システムリサーチが運営する「創作品モールあるる」(以下、あるるモール)は、「ご褒美消費」に関する意識調査を実施し、物価高の影響が少額のプチ贅沢にも及んでいる実態を公表しました。
【調査概要】
対象: 20歳~59歳の男女
期間: 2025年12月2日(火)
機関: クラウドソーシングサイト
方法:各質問項目の回答割合を算出
有効回答数: 249名
プチ贅沢も選別される消費行動
高額な買い物が調整されやすいのは従来からですが、今回の調査では500~2,000円程度の「プチ贅沢」を控える生活者が4割近く存在しました。


生活費の継続的な上昇により「少額でも積み重なれば家計の負担になる」という認識が強まり、購入前に「本当に買うべき理由があるか」を厳密に見極める慎重消費が広がっています。
ご褒美の役割はメンタルヘルスへ
物価高での我慢が増える一方で、ご褒美を増やす層も一定数確認されました。この層は日常のストレスや疲労の高まりを背景に、「心を緩める時間」や「瞬間的な満足感」を求めて購入しており、ご褒美は単なる娯楽からメンタルヘルスのための身近な手段へと役割が変化しつつあります。「心の支えとしてのご褒美」は、経済状況に左右されながらも一部の層にとって欠かせない存在になっています。

最多はスイーツ、短時間で満足感
ご褒美カテゴリではスイーツが最も高い支持を集めました。短時間で幸福感が得られ、ストレス解消や気分転換との相性が良い点が選好に反映されたとみられます。

生活者は価格の絶対値よりも「心が満たされるかどうか」を価値基準に選択しており、プチ贅沢の選び方は目的志向へと変化しています。今回の結果は、物価高の影響が高額消費にとどまらず“ちょっとしたご褒美”にも及ぶことを示していると言えます。
調査データの出典は、記事下の関連リンク欄及び画像ページ内にて記載しています。






