg-CO2(約13%)のCO2排出を削減。
と、「エネファーム」に比べるとやや見劣りするかもしれませんね。
我が家の見積価格は、「エコウィル」の撤去費用・設置代全て込みで約50万円でした。
高額な「エネファーム」と迷った末に「エコジョーズ」にした理由
我が家の買い替え時に、これだけの価格差があるにも拘らず迷った理由は、
という説明を聞いたからです。
その長い目というは、約10年だそうです。
つまり、初期費用の価格差を埋めるのに約10年かかり、その10年以降はずっとお得になるわけです。
悩んだ末に、我が家で選んだのは「エコジョーズ」です。
理由は、「エネファーム」では価格差を埋めるのに10年かかってしまうということです。
「エコウィル」 は12年で動かなくなりましたが、もしも同じように12年動いたとしても、お得になるのは2年間だけです。
もしかしたら、もっと早くに故障してしまうかもしれません。
反対にもっと長く使えるかもしれません。
10年後のことはわからないので、今の価格差を選択したということです。
「エコジョーズ」を使用してみての所感
「エコジョーズ」に変えてから、ガス代・電気代の変化が気になりましたが、1年間使って言えることは、
です。
ガス代が下がった理由は、「エコウィル」もガスで発電していたので、その分の費用がかかっていました。
そして電気代は、発電でまかなっていた分がなくなり、その分上がったという訳です。
結局どちらも使ってみないと、本当にお得なのがどちらかわかりませんが、初期費用に100万円以上の差が大きいことを考えると、我が家の場合は「エコジョーズ」でよかったと思っています。
給湯器の買い替えにお悩みの方は、参考にしてください。(執筆者:堀越 まき)