私は家計簿をつけていません。
しかし、特に困る事なく今までやってきました。
貯金とは分けて、自由に使えるお金を1つの口座で管理しているので「使い過ぎ」にすぐ気づくはずだったのですが、キャッシュレス化が進み、残りの現金が見えにくくなる事で予想外に使いすぎてしまう事がありました。
そこで、私が見直したポイントと新たに取り入れた習慣についてご紹介したいと思います。

目次
「固定費」の見直し
私は以前 SoftBank のiPhoneを使っていました。
その時の携帯料金は端末代金(分割支払い分)も合わせて 7,000 円程だったと記憶しています。
SoftBank で契約していたのは、携帯電話を初めて使い始めた頃からのお付き合い(当時はJ-PHONE)という点と合わせてパケット使い放題で支払い価格が固定されていることやユーザー同士の無料通話が魅力だったためです。
格安SIM(MVNO)には興味があったのですが、移行の仕方や通信速度、契約による使用ギガ数の指定に不安がありなかなか変更できずにいました。
しかし、思い切って変更してみると意外にも本当に簡単に移行することができました。
スマートフォンをご利用中の方ならほとんどがSIMカードの差し替えのみで移行は完了します。
また、通信速度については利用者数が多いお昼時間(12時~13時)等に多少遅いなと感じることはありますがその他不満はありません。
指定ギガ数も初回は一番低いものに設定してみて様子をみると良いです。
パケットがなくなると速度は大きく落ちまずが、全く使用できなくなるという事はありませんでした。
今は、以前よりもPCを持ち歩きテザリング(※)するためパケット数をあげて 9GB 2,500 円程でつかっていますが、それでも5,000円ほど簡単に安くなりました。
※スマートフォンを無線LANルーター替わりにしてネットにつなぐこと
個人的には、速度が気になるなら「Y!mobile」、お試しで利用するなら「mineo」がおススメです。
ポイント
大手三大キャリアを使用しているなら格安SIMへの乗り換えを検討することをおススメします。
ただし、現在のキャリアの解約には解約料がかかる場合がありますので、乗り換えるタイミングには注意が必要です。
「交際費」の見直し
ママ友の集まりや学校の集まりで意外とかかるのが交際費です。
私は子供が小さいのでランチで集まることが多く、普段は頼まないジュースやデザートまで周りに合わせて頼むとランチでも意外とお値段がすることがしばしばありました。
昔は少しでも気分が乗らない飲み会には行かないスパっとした性格だったのですが、子供のためだと考えたり、会に参加しないと親としての役割を果たしていないような気がして集まりをなかなか断ることができませんでした。
しかし、意を決して毎月開かれるランチ会なら2~3か月に1度の参加に減らしてみました。
少しの期間参加せずともLINEでみるママ同士の会話や写真で状況がわかり、次回参加時に話についていけなくなる事はなく、子供も会う回数関係なしに打ち解けるので困る事はありませんでした。
また、ランチ時間を外し午前中に児童センターで集まったり、おやつ時間に集まったり、外食ではなく持ち回りで自宅に集まるとかなり出費は下がりました。

ポイント
息抜きになったり、有効な情報収集ができるのであれば無理に回数は減らしませんが、毎回同じような話題が会話に上がるようなら思い切って参加回数を減らします。
集まる場所や時間帯の変更が可能な場合は、おやつ時間の提案もおススメです。
習慣の見直し「〇〇の素、〇〇ソース、〇〇用ソース」
冷蔵庫の中に〇〇の素、〇〇ソース、〇〇用ソースはありませんか。
・ 焼肉ソース
・ 焼きそばソース
・ バーベキューソース
・ パスタ用 ミートソース
・ パスタ用 カルボナーラ
我が家で切らすと必ず購入していたものが上記です。
ソース類や〇〇の素は、いろいろな料理に使えますし、実家でも必ず冷蔵庫にあったので必需品として購入していました。
パスタ用ソースは材料費と作業時間を考え、その頃は専用ソースを購入した方がお得でした。
例えば、ミートソース。
以前は、玉ねぎやニンニク等の材料費や、切って炒めてという作業が面倒で時間がかかることがネックでした。
しかし、スーパーで玉ねぎ・ニンニク・トマトピューレの代用品としてカゴメ基本のトマトソースを見つけコスパの良さと料理時間短縮にもつながったため専用ソースは購入しなくなりました。
コストコで購入した豚ひき肉(税込100g 69円)を200gにカゴメ基本のトマトソース150円(295g)・ウスターソースを入れるだけでミートソースを作ることができ4人分の材料費は300円程度で収まります。
その他のソースも、ネットで調べると簡単に手作りできると分かり現在は買っていません。
ポイント
ソース類や〇〇の素は、パッケージの裏の原材料を確認したり、ネットで調べて手軽に作れそうなら買いません。
また、レシピ内でもネックとなる食材や調味料があれば代用品がないか、なくても作れるレシピがないか確認します。
習慣の見直し 100均で購入するもの・しないものを決める
「こんなものが100均に!」という発見をするとうれしくなりますし、商品回転もはやく、ネットで口コミを目にする時にはすでに購入できなくなっている場合もあるので暇があればついつい行きたくなります。
必要品の代用として品物を買いに行くついでに、いろいろ見て回ってしまい予定にないものまで購入することが多くありました。
例えば、自分好みの食器洗いのスポンジやタオル、便箋、洗剤、収納用品を見つけると「後々絶対使うのだから」と購入していました。
しかし、100均は全て価格が100円で統一されていて「安い」と錯覚してしまいがちですが、スーパーやドラッグストアの方が安い品物もあります。
ポイント
100均で購入するのは「季節モノ(正月飾り等)」、「試してみたいもの」、「リピート品」に限定しました。
上記いずれにも当てはまらないものは、少々手間でも一度スーパーやドラッグストア等で価格の裏どりをしてから品物を買います。
ちなみに、経験から100均ですぐ使えなくなった文房具や乾電池、爪切りやハサミなどの刃物類は購入しません。
習慣の見直し 嗜好品は購入理由を考えて買う

嗜好品は、心の栄養です。
「日々仕事・育児で頑張っているから」とあまり購入を抑えることはありません。
育休中は自宅にいることが多かったのでついついお菓子も買っていました。
忙しい生活の中で一息つくためのカフェ代もありました。
しかし、この中で私が見直したものがありました。
それは「お菓子代」です。
「私一人の楽しみ」はカフェ代の1つで十分です。
また、産後体重が増えてきた事と息抜きにかこつけて1度に300円程の高価なお菓子まで買うようになった事からきっぱりお菓子の購入をやめました。
どうしても小腹が減るときは、自宅にあるものでホットケーキなどを手作りして我慢します。
ポイント
嗜好品は購入する前に「誰が楽しむためのものか」を考えます。
これがないと心が苦しくなるか、自分ひとりが楽しむものではないか、類似品は作れないのかを考え、必須だと思わなければ棚に戻します。
買わないものを明確化する
固定費や交際費はできる限り下げ、品物の購入時には買わないものを明確化することで家計簿をつけなくとも予算内に収めることができています。
ちょっとした決め事でムダ使いが減り、さらに買い物もしやすくなりますのでぜひおためしください。(執筆者:神春 廣)