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2024年10月の食品値上げ、年内最大の2911品目

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2024年10月の食品値上げ、年内最大の2911品目
  • 2024年10月の食品値上げ、年内最大の2911品目
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帝国データバンクは、2024年10月以降の食品の値上げ動向と展望について分析を行いました。その結果、10月の食品値上げは2911品目に達し、4月の2897品目を上回る年内最大の値上げラッシュとなりました。

10月の値上げ品目の中で最も多かったのは「酒類・飲料」で、1362品目に上りました。

これは10月全体の46.8%を占め、1年ぶりに1千品目を超えました。また、「菓子」分野では237品目が値上げされ、その半数以上がチョコレート関連製品でした。これは、猛暑や干ばつによるカカオ豆の不作が影響しています。

2024年通年の値上げ品目数は、12月までの累計で1万2401品目となり、前年の3万2396品目に比べて4割程度の水準にとどまる見込みです。年間の平均値上げ率は17%で、特にパック米飯製品の値上げが予定されています。

値上げの主な要因としては、「原材料高」が92.7%と最も多く、次いで「物流費」が68.6%を占めました。特に10月は物流費の影響が大きく、全体の7割を占めました。また、「円安」や「人件費」も値上げの要因として挙げられ、それぞれ28.4%、26.7%を占めました。

今後の見通しとしては、11月以降は値上げの勢いが沈静化すると予想されています。

特に、コメ不足によるパック米飯の値上げが一時的に見られるものの、全体としては落ち着いた推移が見込まれます。消費者の「値上げ疲れ」による購買行動の変化もあり、値上げの勢いは後退する見込みです。

《編集部》
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執筆者: 編集部 編集部

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