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「貧困老人」にならないために、今日から始めたい5つのこと 独身者や上流家庭ほど注意が必要です。

シニア 退職金
「貧困老人」にならないために、今日から始めたい5つのこと 独身者や上流家庭ほど注意が必要です。

かつての高度経済成長期を終えて少子化の進んだ日本では、年金受給額は年々減り続け「貧困老人」、「下流老人」という言葉まで叫ばれるようになりました。

就職氷河期を経験した団塊ジュニア世代が引退する頃には、更に貧困者が溢れかえり、深刻な社会問題化すると言われています。

「貧困老人」にならないために

「そんな事は我が家には関係ない」と思う方も多いかもしれませんが、悠々自適な独身生活を送る人や暮らしに余裕のある上流家庭でさえも、きちんと意識していなければ、老後貧乏に陥るリスクは大いにあるのです。

今回は老後に安心して暮らすために、今から意識しておくべき5つの事を紹介します。



1. 収入源をいくつか持ち、貯金のペースを上げる

収入源をいくつか持ち、貯金のペースを上げる

老後に備えるために最も基本的な事は、働けるうちにできる限り多くの蓄えを作っておく事です。

今は別に生活に困っていないからといってのんびり構えていると、いざ働けなくなった時に「体力のある若いうちにもっと頑張っておけばよかった…」と後悔する事になります。

貯蓄を増やすには、収入を上げることと支出を抑えることが必要になりますが、特に効果的なのが収入源を複数持つことです。

それも若いうちにしかできないことではなく、本職を定年退職した後にも続けられるような副業を始めておくことが重要です。

年金受給額の減額のみならず、受給開始年齢の引き上げも十分にあり得る時代なので、自分で思っていたようには年金がもらえない可能性は大いにあります。

そうなったら、その時に仕事を探せばいいやと思われるかもしれませんが、国の政策で年金の制度が変われば、同年代の人達が一斉に求職活動を始める事になるので、自分だけがすぐに仕事にありつけるとは到底思えません。

本職の収入がゼロの期間があっても困らないように、少しでも稼げる副業を始めておきたいところです。

2. 健康維持に気をつける

健康維持に気をつける

老後貧乏に陥る最大のリスクは身体の衰えです。

若い時には一時的に貧困に陥ったとしても頑張って働く事で挽回できますが、老後に貧困になると二度とそこから這い上がる事ができません。

働けなくなるだけではなく医療費がかさみ、頑張って用意した貯蓄もすぐに底をついてしまうのです。

「長生きしたくないし、今が楽しければいい」などといって、健康に気を使ってこなかった人ほど、生活習慣病に悩まされて、辛く貧しい生活を続けなければならない状況に至ります。

身体が健康であれば、貯めてきたお金で遊んだり、必要な時には働いたり、如何様にも自分の人生を謳歌する事ができます。

「老後が何となく不安だなあ…」と思ったら、まずは少し運動をしてみてください。

健康推進で老後貧乏になるリスクを抑えられるだけでなく、運動自体が不安解消の効果をもたらしてくれます。

3. 死亡時、介護時のリスクを把握

死亡時、介護時のリスクを把握

自由気ままな独身者や収入に余裕のある上流家庭は、このまま何もなければ老後も楽しく過ごす事ができるでしょう。

しかし、このまま何も起こらない保証などどこにもありません。

親または配偶者が要介護になった時、世帯主が死亡した時、どれくらいお金がかかって、今の貯金が何年間持つのか、きちんと把握できている人は何人いるでしょうか。

介護の恐ろしい所は終わりが分からない事にあります。

「蓄えがあるから暫く大丈夫だ」と思っていても、介護が長引くにつれ貯蓄は減り、職を失い、なす術なく貧困へ転落するケースもよくある事なのです。

介護はどの家庭にも起こりうる事だと知っていながら、事前に用意できている人は少ないものです。

人生100年時代に併せて、今では認知症保険や介護保険などリスクヘッジのための様々な制度ができてきています。

自分の家庭にどんなリスクがあり、いざその時にどんな行動をすれば良いのか、今のうちに考えておく事が大切です。

4. 生活水準をむやみに上げない

生活水準をむやみに上げない

自分の収入を好きに使っている独身者や、収入に余裕がある世帯では、老後や介護などの緊急時になっても生活水準を下げられないために生活が苦しくなる事もあります。


収入がなくなってからも同じような消費を続けていれば、すぐに貯蓄を使い果たしてしまう事は目に見えています。

一度上げてしまった生活水準を下げる事は難しいので、今は余裕があると思っても安易に生活水準を上げずに慎ましく暮らす事を意識をすると、リスクを最低限に抑える事ができます。

引退後に「貯蓄が十分にあって、もうほとんど心配がない」という状態になって始めて贅沢をしてみると、それまで慎ましく暮らしてきた分、その生活は格別に嬉しいものになるでしょう。

5. 老後でもできる事にはお金をかけない

老後でもできる事にはお金をかけない

美味しいものや趣味にお金をかける傾向にある人は、

その消費活動が老後でもできるものかどうか、考える癖をつける事をお勧め

します。


グルメ、旅行、釣り、お酒といった老後でも十分楽しめる事は後にとっておいて、若いうちは今しかできない事を楽しむように意識すると、支出を抑えながら老後の楽しみもできて人生にハリが出ます。

必要以上に我慢する必要はありませんが、何か大きな消費をする時は

本当に今しかできない事なのか? 今使うべきお金なのか?

自分に問う癖をつけると後悔が減ることは間違いありません。

まとめ

今この時を楽しむ事は、生きる上でとても大切な事ですが、

若いうちに十分な備えを作れずに、晩年苦しい生活を強いられる人が増えている

という事もまた見逃せない事実です。


老後貧乏に転落すると、若い頃と異なり努力で這い上がる事が非常に難しくなります。

未来の老いた自分を幸せにできるのは今の自分だけなのです。

今回ご紹介した事のうち1つでも実践してみれば、未来の自分や大切な家族を救う事ができるかもしれません。(執筆者:島村 妃奈)




《島村 妃奈》
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島村 妃奈

20代で1000万円を貯めた経験を元に、実用的なマネー術をご紹介します。現在は秘書として働く傍ら、フリーライターとしても活動中。趣味は貯金と投資で、現在は子供の教育資金捻出のために日々奮闘しています。 【保有資格】FP技能検定2級、AFP 寄稿者にメッセージを送る

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