子どもの成長は早く、洋服はあっという間にサイズアウトしてしまいます。
被服費を抑えるためにあえて大きめサイズを買う人もいますが、メリットだけでなくデメリットもあります。
今回は、「子供服は大きめを買う」が得なのか損なのか、また被服費を抑える3つのコツについて解説します。

目次
「大きめを買う」メリット・デメリット
小学生ぐらいになると、子どもの成長スピードがどんどん加速します。
幼児期は数年着ることができたのに、ワンシーズンでサイズアウトということもめずらしくありません。
そうなると、やはり大きめを買って被服費を抑えたいと考える人が多くなります。
筆者も子どもが小さい頃は「大きめ」を意識して買うことが多かったです。
大きめサイズを買うメリットは、「翌年も着られる=被服費が抑えられる」という点ですが、メリットよりもデメリットの方がたくさんあります。
「大きめ」を買うデメリット
・ だらしなく見える
・ 好みや流行りが変わると着てくれないこともある
・ ダボダボして動きづらい
筆者の経験では、娘は小学生になった頃から好きな色や好みがどんどん変わって、翌年着てくれないことが多くなりました。
また、息子はとにかくすぐに穴が開いたり擦り切れたり、1年でくたびれてしまう服がほとんどです。
幼児期であれば翌年に着せられますが、小学生ぐらいになると
「男の子は遊び方がダイナミックになる」
のでむずかしくなります。
アウターは大きめを買うのもアリ
インナーやズボンはサイズが合わないと着心地も見た目もしっくりきませんが、アウターは1~2サイズ上でも意外と着こなせます。
そもそも、ジャストサイズのアウターだと、厚着をするときつくて動きにくくなってしまうこともあります。
子供の成長にもよりますが、大きめなら2~3年は着られる可能性があります。
筆者の娘は、9歳の時にワンサイズ大きいユニクロの上着を買い、12歳になった今でも着ています。
とはいえ、洗濯を繰り返すうちに色褪せてきたこともあって、「外遊び限定」です。
流行が気になる女子ですが、シンプルなデザインが功を奏したといえます。
・ シンプルなデザイン
・ 洗濯できる素材
・ 汚れが目立つ淡い色は避ける
被服費を抑える3つのコツ
アウター以外の子供服は、3つの方法でお得に手に入れられます。
子供服にかかるお金を少しでも節約するなら、試してみる価値ありです。
1. ご近所さんや親戚からお下がりをもらう
ママ友や親戚に2~3歳年上のお子さんがいるようであれば、お下がりをもらうのがおすすめです。
「あまり着なかった」、「捨てるのは忍びない」など、サイズアウトした服をどうしようか悩んでいるお母さんは多いです。
とはいえ、自分から「お下がりください」とはなかなか言えません。
もし身近な人が声をかけてくれたときは、ご厚意に甘えましょう。
2. リサイクルショップやシェアリングを利用

リサイクルショップやメルカリなど、不用品のやり取りを上手に活用すれば、子どもはもちろん大人だって被服費を節約できます。
ユーズド品(古着)を購入するときのコツは、以下の通りです。
・ 手に取って生地に痛みや色褪せがないかチェックする
・ メルカリなら説明書きを確認し、気になる点は出品者に確認する
・ 襟の皮脂汚れや袖口の黒ずみがないかチェックする
また、以下の子供服シェアリングサービスを利用すれば、服を「共有」できて子供服の管理もしやすくなります。
3. シーズンオフに安く買う
ユーズド品に抵抗がある人は、シーズンオフのセールを狙うに限ります。
しかし、セール品はシーズン中に着る機会が少ないので、「大きめサイズ」を買わなければいけません。
夏服なら7月、冬服なら12月から衣料品のセールが始まります。
夏服は7~9月上旬まで着られるので、掘り出し物があればオンシーズン用に購入した場合でも、十分もとが取れるでしょう。
すぐにサイズアウトする子供服は賢く手に入れよう
子供の成長はうれしいけれど、すぐに洋服がサイズアウトするのは悩みの種です。
被服費の節約を考えるのであれば、「大きめサイズ」にこだわりすぎず、ジャストサイズのユーズド品やシェアリングサービスも活用してみましょう。(執筆者:成田 ミキ)