要介護認定を受けている方が、リハビリになどを頑張ってご自分でできることが増えてくると、要介護度が軽くなり、要支援1、2の段位に変わることもあります。
元気になられたことはご本人にとってもご家族にとってもうれしいことですが、
という心配もこみあげてきます。
要支援認定を受けている人でも、利用できる介護保険サービスの通所施設があります。
目次
要支援1、2の方が利用できる通所施設
介護保険で利用できる通所施設には、
・ 通所リハビリ施設(デイケアサービス)
があります。
通所して利用できる施設には、1日を通して利用できるところと、半日利用できるところがあります。
1日利用と、半日利用の違い
1日利用できる施設は、朝、送迎にて施設に到着し、そこで日常生活の支援を受けます。
入浴であったり昼食であったり、楽しく1日を過ごし、送迎が最後の方などは帰宅は16時頃になることが多いです。
半日利用できる施設は、朝、または午後から送迎にて施設に到着、そこで入浴や機能訓練、レクリエーションなど日常生活の支援を受けます。
時間が短いので、デイルームに着いたと思ったら目まぐるしくメニューをこなし送迎にて帰宅します。
通所リハビリ
通所リハビリはデイケアとも呼ばれています。
日常生活支援を受ける目的もありますがここでは、理学療法士や作業療法士、言語療法士など専門職がそろっているため、主にリハビリを目的に利用することが多いです。
施設によりますが、1日利用型のところであれば入浴や昼食サービスも利用できます。
通所リハビリの料金設定はひと月一定料金
通所リハビリは、ひと月の利用料金が決まっています。
そのため、月に1度でも利用すれば、1回利用しても、5回利用しても、1月にかかる料金は同じです。
風邪をひいて休むことがあっても、月額であるため、決まった料金が毎月支払わなければならない仕組みになっています。
通所リハビリ施設を利用する場合には、できるだけ休まないようにするのが一番料金にみあった支援を受けられます。
1回のみの利用で月額料金払うとなれば、高額な料金が1回の料金となってしまいます。
リハビリマネジメント加算など、月に1度支払わなければならないと決まっている料金もあります。
その為、月1回の利用は、1回の料金に換算すると高くなるので頑張って利用するようにしましょう。
元気だったら、休まず通う
介護保険の通所施設の利用をする場合は、体調が悪い場合にはしかたないですが、特に問題がない時には、休まずに利用することが、身体状況の安定を保つためにもなるのでおすすめしています。
身の回りのことはできるけれどお体に不安がある場合には、要介護度が軽くなっても、通所リハビリを利用できます。
通所リハビリも安い金額ではありませんので、もしもの時や必要な時に利用できる通所介護サービスとして知っておくと安心です。
今までのように通所介護(デイサービス)を利用したいという方には、総合事業対象者としてデイサービスを利用できる方法もあります。
ではないことを少しずつご理解いただければ、うれしく思います。
要介護度が軽くなると介護サービスの利用料金も安くなっていきます。(執筆者:佐々木 政子)