本記事は、ウェルスナビチャンネルの動画「資産運用をやめたくなる3つの場面」の内容をもとに作成しています。

食料品や電気料金など生活に身近なモノやサービスの値上げが続いています。
一方で、株価の上昇も目立っており、その恩恵を受けて資産を大きく育てている方もいるのではないでしょうか。
今回は相場が上昇する場面において、資産運用をどのように考えていけばよいのか、解説します。
資産運用を続けていき、リターンが大きくなってくると、利益確定の売却を考える方もいるかもしれません。
ウェルスナビでは、利益確定は「短期売買」の手法であり、「長期・積立・分散」の資産運用では必要ないと考えています。
利益確定には、以下のようなデメリットがあります。

【1.値上がり益を取り逃がす可能性がある】
「長期・積立・分散」の資産運用は、世界中の株式や債券などに幅広く分散投資をします。
実質的に世界経済全体に投資をしていると言えます。世界経済の中長期的な成長がリターンの源泉になります。

利益確定をして資産運用を中断すると、その期間は世界経済の成長からリターンを得る機会を逃すことになります。
もちろん、短期的には相場が下落することもありますが、淡々と資産運用を続けていれば得られたはずの値上がり益を取り逃がす可能性がある、という点は頭に入れておきたいところです。
【2.再投資のタイミングが難しい】
利益確定をした後、いずれ資産運用を再開するのであれば、再投資のタイミングも悩ましい問題です。
投資のプロであっても、値動きの予測を間違えることは多くあります。
売却後に予測に反して値上がりした場合、心理的にも運用を再開することが難しい、と感じた方もいるのではないでしょうか。
【3.通常の口座では利益に税金がかかる】
NISA口座ではなく、通常の口座(特定口座または一般口座)から資産を売却する際は、利益に対し約20%の税金がかかる点にも注意が必要です。
いずれ資産運用を再開するのであれば、税金の分だけ運用元本が減ってしまい、売却しなかった場合よりも非効率な運用になってしまいかねないからです。
【必要なときに、使う分だけ売却する】
では、売却するとしたら、いつがよいのか。それは、相場の動きとは関係なく、資産を使うとき、資金が必要なときです。
多くの方にとって、資産運用を行う目的は、お金を増やすことそのものではなく、豊かな人生を送ることにあるはずです。
そのため、ゆとりある老後のための生活資金にする、やりたいことを実現するための資金にする、といった理由で売却するのは自然なことです。
一方で、それ以外の理由で売却すると、先ほどご案内したように資産を増やす機会を逃すことになってしまう可能性があります。
ご自身が望んだ人生を送るために、この先もお金を使うときが来るまでは 淡々と資産運用を続けていくことをおすすめします。

