以前は「小銭貯金」を貯めてお小遣いや小口資金に充てていたのに、キャッシュレス時代になって小銭貯金ができなくなったという方も多いのではないでしょうか。
キャッシュレス時代には「貯金アプリ」を使ってお金を貯めるのが主流かもしれません。
しかし、小銭を現金で日々「チャリン、チャリン」と貯金箱に入れることそが小銭貯金の楽しさであり、お金が貯まっているという実感も味わえます。
そこで、この記事ではキャッシュレス時代に小銭貯金で楽しくお金を貯める3つの方法を紹介します。

目次
1. 現金でしか支払えないときはお札で支払い、おつりを貯金する
キャッシュレス決済がだいぶ普及してきましたが、それでもまだ、現金でしか支払えない場面はけっこうあるものです。
そのような場面に備えて、まずはお札を準備しておきます。
準備するお札の量や種類は人によりますが、筆者の場合は銀行ATMで9,000円(千円札4枚 + 五千円札1枚)を準備しておけば1~2か月はもちます。
そして、現金でしか支払えない場面ではお札で支払い、小銭で受け取ったおつりはすべて貯金するのです。
たとえば、100円ショップはクレジットカードを使えないところが多いので、220円の買い物を千円札で支払い、おつりの780円を貯金します。
筆者の場合はめったに現金を使わないのですが、人によってはこれでかなり貯まることでしょう。
2. あえて小銭を家に用意しておき、つもり貯金をする
小銭貯金をする方の中には「つもり貯金」が好きな方も多いと思います。
たとえば、家でインスタントコーヒーを飲む際に缶コーヒーを飲むつもりで130円を貯金したり、第3のビールを飲む際に本物のビールを飲むつもりで100円を貯金するなどです。
キャッシュレス時代でも、小銭を用意しておけば問題なくつもり貯金はできます。
筆者の場合には、節約のためにインスタントコーヒーや第3のビールを愛飲しているので、これでかなり貯まっています。
小銭を用意するためにわざわざ買い物をする必要はありません。
銀行のATMでときどき「999円」あるいは「990円」を引き出せば十分です。
3. 硬貨を毎日1枚、貯金箱に入れる

硬貨を毎日貯めていくスタイルの小銭貯金もあります。
この方法も、あらかじめ小銭を準備しておけば簡単にできます。
500円玉を毎日1枚貯めれば月に1万5,000円貯まりますが、それが厳しい場合には100円玉で始めてもよいことでしょう。
今まで貯金の習慣がなかった方にとっては、この方法が最も堅実かもしれません。
10円玉からでもよいので、コツコツと貯めてみてはいかがでしょうか。
日々、現金に触れる
キャッシュレス時代になって、現金に触れる機会が減った方は多いことでしょう。
小銭貯金には日々お金を触って、お金のありがたみや豊かさを感じられるというメリットもあります。
キャッシュレス時代だからこそ、小銭貯金を楽しんでみてはいかがでしょうか。(執筆者:元弁護士 川端 克成)