要介護認定が必要だと思い立ったら、「市区町村の窓口へ行けば良い。」と言われますが、実際には何をすればいいかわからないのが普通ですよね。そのような方に、実際に何をすれば良いのかについて、今回の記事でお伝えしていきたいと思います。

要介護認定申請の流れ、ステップは5つ

1. 市区町村の窓口へ行く

認定申請を申し込むには、介護を必要といている人が住んでいる市区町村の窓口や、地域包括支援センターなどに行きます。この時、ご本人が出向けなくても、ご家族の方でも大丈夫です。民選委員の方が代理となる場合もあります。

2. 訪問調査

市区町村の職員が自宅、または施設などに訪問します。ご本人、ご家族から心身の状態や生活環境などを聞き取り、調査票に記入して帰ります。もしもかかりつけの医師がいるような場合には、市区町村がかかりつけの医師に「主治医の意見書」を直接依頼してくれるので、ここでは市町村の職員に任せておけばOKです。

かかりつけ医がいない場合は、市区町村が指定している医師の診察を受けます。費用はかかりませんので安心です。

3. 第一次判定

調査票と主治医意見書が揃ったら第一判定にかけます。これはコンピューターによる判定となっています。

4. 第二次判定

第一次判定の結果と主治医意見書に基づき、介護認定審査会で専門の人たちの話し合いにより要介護度の判定を行います。

5. 認定と通知

介護認定審査会の判定を受けたら、市区町村が要介護度の認定を行い本人へ通知します。

申請から認定通知まで通常なら1か月程かかります。皆さんがご心配されているように、病気、怪我などにより介護は突然やってくることがあります。

突然の要介護状態でも対策はあります

介護認定が決定されるまで待てない場合には、認定結果を待たずにサービスを受けることができる「みなしサービス」という対応があることを覚えておくと安心です。

「みなしサービス」のお金の注意点


介護認定を受けたら、担当のケアマネージャーを決めてケアプランを作成してもらいます。ケアプランができて初めて介護サービスを利用できます。「みなしサービス」の場合は、暫定でケアプランを作成し介護サービスを開始します。

この場合、一時的に介護サービスの費用を全額支払わなければなりません。しかし、介護認定が決定し、支給限度額内であれば、その費用の9割、8割は戻ってきます

一時的にでも、全額自己負担となると費用的負担は大きいですね。介護保険ではこのとおり決められていますが、実際は「みなしサービス」利用している間に認定の決定通知が届くことが多いのです。その場合は、始めから、通常の1割、2割負担の支払いで良いことになります。

介護保険のことは、「良くわからない」という方の方が圧倒的に多いです。実際に介護サービスを利用するのは高齢者なのですから、介護の窓口、ケアマネージャー、市区町村からの訪問調査員などは分かりやすく説明してくれます。何でも相談してみましょう。(執筆者:佐々木 政子)