auスマートパスプレミアム(以下、スマプレ)は月額548円支払うと、クーポンその他でそれ以上のリターンを受けられるサービスです。
工夫次第で金銭的価値のどんどん高くなるこのサービスのひとつに、次のものがあります。
目次
Pontaを1.5倍に増額し、ネットモールのau PAYマーケットで使う
キャッシュレス界では、Tポイントを充当する「ウエル活」に似ています。
非常にお得なのですが、筆者の場合、肝心のPontaが尽きてしまいました。
Ponta1.5倍を使うため、いろいろ方針を考えてみました。
個人的な悩みと解決が主になりますが、どなたにもご参考になるはずです。
au PAYマーケットのポイント交換所
共通ポイントのPontaを、「ポイント交換所」で増額してau PAYマーケットで使えます。
このお得なサービスはいろいろ変遷してきました。
若干サービス低下し、2022年11月以降はこうなっています。
1. スマプレ会員は常時1.2倍に交換できる
2. 会員が、前月に千円以上au PAYマーケットを使うと1.5倍に交換できる
3. はじめてのau PAYマーケット利用者は1.5倍
4. 誰でも1.1倍
交換上限があります。
1~3は、2,000ポイント。
4は10万ポイントです。
それから、交換後の有効期限が「30日」です。
ごく普通には、au Payマーケットでの買い物を決めてから交換するのがいいでしょう。
交換所はスマホ限定で、パソコンではできません。
使い方のヒントとしては、それぞれこうなります。
1. スマプレ会員は、いつでも2,000ポイントを2,400円相当で使える
2. 前月に買い物をしたスマプレ会員は、2,000ポイントを3,000円相当で使える(毎月)
3. はじめてau PAYマーケットを使うなら、2,000ポイントを3,000円相当で使える
4. 誰でも10万ポイントを、11万円にして使える
スマプレ会員になると、毎月au PAYマーケットを最大千円引き(2,000円が3,000円に増えるため)で使えるわけです。
ただ、そんなにいつまでもPontaはありません。
どうやってPontaを仕入れるかも考えます。
auスマートパスプレミアムに加入する
ポイント交換所は、「au PAYマーケットの初回利用者」「1.1倍に増えればいい」という人を除くと、現在はスマプレ会員のためのものです。
筆者は今年スマプレに加入し、毎月フル活用しています。
毎週出ていたミスタードーナツクーポンが終わってしまいましたが、まだまだ使います。
クーポンだけ(ローソン1回250円引きと、他のクーポン100円引き×3回)で、月会費を取り返すことを考えています。
ポイント交換所のことも常に頭にありますが、これはクーポンで元を取り返した上でのオマケと考えています。
スマプレに加入するには、携帯キャリアがauである必要はありません。
生活に合っているかどうか検討するには、一度加入してみることをおすすめします。
加入にあたり、押さえておくポイントです。
・ 初回30日無料(入会時は日割り計算)
・ やめるのは簡単(退会時の日割りはないので月末に退会するのがいい)
・ 月1回発行、1か月有効のローソン250円引きクーポンを活用して、月額548円を半分取り返せる
・ 現在、新規入会でドトールコーヒー200円引きクーポンが10枚もらえる
30日無料とドトールコーヒークーポンのおかげで、少なくとも入会5か月弱、損はしないことが確定しています。
筆者と同様、半年間無料のYahoo!プレミアムに加入しない人であっても、スマプレはおすすめです。
この記事で取り上げるポイント交換所と無関係に、入っておきたいサービスです。
au PAYマーケットのクーポンももらえる
新規入会で、ドトールクーポン以外にau PAYマーケットのクーポンももらえます。
2023年7月からは、入会時に次のクーポンがついてきます。6月以前の入会特典より使いやすいクーポンです。
<2,000円以上で使える1,000円クーポン×4か月分>
ポイント交換と併せて活用しましょう。
これ以外にもたびたびau PAYマーケットのクーポンがもらえますが、1回の利用条件が高いなどやや使いづらいところがあって、筆者には使うチャンスがなかなかありません。
ポイント交換所で増やすことに注力するのには、その理由もあります。
Pontaを増やすために仕入れてくる
先月、Ponta1,000ポイントをポイント交換所で1,500に増やし、au PAYマーケットでお米を購入しました。
今月も1.5倍に増やせますし、あるいは今月少額(1,000円以上)の買い物をすることで、来月も1.5倍にできます。
しかし、肝心のPontaがありません。
Pontaをどこから仕入れてくるかという話です。
Pontaが入ってこなくなった
筆者の場合、生活においてよく使うクレジットカードを徐々に替えていたら、Pontaが入ってこなくなりました。
