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要介護にならない為に「オーラルフレイル」の予防とお得な対策法

シニア 介護
要介護にならない為に「オーラルフレイル」の予防とお得な対策法

加齢により心身が衰え、要介護になる前の状態であるフレイルについては、近年よく予防などが啓蒙されている為、知っている方は多いのではないでしょうか。

一人暮らしや一人の時間が多くなる高齢者の場合、他者との交流が少なくなることで口の機能も衰えやすくなります。

今回は、フレイルの始まりであるオーラルフレイルやその予防法などについて紹介していきます。

要介護にならない為に

まずは無料でできるオーラルフレイルのセルフチェックから

オーラルフレイルとは、口腔機能の虚弱のことを表します。

口の機能低下や食べる機能の障害だけではなく、心身機能の低下にまでつながっていく考え方です。

噛む機能が低下することにより、今まで食べられていたものが食べられなくなり、やわらかい物を食べるようになります。

さらに、噛む機能が低下していくことがあり、口腔機能の低下や心身機能の低下につながります

このように、オーラルフレイルの負のサイクルができあがってしまう可能性もあります。

最近、むせたり、堅いものが食べにくくなった気がするという方は、日本歯科医師会HP上にあるオーラルフレイルのセルフチェック表で、見てみましょう。

セルフチェック表で確認してみましょう

≪画像元:日本歯科医師会(pdf)≫

食べることは、生きることにつながります。

また、食べる楽しみが失われることは、精神的に弱っていく原因になります。

高齢でも元気によく食べている方は、身体に不自由なところがあっても精神的に元気で長生きしていると感じられたことはないでしょうか。

人生100年時代と言われる現代、元気で、食べたい物を食べたい食形態で食べて、長生きできる方が良いです。

オーラルフレイルの対策や予防のトレーニングは、自分で行うことができます

自宅でのセルフケアで、特別な道具を使うことなく、オーラルフレイルの対策や予防ができれば、かなりお得感があります。

トレーニングと言っても特別な道具を使うことなく、簡単にできます

自宅でできるセルフケア

オーラルフレイルの対策や予防として、まず自分でできることは、自宅での口腔機能のトレーニングです。

トレーニングと言っても特別な道具を使うことなく、簡単にできます。

舌の体操や1度は聞いたことのあるパタカラ体操などがあります。

こういったトレーニングは、毎日コツコツと続けていくことが大切です。

歯磨きの時や入浴時のついでに行うなど、いつ行うのが続けていきやすいのか、どうやったら習慣づけていきやすいのかを考えて、毎日行っていきましょう。

しかし、自宅でのセルフトレーニングは、1人で行うため、ついついさぼりがちになり、なかなか続けていきにくい面もあります。

トレーニングのモチベーションを保つ方法として、パタカラ体操や唇や舌の動きのチェックができ、トレーニング結果や効果を目で見て実感できるスマートフォンのアプリの活用がおすすめです。

サンスターのスマートフォンアプリ「毎日パタカラ」

サンスターのスマートフォンアプリ「毎日パタカラ」は、無料でトレーニングの履歴やパタカのセルフチェックの結果を見ることができます。

自分がどの発音が苦手なのかを把握できたり、セルフチェックにより、トレーニング結果が出ているのを実感できると、面白くなり、続けていきやすくなります。

無料でできる口腔機能のトレーニングを続けていき、オーラルフレイルの予防や対策を行っていきましょう。

アプリ「毎日パタカラ」

≪画像元:Club Sunstar

スマ―トフォンをお持ちでない高齢者の場合には、家族が一緒に行うことでコミュニケーションの時間にもなります。

高齢者にとってはその時間も楽しみの1つになります。

楽しいと思えたらスマホデビューにもつながるかもしれません。

地域の介護予防教室として口腔機能のトレーニングなどに参加しよう

65歳以上の高齢者の方が誰でも参加できる介護予防・日常生活支援総合事業として、地域のコミュニティセンター等で、口腔機能のトレーニングや栄養の講演会が行われています。

介護予防・日常生活支援総合事業ですので、無料で行われていることが多いです。

目黒区の例 お口と食の健康教室

・ 歯科医師や歯科衛生士などから、口の体操や栄養摂取のポイント等を学ぶ

・ 参加費無料

・ 対象者は区内在住の65歳以上の人

参照:目黒区 お口と食の健康教室

オーラルフレイルのことが気になるけれど、何から行ってよいか分からない等、どうやって行っていくかを悩んでいる方におすすめです。

また、セルフトレーニングを行っているけれど、気になることがある方などには、口腔機能などの無料講演会への参加が一押しです。

セルフケアをしつつ、定期的に歯科医院へ

オーラルフレイルの始まりを「年を取ったら誰でもなる口に関するささいな衰え」ととらえてしまうと、要介護状態の前であるフレイルや要介護状態に進んでしまう可能性があります。

口腔機能や口の中の状態について気になる点があればセルフケアをしつつ、定期的に通っている歯科医院があれば相談をしましょう。

口腔機能を保つ為には、口腔内を清潔にすることも重要です。

歯科医院での定期な検診や清掃をおすすめします

口腔内の検診は、後期高齢者医療制度の健康診査で、無料で歯や口腔機能の低下のチェックができる場合があります。

好きな物をおいしく食べ、元気に過ごす為にも、お得な方法でできるオーラルフレイルの予防や対策をしていきましょう。

《佐々木 政子》
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佐々木 政子

執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子 佐々木 政子

ケアマネージャーを7年経験して、現在は現役で老人ホームの施設長を務める介護のプロです。女性ならではの目線も入れながら、介護に悩み困り不安を持つ皆さまにお役立ち情報を提供していきたいと思います。我が家の親も要介護者です。同じ目線で不安と戦っていきましょう! 寄稿者にメッセージを送る

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