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在宅介護でも「介護サービス」を併用すると、介護者の負担軽減や節約につながります。

シニア 介護
在宅介護でも「介護サービス」を併用すると、介護者の負担軽減や節約につながります。

身内が介護を必要となる日

自宅で介護を必要になったら

いざ自分の身内が介護を必要とする状態になった時、

「少しでも介護の費用を抑えたい」

という気持ちが起きてしまうかもしれません。

実際に入所施設では全ての介護をフォローしてもらえる分、毎月多くのお金が必要です。

もちろん自宅で自分が介護するのであれば、介護費用はかかりませんが、身体にかかる負担は大きいですよね。

今回は在宅介護での介護サービスの併用についてお伝えしていきます。

自宅で介護する際に知っておきたいこと

在宅で介護をするということは、その分必要な環境を整えておく必要があります。

本人の状態にもよりますが、必要に応じて住宅改修をおこなったり、介護ベッドなどをレンタルすることなど、少しでも自分の負担を減らすようにしておくことが大切です。

そして、本人にも快適に過ごしてもらえるように、段差の解消や本人の生活範囲(お風呂やトイレの確認)も忘れないようにしましょう。

在宅介護でも受けられる主な介護サービス

在宅で生活していても、さまざまな福祉サービスを受けられます

主に、デイサービスやショートステイを併用することにより、自分にかかる負担の軽減が期待できます。

もちろん、自分で介護できる所はしっかりと介護することにより、デイサービスやホームヘルプサービスの利用回数を減らすことにもつながります

まとまった時間が必要な時はデイサービスを使おう

デイサービスを利用する

在宅介護といっても、24時間本人のそばでじっとしているわけにもいきませんよね。

時には用事のために外出したり、休息をとりたいこともあるでしょう。

その時には、デイサービスを利用すると約半日ほど時間を確保できます

朝に本人をデイサービスに送り出し、夕方に出迎えるといったイメージですね。

空いた時間は自由に用事を済ますことができます。

デイサービスは週に1回ほどから開始できるので、状況に応じて必要な日数をケアマネージャーと相談しましょう。

数日の時間が必要な時はショートステイを使おう

日頃からデイサービスで半日ほどの合間に用事を済ましていても、冠婚葬祭などでどうしても1日以上家を空けることが必要な時があるかもしれません。

その時には、ショートステイの利用がおすすめです。

まとまった日にちの空き時間を確保できます。

本人に施設で数日間過ごしてもらい、その間に用事を済ますことができます。

ショートステイは早目の対策が肝心

実際には身内の不幸などの出来事は予測ができないため、緊急的にショートステイを利用するケースも多いです。

担当のケアマネージャーに利用したい予定などがある場合には事情を説明しておくと利用がしやすくなります。

連絡を受けてからショートステイの空きを探すのも大変な労力ですので、必要になった時にはすぐに相談することを意識しておきましょう

介護保険適応のショートステイが見つからない場合でも、自費でショートステイを受け入れている施設もありますが、介護費用が高いです。

ショートステイに関わらずですが、早め早めの対策が介護費用を安く済ませるコツです。

通院や受診に活躍する介護タクシーも活用しよう

在宅で介護していると、往診以外にも緊急的に受診や通院が必要となることがあります。

デイサービスの送迎では受診などは頼めないため、訪問介護の介護タクシーを利用します

事前に予約しておくと、自宅まで介護タクシーが迎えにきてくれます。

介護タクシーも数に限りがあるので、予定が決まった時点で予約することをおすすめしています。

必要に応じてケアマネージャーに相談しておきましょう。

介護タクシーを活用する

介護を「負担」にしない環境

在宅で介護をすることは

・ 精神的
・ 身体的
・ 経済的

に計り知れないほどの負担がかかります。

介護している側がダウンしてしまっては元も子もありませんよね。

必要に応じて在宅でも使える介護サービスを知っておくことは、介護者の負担軽減にも効果がありますし、介護に必要な費用を節約することにもつながります

在宅介護の場合には、介護される側と合わせて、介護者も快適に生活し続けてこその「節約」だという意識を持つことが大切です。

介護従事者は

「介護の悩みを抱え込まないでほしい」

という思いを持っていますので、ちょっとの困ったでも身近な介護従事者に相談してみてください。(執筆者:佐々木 政子)

《佐々木 政子》
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佐々木 政子

執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子 佐々木 政子

ケアマネージャーを7年経験して、現在は現役で老人ホームの施設長を務める介護のプロです。女性ならではの目線も入れながら、介護に悩み困り不安を持つ皆さまにお役立ち情報を提供していきたいと思います。我が家の親も要介護者です。同じ目線で不安と戦っていきましょう! 寄稿者にメッセージを送る

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