マイカーを利用する頻度が高いと、やはりガソリン代が家計に響いてきます。
少しでもガソリン代を節約したいのであれば、1か月のガソリン代を予算化して給油方法を工夫してみましょう。
今回は、ガソリン代を抑えたい人に役立つ「ガソリン予算化」と「給油時の金額指定」による節約方法を紹介します。

目次
金額指定と満タン 燃費には大きな差はない
満タン給油にすると、ガソリンの重さで燃費が悪くなるという話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
筆者は、
というイメージから、なんとなく満タン給油を避けていました。
燃料タンク容量50Lの場合、満タン時のガソリンの重さは、以下の通りです。
※ガソリン1Lあたりの重さ
ガソリン量を2分の1にしたとして、重さの差は18.75kgほどです。
若干燃費に影響はあるとしても、5歳児1人分の体重程度と考えると、あまり大きな差はないように感じます。

金額指定なら「ガソリン代を予算化」できる
満タン給油がさほど燃費に影響しないなら、いつも満タンでいいやと思う方もいるかもしれません。
しかし、満タン給油には落とし穴があります。
それは、
単価130円で、40L給油すれば5,200円、20Lなら2,600円ですので、数千円単位で家計管理をしている人にとっては、月々の調整が大変です。
特に給料日前や財布が寂しいタイミングで満タン給油となれば、出費が気になるでしょう。
そこで、おすすめしたいのが「ガソリン代の予算化」です。
まずは、毎月かかっているガソリン代を把握して、以下の流れで節約を目指しましょう。
2. 周辺エリアで単価が安いスタンドをチェック
3. 給油しなかった月やおつりがあったときは「ガソリン費」を貯金へ
筆者は、外出自粛の期間は外出が少なくガソリン代がかからなかったので、ガソリン費はそのまま貯金にスライドしました。
「ガソリン費の残りは貯金」という習慣がなく、お財布で管理していたら、ムダ遣いをしていたかもしれません。
「スタンドリサーチ」でエリア内の底値をチェック
住んでいるエリアに複数のガソリンスタンドがある場合、ガソリン比較アプリ「gogo.gs」でエリア内の底値をチェックできます。
金額指定で給油するメリット・デメリット
金額指定で給油する場合、メリットだけでなくデメリットもあります。
自分のライフスタイルやニーズに合っているかチェックしてみましょう。
メリット
・ ガソリン代を把握しやすい
・ 給料日前でも安心
・ 定額だからガソリン単価が気になりにくい
デメリット
・ 車移動が多いと、給油頻度が多くなり手間がかかる
・ 満タン給油で特典があるスタンドの場合、対象にならない
筆者は、買い物や家族の送迎に車を使う程度なので、金額指定での給油はメリットが大きいと感じています。
「1か月3,000円」と予算を決めているので、ガソリン代の把握がしやすく、使わなかったお金はチリツモ貯金ができて一石二鳥です。
しかし、車移動が多い人や、災害時に備えて常に満タンにしておきたい人にとっては、デメリットの方が大きく感じるかもしれません。

金額指定で給油する際の注意点
指定した金額になる前に満タンになれば、自動的に給油は止まります。
しっかり給油ノズルを給油口に差し込んでいるか確認しましょう。
また、長距離ドライブや高速道路に乗る場合は、燃料切れに注意が必要です。
事前に満タンにしておくか、給油ポイントをチェックしておきましょう。
自分に合った給油方法でガソリン代を節約しよう
満タン給油が合う人もいれば、金額指定の給油が合っている人もいるでしょう。
楽しみながら節約・貯金をするなら、ガソリン代の予算化がおすすめです。
給油方法を工夫して、貯金に回せるお金を増やしましょう。(執筆者:成田 ミキ)