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当てはまったら要注意!積立投資を続けられない人に共通する3つの特徴

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当てはまったら要注意!積立投資を続けられない人に共通する3つの特徴

ニュースでも報じられている通り、証券口座の開設数は増加傾向にあります。

新NISAの影響もあってか投資に興味を持つ人が増えてきている現れといえるでしょう。

初心者に推奨されている投資が積立投資です。

「NISAやiDeCoといった非課税口座を活用し、できる範囲でコツコツ積立投資をしましょう!」

という話は誰もが聞いたことあるかと思います。

筆者としても「まずは積立投資から!」という考えには賛成です。

優良なインデックスファンドの積立をおこなうことが最も再現性高く利益を出せる方法だと考えているからです。

実際に多くの人が米国株式や全世界株式インデックスファンドの積立投資を行なっているようです。

ですが悲しいことに、始める人が増えている反面、2~3年程度で投資をやめてしまう人も多いのです。

米国株式や全世界株式の積立投資は長期で続けることさえできればとても勝率の高い投資なのになぜ多くの人が投資をやめてしまうのでしょうか。

今回は積立投資を続けられない人に共通する特徴について解説します。

ご自身に当てはまる特徴がある場合には注意が必要です。

積立投資を続けられない人に共通する3つの特徴

特徴1:情報に踊らされる

情報化社会の今、スマホ一つでさまざまな情報を得ることが可能です。

何かを勉強するのにはとても良い環境なのですが、反面、情報に踊らされる人も少なくありません。

仮定の話をしているだけにも関わらず、あたかも「必ずそうなる」と勘違いしてしまう人もいるものです。

例えば毎月積立のシミュレーションです。

情報に踊らされるな!

≪画像元:金融庁HP 資産運用シミュレーション≫

さまざまなところで目にする積立シミュレーションですが、これはあくまでも仮の話です。

毎月5万円を20年間、年率5%で運用できたら上図のように資産は拡大してきますが、現実はこれと同じ資産の動きをすることはありません

多くの人が理解されている通り、相場には値動きがあります。

値が上がることもあれば逆に下がることもあるのです。

綺麗に右肩上がりで動くのではなく、荒ぶる波のように動いて結果としてシミュレーションくらいの資産になるのではないかという想定の話です。

毎月確実に増えていくなんてことはありません

投資を始めたけれど思っていた内容と違うからやめてしまうなんてことになったらとても勿体無い話です。

これと同様、さまざまな情報に触れることは悪いことではありませんが、その情報の真意を理解するように心がけましょう。

また、情報だけでなく他人の影響を強く受けることにも注意が必要です。

インフルエンサーはもちろんのこと、SNSではさまざまな煽りがあります。

「少し前までは全く逆のことを言っていたのに!」なんてことは日常茶飯事。

周りに振り回されて良いことはありません

また、身近な存在にも注意が必要です。昔は貯金しているだけでお金が増えました。

そんな時代を経験している人からすると「投資なんて危ないことはしないで貯金しなさい!」となるのでしょう。

ですが今は時代が違います。

投資の経験がない人からの意見はほとんど参考にはならないでしょう。

例えあなたのことを思っての意見だったとしても見当違いであることがほとんどです。

自分で勉強して、自分の考えで投資をすることが長く続けるコツです。

自分の資産のことを一番に考えているのは自分自身です。

周りの意見に振り回されず自分の軸を持つように心がけましょう。

特徴2:投資への期待が大きすぎる

投資は短期で資産が増えるものではありません。

短期で儲けられるのは投資ではなく投機です。

数年で資産が数倍なんてことは通常の投資ではありえません

短期間で大きな儲けを狙うのであれば投機をするべきです。

個別株式やFX、仮想通貨取引などの投機であればうまくいけば短期間で大儲けすることも可能でしょう。

ですがリスクが非常に高く再現性がありません。

手っ取り早く稼ぎたい気持ちはわかるのですが、投資の世界においてその考えは禁物です。

積立投資は長い時間をかけてコツコツ継続するものです。

大儲けはできませんが再現性高く着実に資産を拡大していくための投資です。

期待だけが先行してはしっかりと時間をかけることができません。

何のために投資をするのか。

自身の目的に合った投資手段を選択する必要があります。

特徴3:リスク許容度を超えた投資をする

繰り返しになりますが積立投資は長期間継続して初めて大きな成果を得ることができます。

つまり長期間継続できる金額で投資をしないと途中でやめてしまうことになるかもしれません。

毎月いくらの積立をするのかをしっかり考えることも大切ですし、手元現金を確保しておくこともそれ以上に大切です。

ライフステージが移り変わる若年層ほどその先の入り用について備えておく必要があります。

早く資産を築きたい気持ちはわかりますが、無理は禁物です。

投資の大原則に「投資は余剰資金でおこなう」があります。

相場は日々動きます。

長期間続けることによって相場の動きにも慣れてきますが、始めたばかりの不慣れな時に暴落に襲われた時には注意が必要です。

毎日不安を煽るようなニュースやSNSを目にし、含み損が大きくなっていく日々。

これに耐えられるかどうかは「リスク許容度の範囲内で投資をしているか」に左右されます。

人は含み益よりも含み損の方が過敏に反応してしまうものです。

いざという時に冷静に判断するためにも今一度無理な投資金額になっていないか、十分な手元資金の準備があるかを確認しておきたいところです。

積立投資を長期間継続することは実は難しいこと

20年や30年といった長い期間投資を続けることは簡単なことではありません。

積立設定すればあとは放置しておくだけとイメージされている人も多いと思いますが、これだけの長い期間、何の邪魔にも襲われないことの方が珍しいでしょう。

ですがさまざまな邪念に打ち勝って初めて大きな利益を得ることができることもまた事実です。

続けることさえできれば再現性高く利益を得ることができるのが積立投資なのです。

これからも皆さんが市場から退場せず、積立投資を継続できることを願っております。

これからもコツコツと」共に頑張っていきましょう。(執筆者:FP技能士2級、証券外務員1種 冨岡 光)

《冨岡 光》
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執筆者:FP技能士2級、証券外務員1種 冨岡 光 冨岡 光

FP歴10年。保険、投資信託、住宅ローンを専門に扱っております。趣味は株式投資と読書、家族との時間。数々のお客様をコンサルティングさせていただいた経験を活かしながら、「皆様の疑問にわかり易くお答えする」をモットーに活動しております。 <保有資格>FP技能士2級、証券外務員1種、MDRT4年連続入賞 寄稿者にメッセージを送る

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