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危篤から臨終までに準備しておくべき「お金」 危篤から必要となる手続きの流れも解説

シニア 葬儀
危篤から臨終までに準備しておくべき「お金」 危篤から必要となる手続きの流れも解説

家族が危篤になるととてもつらいものですが、心を強く持ち親族などへの連絡や現金の準備をしましょう。

とは言え、初めての方は、何かとわからないことも多いと思います。

そこで今回は、危篤から必要となる手続きの流れを踏まえて、準備しておくべきお金について紹介していきます。

危篤 臨終 

危篤から必要となる手続きの流れ

1. 親族や親しい人に危篤を知らせる

2. 死亡をすぐ知らせるべき人に知らせる

3. 死亡診断書(死体検案書)を医師から受け取る

4. 死亡届に届出人等が記入・押印

5. 火葬許可申請書に届出人等が記入・押印

6. 死亡届と火葬許可申請書を市区町村役場に提出する

7. 火葬許可証を市区町村役場から受け取る

8. 火葬許可証を火葬場に提出

9. 火葬後に埋葬許可証を受け取る

10. 埋葬許可証を墓地に提出

危篤はどんな人に知らせればいい?

危篤を知らせるのは血縁の濃い親族の「3親等」が目安です

3親等とは、別居している両親、子、兄弟姉妹、祖父母、孫、配偶者の両親や兄弟姉妹などです。

もちろん、これはあくまでも目安ですので、親しさや故人の家族が知らせたい人を最優先します

反対に、たとえ親戚でも普段交流がなければ連絡しない場合もあります。

連絡はどんなことを伝えるの?

まずは前置きとして「深夜(早朝)に失礼します」というあいさつを入れて、危篤状態の人と自分の関係と名前を名乗り、最後になるかもしれないので一目会っていただきたい旨を伝えます。

例えば、「〇〇の長男の〇〇でございます。〇〇が危篤になりました。一目会っていただけないでしょうか?」と聞きます。

そして行くと言われたら以下を告げます。

・ 病院名や部屋番号、あるいは個人宅など駆けつけてほしい場所と連絡先

・ 現在の病状

・ いつ頃来てほしいのか

危篤になったら準備しておくべきお金と相場

臨終後は、いろいろとお金が必要になります。

たとえば、病院への支払いや安置場所への移動にかかわる交通費、遺体運搬費や運転手への心づけ(お礼)、駆けつけてくれた人への飲食代、葬儀社への支払い、僧侶へのお布施などがあります。

・ 病院への支払い … 入院期間などによる

・ 交通費 … 距離や移動時間などによる

・ 遺体運搬費や運転手への心づけ … 距離や時間帯などによる

・ 駆けつけた人への飲食代など … 1人あたり3,000円が相場

・ 葬儀費用を葬儀社への支払い … 葬儀費用は全国平均190万円(※日本消費者協会2014年調査)

・ 僧侶へのお布施 … 50万円前後が相場

・ 葬儀関係者への心づけ … 1人あたり3,000円~1万円が相場

危篤 臨終

相続を当てにしているときは注意が必要

銀行や郵便局は名義人が死亡したことがわかると、預金を引き出せないように凍結してしまいますし、解約もできないようになります

もちろん、金融機関の指定する書類をすべてそろえれば、葬儀費用の範囲内で即時払い戻しに対応してくれることもあります

しかし、「相続人が複数いる場合は、口座からの払い戻しに相続人全員の合意が必要になります」ので注意が必要です。

臨終後はいろいろと現金が必要になりますが、危篤後必要になる費用は相続を当てにできません

いざというときのためにも、事前に葬儀費用やその他諸々の費用を用意しておくことが大切です。(執筆者:冨田 健二)




《冨田 健二》
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冨田 健二

フリーライターとして働く主夫です。葬儀、車、不動産、法律、税金関係など、幅広いジャンルで記事の執筆を行っています。現在は専業ライターとしての仕事と子どもの育児を両立しながら日々奮闘しています。そんな中でもずっと変えないポリシーは、「子育て費と家族旅行費は惜しまない」ことです。無理なく楽しみながら貯金をする!をモットーに、ムダを省いて工夫して節約するおもしろさを日々追及しています。 寄稿者にメッセージを送る

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