とはよく耳にしますが、実際には自由にお金が使えなくなることへの抵抗から、別会計にしているという夫婦が多いものです。
そこで今回の記事では、プライバシーは守りつつ夫婦で楽しく口座を共有できるアプリをご紹介します。
目次
共通口座管理と言えばアカウント共有
夫婦の共通口座と言えば、どちらかの名義の銀行口座を作成し、インターネットバンキングのアカウントや通帳を共有することで、お互いが共通口座を管理できるようにするという方法が一般的です。
しかしそれでは、
・ 自分の個人口座とは別のアカウントを持つことで管理が煩雑になる
というデメリットがあります。
一方、口座を一元化しない場合では、Money Forward MEに代表される情報紐付け型の自動家計管理アプリによって、複数の口座やクレジットカードの支払い情報を一括管理をするという方法があります。
しかしそれでもアカウントを共有しなくてはいけない手間は変わらず、秘密にしておきたい自分の口座内のお金の出入りやクレジットカードの支払い履歴などを相手に見せないためには、夫婦共通アカウントとは別の方法で管理しなくてはいけないことになります。
そういった管理の煩雑さや、プライバシーがなくなってしまうリスクから、共通管理を避けてきた夫婦も多いかもしれません。
シェアしたいお金だけ共有できる「OsidOri」
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そこでオススメしたいのが、秘密にしたい自分の口座情報やクレジットカードの支払い情報は自分だけが見られる状態にして、共有したい情報だけをシェアできる「OsidOri」というアプリです。
登録した口座やクレジットカードなどの支出が自動的に反映されるため、金額を入力する手間がありません。
個人ホーム(自分専用ページ)ではパートナーには見せたくないお金の出入りを管理でき、家族ホーム(パートナーとの共有ページ)で家族のお金の出入りを管理できます。
共有口座がある、またはこれから作る場合も、共通口座は作らずに支出を担当制にしている場合も、このアプリを使えば簡単に夫婦での家計管理ができるようになります。
共有口座と自分専用口座を分けて持つ場合
共通口座と自分専用口座を分けて持つ場合は、
・ 個人ホーム: 自分専用口座や自分用クレジットカードを登録
これだけでOKです。
項目別に支払いを担当する場合
共通口座を作らず、家計の支払いを担当制にしている場合には、
これで、家計支出を夫婦で把握できるようになります。
「OsidOri」のメリット
家計分担に不満があり自分からは言い出しにくかった場合でも、プライベートな部分は守りつつ家計支出を見える形にすることで、パートナーが気づきやすく、夫婦でお金の話をしやすくなります。
さらに、「家族旅行」や「教育資金」など共通の貯金目標を設定して、一緒に目標に向かって貯金ができる機能も備わっています。
夫婦別会計の場合、「パートナーが貯金してくれているだろうと思っていたらフタを開けてみると全然貯金してくれていなかった」という事態も考えられます。
貯蓄目標を共有することでそういったリスクは減らすことができますし、自分自身のやる気にもつながるのでオススメです。
プライバシーもほどよく守りつつ、共通管理を始めてみたいという夫婦にピッタリのアプリです。
「OsidOri」のデメリット
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夫婦での家計管理にオススメのOsidOriですが、デメリットとしては対応する金融関連サービスが足りない場合があることがあります。
自動家計簿アプリで人気のMoney Forward MEでは、銀行や証券会社に加えて年金、携帯キャリア会社、通販、ポイント、電子マネーでも非常に多くのサービスが連携されています。
OsidOriでも銀行やクレジットカードについては多くのサービスを連携が可能ですが、電子マネーはPonta、Suica、nanacoやWAONなどを中心とした9種類のサービスしか選べないなど一部不便な所があります。
また、Android端末には対応していない点もデメリットの1つです。
使用感は非常にシンプルで分かりやすいですが、いろいろなサービスを連携させて詳細に管理したいという場合には物足りなく感じる可能性があります。
初めて夫婦共同管理を始めるケースや結婚前の同棲カップルなどには非常にオススメのアプリですが、口座を1つにまとめて詳細な家計管理を行いたい場合には、最初に述べたアカウント共有による管理方法の方がマッチするかもしれません。
「OshidOri」で家計を「見える化」しよう
夫婦のお金の管理方法を変えるのは面倒だというイメージが強いですが、今回ご紹介したアプリなら簡単に始めることができます。
家計を見える化することで夫婦間のお金の価値観を共有でき、家族としての家計意識も高まること間違いありません。
全てを共有するのは抵抗がある、という方でも使いやすい仕様になっているので、ぜひ一度利用してみてください。(執筆者:島村 妃奈)