今まで「手書きの家計簿・スケジュール帳を利用した家計簿・家計簿アプリ」で家計管理をしようと試みましたが、どれも長く続かずに何度も挫折しました。
手書きの家計簿が長続きしなくて「アプリなら簡単に家計管理ができるはず」と始めてはみたものの、結局はレシートが溜まって面倒になってやめていました。
しかし、ちょっとしたポイントを意識するだけで、家計簿アプリで挫折せずに1年以上家計管理を継続できるようになりました。
今回は、家計簿アプリを挫折せずに長続きさせる3つのコツを紹介します。
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目次
変動費・現金把握は家計簿が必須
家計を大まかに把握するだけなら、家計簿をつけなくても過去の銀行通帳を見返すことで収支の割合を把握できます。
しかし、家計の変動費(特に現金支出)の割合については、家計簿をつけることで各項目の割合や見直しポイントを把握できます。
変動費の全部をカード支払いにしている場合には明細を見れば内容を把握できます。
しかし、現金とカードを併用している場合には、変動費の全体を把握するために家計簿が必要です。
では、家計簿アプリを長続きさせるコツを見ていきましょう。
【長続きのコツ1】レシート溜めない
家計簿アプリで挫折する原因といえば、レシートが溜まって面倒になってしまうことです。
利用する家計簿アプリは、レシートを撮影するだけで家計簿をつけられる「Zaim」や「マネーフォワード ME」などがおすすめです。
筆者は買い物をしたらその場でレシート撮影し、レシートは絶対に財布に入れないようにしています。
どうしてもレシートが溜まってしまうという人は、あえてレシートを1か月分溜めておいて月末にまとめて撮影するという手もあります。
毎日買い物しても30枚程度なので、まとめて処理してもスマホで撮影するだけなら数分で済みます。
【長続きのコツ2】項目を細分化しない
家計簿アプリを始めた当初、1枚のレシートを食費と日用品費に手動で項目分けしていました。
最近のスーパーやドラッグストアは品ぞろえが豊富なので、1回の買い物で「食費・日用品費・美容費」など複数項目の商品を購入できます。
その都度手動で項目分けをしていると結局は面倒になって長続きしなくなってしまうので、今では1枚のレシートは同じ項目で処理するようにしています。
細かい項目が分からなくても、月末に家計簿を見直した時に「スーパーで購入したのは〇円か」と振り返りができるので、不便を感じたことはありません。
【長続きのコツ3】月末か月初にプチ反省会をする
「今月は使いすぎちゃったな」と思うだけでは家計簿をつけている意味がありません。
ことで家計の「把握 → 改善」できます。
面倒に感じるかもしれませんが、プチ反省会をするかしないかで家計管理がぐっと変わってきます。
反省会といっても5分程度なので、まとめてレシート撮影をした後に行ってもトータル10分程度で済みます。
家計簿アプリの便利な機能を活用してみる
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の効果があります。
また、収入や固定費の引き落としなど家計の全体をアプリ上で把握します。
予算を設定できるアプリであれば、予算と実際に使った金額を簡単に比較できます。
また、「今月あといくら使えるのか」が可視化されるので、予算を意識して買い物できます。
家計簿をつけると見える家計の改善ポイント
家計簿をつけてみると、今まで気付かなかった無駄遣いや改善ポイントが見えてきます。
→ 上限を設定する
【無駄遣い】雑誌を何冊も購入している
→ 定額の電子書籍にする
【無駄遣い】スーパーの来店頻度が多く、毎回不必要なものを購入している
→ まとめて週1~2回の買い物にする
上記の例は、筆者が家計簿をつけて気付いた改善ポイントです。
毎月少しずつ反省と改善を繰り返していくことで、無理せずに家計を管理する方法が分かっていきます。
コツを押さえて長く継続
ちょっとしたポイントをおさえるだけで家計簿アプリは継続しやすくなります。
今まで家計簿が続かなかったという人も、紹介した長続きのコツを意識して家計簿アプリを試してみてください。(執筆者:川井 奈央)