もともとは、次の手段でPontaが常にあったのです。
・ リクルートカード(dポイントとPontaが選べる)
・ au PAYカード
・ au PAY(QRコード決済)
リクルートカードは還元率1.2%のカードですが、現在は使っていません。
キャッシュレスとの相性がよくないため、出番が減ったのです。
カード直接決済である公共料金引落しには向いているものの、筆者の場合「エポスゴールドカード」「Oliveゴールド」の2種類のカードがともに年間100万円利用を前提にしたとき還元率1.5%です。
au PAYカードは、au PAYへのチャージ還元率がゼロになってから解約しました。
どちらも、キャッシュレス界では最先端の存在ではないなという印象です。
au PAY(QRコード決済)だけではどのみち200円につき1ポイント付与のため、知れています。
Pontaがたまる優れたカード「Orico Card THE POINT」
Orico Card THE POINTの「オリコポイント」は、Pontaに等価で交換できます。
このカード自体還元率1.0%です。
そして、Mastercardブランドを使うことで、次の通り発展があります。
・ au PAYに、月5万円までチャージして通常のポイント還元
・ (Androidのau PAYにより)モバイルSuicaにau PAY残高をチャージして0.5%付与
つまり、au PAYカードの代わりとしてフル活用できる1枚です。
Androidなら、Suicaに還元率1.5%でチャージできて、おまけにPontaがたまります。
もっとも筆者の場合、誰にでもおすすめできるこのカードも最近利用頻度が少なく、ここにもPontaがやはりありません。
Pontaがたまる優れたカード「ローソンPontaプラス」
Pontaへ等価交換できるクレジットカードには「ジャックス」があります。
もっともジャックスのポイントプログラム「ラブリイポイント」が高還元率でたまるのは、プラチナ等高グレードのものです。
年会費無料のカードではローソン銀行発行の、「ローソンPontaプラス」がいいかもしれません。
今後、入会キャンペーンで、こちらを入手しようと思います。
現在、入会キャンペーンで5,000ポイントもらえます。
ローソンPontaプラスは、2020年に還元率を上げています。
一般加盟店で1.0%はなかなかいい数字ですが、肝心のローソンでは、毎月10日、20日が6.0%還元です。
三井住友カード(スマホタッチ決済で7.0%以上)、三菱UFJカード(現在10%または15%)に負けています。
そんなカードですが、Pontaを増やすためならいいかもしれません。
目減りしてもいいならカードはある
いろいろ考えていて、結論が出ました。
今月も、できれば1.5倍で買い物をしたいのです。そして、あるところにはPontaがあります。
ただし、目減りするのです。
現在、次の2種類のカードに、ポイントがたくさんあります。
入会キャンペーン等のおかげです。
・三井住友カード(Vポイント)
・三菱UFJカード(グローバルポイント)
この2種類からPontaへは、交換率1対0.8と目減りします。
Pontaに限らず、共通ポイントへの交換はこうなっています。
ですが、2割減でもいいのです。
1.5倍に増やす前提なら、0.8×1.5で、結局1.2倍になるためです。
どちらかのポイントプログラムからPontaに移行し、7月中に1.5倍に交換しようと思っています。
それぞれの、ポイント交換に関する最大日数は次の通りです。
・Vポイント … 3日
・グローバルポイント … 4営業日
この日数なら、月末にポイントを交換し、できたPontaを1.5倍にする時間的余裕があります。
2,000円相当(グローバルポイントだと、400ポイント)をPontaにすると、1,600ポイントになります。
これをポイント交換所で2,400ポイントに増やして、買い物をしようと考えています。
ちなみに、三菱UFJカード(グローバルポイント)を優先します。
このカードはもともと、等価交換先が「ビックカメラ、ベルメゾン、amazon」しかないので、2割減でもそれほど損した気にはなりません。
むしろ、このカードは現在「松屋とコンビニ」での15%還元カードとして活用しています。
15.0%還元について、1.2倍の18.0%で使えると考えるなら、目減りが挟まっても悪いものではありません。
とはいえ、Orico Card THE POINT等も使い、Pontaをコンスタントに仕入れたいと思います。
Pontaとスマプレにも着目を
ネット通販をよくする人なら、au PAYマーケットもいかがでしょうか。
そして、Pontaを持っているスマプレ会員なら最強です。
ポイント交換所をぜひ活用してください。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)