節約のために家計簿に挑戦したのに三日坊主で続かないのは、自分に合った家計簿を使っていなかったからかもしれません。
家計簿は自分の性格に合ったタイプを使わないと、続けるのが難しいのです。
ここでは家計簿を性格別に紹介するとともに、それぞれの書式のメリットをお伝えします。
2021年により良い生活を送れるように、家計簿にぜひともチャレンジしてください。これを機に三日坊主とはサヨナラです。
目次
家計簿が続かない理由
家計簿を続けられない理由には、「書くことが面倒になった」「家計簿をつけても意味がなかった」などがあります。
書くことが面倒になったという人は、家計簿のタイプが自分の性格に合っていないことが多いようです。
また、家計簿をつけても意味がなかったという人は、家計簿をつけていても「家計の状態について知りたい内容を把握できなかった」ことが原因だと思われます。
従って、この問題を解決できれば家計簿を続けやすくなることが多いのです。
自分に合う家計簿の選び方
ここからは、自分に合った家計簿の選び方を見ていきましょう。
目的から考える
家計簿を始める際には「家計のどのような状態を知りたいのか」を考えてから始めます。
・ どのような物を買ったのか
・ 買った内容を1つ1つ把握したいのか、まとめて記載してOKなのか
細かく知りたいのか、大まかに知りたいのかによって、使う家計簿のタイプが変わります。
家計簿の書式は
を考えながら選びましょう。
見本の書き方を見てイメージする
家計簿にはいろいろな種類があるので、選ぶのもひと苦労です。どれにしようか悩んだ際には家計簿の見本を参考にしましょう。
最近の家計簿は、実際に使った際のイメージをしやすいように、最初のページに使い方の解説が書かれているものがほとんどです。
自分の性格から考える
自分の性格に合った家計簿選びはとても大切です。気合を入れて記入項目の多い家計簿を買ったとしても、大ざっぱな人には続けられないからです。
毎日記入をしたほうが落ち着く人もいれば、1か月に1回まとめて記入したいという人もいます。
細かく知りたいからと合わない物を使うと、かえってストレスになります。
三日坊主になりやすい人は、まずは1か月の支出をザックリと計算する家計簿など、簡単な物から始めると続けやすくなります。
家計簿のタイプを紹介
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性格や目的に合わせて、いろいろな書式の家計簿をピックアップしました。自分の性格と照らし合わせながら選んでみてください。
項目不要の一括記入タイプ
性格:「自分は大らか(ズボラ)」だと思う人、細かいことは気にしないという人
「とりあえず出費がどれくらいあるか知りたい」「ズボラだから続けられるか不安」という人には、「一括記入タイプ」の家計簿がおすすめです。
使ったら記入して合計を出すのみの家計簿で、項目別に記入する必要がありません。したがって、家計簿をつける習慣がなかった人でも簡単に続けやすいというのが特徴です。
取っておいたレシートの合計を記入していくだけです。
つける間隔は毎日~1か月と自分が書きやすいタイミングで大丈夫です。1か月毎に出費の合計を出すだけでも、節約意識がかなり高まります。
続けるうちにもっと詳しい家計簿をつけたくなることがあるので、その際には他の家計簿に変えてみるとよいことでしょう。
毎日記入タイプ
性格:「自分は几帳面(神経質)」だと思う人、毎日つけないと不安な人
「毎日記入タイプ」の家計簿では、1日にどのくらい使ったのかを把握できます。家計簿を毎日しっかりとチェックしたい人にはこのタイプがおすすめです。
このタイプの市販の物は、食費、日用品、その他といった3~4項目に分かれている書式が多いようです。
毎日使った出費を把握できるだけではなく、1週間ごとに項目別に合計を出すこともできます。
しかし、「毎日記入するタイプは面倒臭い」と思う人にがこのタイプを使うと三日坊主にることでしょう。
毎日記入する時間を作れるなど、マメに記入できる人におすすめです。
項目別記入タイプ
食費や日用品費、被服費など項目毎の出費を知りたい人には「項目別記入タイプ」の家計簿がおすすめです。
「どの項目の出費が家計に影響を及ぼしているのか」を把握できるため、節約をしなければならない項目が分かりやすいのが特徴です。
私がこの家計簿を使ったところ、出費が少ないと思っていた日用品費の支出が多い事実が判明するなど、いろいろと気づくことができました。
毎日記入しなければならない書式ではありませんが、項目を分けて書くのが面倒な人もいるかもしれません。
その場合には「食費・日用品・その他」など項目を少なくすると続けやすいと言えます。
レシート式タイプ
「レシート式タイプ」は取っておいたレシートを家計簿に貼って、1か月毎に支出合計を出していく仕組みです。
家計簿に書いていく必要がなく、レシートがある程度たまったら家計簿に貼っていくだけなので、それほど手間がかからないのが特徴です。
大ざっぱな家計簿に感じられますが、レシートには買った店や商品名が細かく記載されているため、自分の買い物の傾向や商品の価格比較などの分析をしやすいのです。
ちなみに、私は
レシートを取っておいて、どの店の商品が安いのかをよく比べたものです。
便利ではありますが、レシートは貼っていくと家計簿が厚くなっていくのでかさばるのが欠点です。
「レシート式タイプ」専用の家計簿は市販の物もありますが、レシートを貼って合計を出すのみなので通常のノートでもできます。
ノートのサイズはA4もしくはB5がおすすめです。
「家計簿アプリ」
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「いつでも家計簿を確認したい」、「楽しんで記入したい」という人は、スマホの「家計簿アプリ」を利用するのが手です。
「家計簿アプリ」には
・ レシートを読み込むタイプ
などがあります。
無料でダウンロードできるもの多く、かわいいキャラクターが出てくるものもあれば、「マネーフォワード ME」のような家計の項目別割合まで出せるアプリもあります。
私が使ってみて良いと思った点は、自動計算機能です。面倒な計算を瞬時にしてくれるので、とても助かりました。
自分好みのアプリで家計簿をつけると楽しく続けられるので、スマホ記入が好きな人は試してほしいです。
1か月の出費の大まかな把握だけでも節約意識が高まる
家計簿を選ぶ際には、家計の内容をどのくらい把握したいのかによって使うタイプを考えましょう。
毎日記入するタイプや記入する項目の多いタイプは几帳面な人、たまに書くタイプや記入項目の少ないタイプは大ざっぱな人に向いています。
大ざっぱな人が気合を入れて細かい記入に挑戦しても続かない傾向にあるので、自分の性格にあった家計簿を選んでください。
1か月に使った出費を大まかに把握するだけでも節約意識が高まるので、「貯蓄をしたい」「より良い生活をしたい」と考える人には家計簿をつけることをおすすめします。(執筆者:藤代 聖子)